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  • 東大ツアー 2015/03/26 広島県ノートルダム清心高校

    私たちFairWindは東京大学本郷キャンパスにおいて、3月26日(木)にノートルダム清心高等学校の新高校1年生20名および新高校2年生7名の計27名を対象としたキャンパスツアーを行いました。
    ノートルダム清心高校に弊団体が企画を行うのは3回目。今回は、FairWindメンバーだけでなく、ノートルダム清心高等学校のOG3名にも協力していただきました。天候に恵まれ、桜が咲き始めた暖かな春の日差しの中、キャンパス見学、ワークショップ、研究室見学・模擬授業を通して東京大学を堪能してもらいました。

    最初のコンテンツとして、昼食の後に、ワークショップを行いました。今回のワークショップのテーマは「進学振り分け制度」。「歩きスマホ」の原因や解決策を考えるワークショップを通して、高校生の皆さんに、身近な社会問題を例に、一つの問題には、様々な学問が関わっていて、また、その学問を、学べる学部や学科がたくさんあるということを知ってもらいました。歩きスマホをやりたいことに置き換えてみると、やりたいことがしっかりと決まっていたとしてもそれをかなえられる大学の学問はたくさんあり、その学問を学べる場所もたくさんある、ということです。逆にいうと、自分のやりたいことをもとにたくさんある大学の学科の中から自分にぴったりの学科を高校3年生までに決めなければいけません。そんな不安を解決するために、最後に東大の進路振り分け制度の存在を伝えました。この制度の下では、大学2年の夏まで自分のやりたいことをじっくり探すことができ、選択肢の幅が広がるということや、実際に進路振り分けを体験したメンバーが自分の志望がかわったきっかけなどを話しました。大学に入ってからも自分の興味があることをゆっくり考えられるこの制度を東大に入ってぜひ使ってみたいという高校生もいました。

     その後、模擬授業と研究室見学を行いました。模擬授業は東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻の足立信彦教授が行ってくださいました。「男の物語、女の物語」というテーマで、実際に大学の授業で半年かけて行う内容を90分に圧縮して高校生向けにお話ししてくださいました。高校ではほとんど聞かないであろうジェンダーについての講義だったにもかかわらず、講義を受ける高校生たちのまなざしは真剣でした。90分という短い時間でしたが大学の学問に触れる良い機会となったのではないかと思います。

    研究室見学では、東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻の牛田多加志教授と古川克子准教授に協力していただき、工学部5号館と工学部8号館を見せていただきました。この研究室では、再生医療をテーマに研究が行われており、体の機能が低下したり、機能を失ってしまったりしたときに、どうやって機能を回復するかを研究していました。そこでは、細胞の培養を行い作られた軟骨や、膝に入れることで、人間の膝関節と同じ働きをするパーツ、大動脈の代わりになるチューブなどを見せてもらえて、高校生の目が輝いていました。また、時間が足りなくなるほど、高校生が教授にたくさんの質問をしている光景も見られました。大学の研究室に入る機会はあまりないので、とてもいい刺激になったのではないかと感じました。

     また、残りの時間でキャンパスツアーを行いました。私が同行したグループは、工学部付近を中心にキャンパスを回りました。購買では、何をお土産にしようか決めきれず、たくさんのお土産の前で固まっている高校生もちらほら。見たところ、クッキーが人気でした。その後、安田講堂や、工学部2号館、正門、赤門、図書館などを巡りましたが、一番人気だったのは東京大学コミュニケーションセンターでした。ここは、東京大学が研究を通して開発した製品が数多く販売されている施設で、高校生からは、大学が商品とかを開発しているのは意外という声が上がりました。

    今回のツアーは、東大の魅力を伝えることを目標に据えて企画しましたが、東京大学についていろいろ面白いことを知られて良かったと言っていた高校生が多かったことからも