11月8日(土)の午前9時半から午後4時40分まで、岩手県立盛岡第一高等学校で、盛岡第一、盛岡第三、水沢の3校の高校1、2年生合わせて119名を対象に出張セミナーを行いました。
一年生企画では、高校生が「主体的に進路を選択できるようになる」ことと高校生に「東大を選択肢の一つに入れてもらう」というコンセプトのもと、大学生と高校生が交流しました。
オープニングでは、地方の高校生は、都会の高校生に比べて塾や予備校が少ない、進路の情報が少ない、ライバルが少ない、などといった、圧倒的に不利な環境で戦わなければいけないことを伝えて、その現状を打開するためにはどうすればよいのか考えてもらったのちに、東大についての基礎知識の紹介を行いました。
次に、4人の東大生が「自分の進路選択」についてプレゼンテーションを行いました。大学生が進路選択のきっかけやプロセスを話すことで、高校生が、自分の進路選択のイメージを膨らませてもらうことを目指しました。「具体的な進路選択について話してくれたのが良かった」という意見が高校生からたくさんもらえるなど、好評でした。
その後、高校生を10人程度のグループに分けて、各班の大学生主導でワークショップを行いました。このワークショップでは高校生に職業から学問を考えていくという作業を通して、なぜ自分の進路について高校一年生の今、考えなければならないのかということを考えてもらいました。最初、高校生は緊張した様子でしたが、次第に打ち解けてきて、最終的に、積極的に意見を出す高校生もたくさんいました。高校生からは進路と学問や職業の関わりを知ることができたという意見や、きちんと将来について調べたいという意見をいただきました。ぜひ、ワークショップの時に配った「大学・学部調べ方」シートを使って、自分の進路について主体的に調べてほしいと思います。
次に文理や学年、出身の異なる東大生4人によりパネルディスカッションを行いました。ここでは「たくさんある大学からなぜ東大を選んだか」、「東大に入って初めて気づいた東大の魅力って?」「高校時代の体験談」などのテーマに沿って東大生が自分の経験を話しました。パネルディスカッションを通して、東大生も、特別な人ではなく、企画に来てくれた高校生の皆さんと変わらないような高校生だったということ、そして、東大は手の届かない大学ではないことを高校生に伝えることができたのではないでしょうか。事前アンケートなどの結果も踏まえられたので、高校生のニーズに合ったパネルディスカッションになったのではと思います。実際に東大に魅力を感じた、目指したいと思ったという意見も多く寄せられました。
その後、お昼を挟んで、個別相談会を行いました。高校生が日々の疑問や悩みを大学生にたくさんぶつけてくれたため、大学生も自分たちの体験談をたくさん話すことができました。東大生が高校時代に使っていたノート、受けた模試などを展示するノート展示も同時に行い、勉強法がとても参考になったという意見をたくさんいただきました。
2年生企画では、ノート展示および個別相談会を行い、東京での一人暮らしにかかる費用やバイトについて、勉強法や、生活リズムについてなど多様な質問をもらいました。大学生の回答が今後の支えになれば幸いです。
全体を通して、高校生が大学生の話のメモを一生懸命取ってい たり、ノートや模試を食い入るように眺めていたりと、真剣さが高校生からひしひしと伝わってくる企画となりました。
今回の企画をきっかけに、「東大って面白そう」とか、「東大に挑戦してみよう」とか思ってくれる高校生が一人でも増えることを願っています。
10月9日の9時30分から13時まで、駒場キャンパスで島根県立益田高校の2年生24名を対象に東大ツアーを行いました。キャンパス見学会では駒場Ⅰキャンパス裏門を出発し、完成したばかりの21KOMCEEや図書館、1号館などを巡りました。高校生のみなさんは歴史ある建物と近代的な建物のギャップに驚きつつ、写真を撮ったり質問をしたりしながら興味深そうに見学してくれました。その後は銀杏並木を抜けて駒場Ⅱキャンパスへ移動し、生協でのお土産購入では東京大学の文字が入ったノートやシャープペンシルを購入する姿が多く見られました。
次に講堂へ移動し、メンバー3人がプレゼンテーションを行いました。先生方のご要望に沿って、高校生の進路選択の手がかりとなるよう「なぜ今の進路・学部を選んだか」「どんなことを学んでいるのか」「そこでの学びが将来にどうつながるか」をテーマに選びました。メモを取りながら真剣に聞き入っている姿はとても頼もしく感じられました。
8月25日の11時から15時まで、本郷キャンパスで愛知県立豊田西高校の1,2年生31名を対象に東大ツアーを行いました。赤門に集合して赤門通りから図書館へ、そして安田講堂前へと移動しながら実際のキャンパスを見学してもらいました。工事の音が大きかったのは仕方のないことですが、それでも歩きながらの会話ははずんだので楽しんでもらえたと思います。中央食堂での昼食後は生協で東大関連商品などのお土産を購入してもらい、高校生たちはそれぞれ友人・家族・自分自身へのお土産をたくさん買っている様子でした。
その後は室内に移動し、3人のメンバーがプレゼンを行いました。高校生への事前アンケートをもとにして、「自分の高校時代」「大学で何をしているか」というテーマに絞ったプレゼンでした。ふだん自分の学校にいるだけでは知ることのできない、多様な他の高校生像や東大生像に触れてもらえました。
プレゼンが終わると、勉強・高校生活・大学生活など多岐にわたる様々な疑問をFairWindメンバーに自由に質問できる「個別相談会」を行いました。「高校一年生の間に、勉強に関してやっておかないといけないこととはなんですか?」などの、メンバー自身もぶつかっていた悩みも多数見受けられました。メンバーなりの回答がそれを解消する一助となれるよう努めました。
そのあと、ワークショップとして、大学1年生の1週間づくりを体験してもらいました。まず東大生の住む物件の例の中から、通学時間や広さなどを考慮しつつ自分が住みたいものを一つ選びました。そのあと、実際の東大生の時間割表をもとに、サークルや部活動、アルバイトを決め、さらに学習の時間や家事のための時間、起床時間や通学時間などを書き入れ、自分なりの1週間の過ごし方を考えてもらいました。終わりにグループ内で各自の1週間の予定表を見せ合う時間を設けました。実際に1週間づくりをすることで、大学生活の具体的なイメージがわき、また一人暮らしに対する不安が少しでも解消されたのではないでしょうか。
また、少人数で東大生と高校生が語り合う個別相談会では「東大の良さとは?」「受験に向けて1年生の今から始めておいた方が良いことは?」など、未来を見据えた質問が多く飛び交いました。勉強法などを知ることも大切ですが、このように先を見据えた視点で物事を考えている姿を見て、非常に頼もしく感じました。
中央食堂で昼食を取った後は文学部の小林正人先生による模擬授業を受講しました。言語学についての講義で、学校で英語を学んでいる高校生の皆さんにとっては身近かつ新鮮な話題だったのではないでしょうか。ツアーの終盤には、FairWindメンバーに勉強や進路の悩み、あるいは大学生活について自由に質問できる「個別相談会」を実施しました。東大についての質問が多く、熱意ややる気を感じることができてとても嬉しかったです。
キャンパス見学会は赤門からスタートし、正門、工学部広場、安田講堂というルートで案内をしました。私の班の高校生のみなさんは、本郷キャンパスの歴史的な風情のあるたたずまいを、特に法文アーケードを通った時に感じていたようでした。
キャンパス見学会の途中に、FairWindのメンバーに勉強の悩みや大学のこと、その他なんでも質問できる「個別相談会」の時間を設けました。 初めは緊張してなかなか質問できずにいるようでしたが徐々に、自分から積極的に質問してくれました。 私は相談員として参加し、高校2年生の時にやっておけばよかったと後悔していること、またやっていてよかったことを中心に伝えるように心がけました。個別相談会のあとは中央食堂で昼食をとり、その後に三四郎池、総合図書館などを案内し、赤門に戻ってツアーは終了とさせていただきました。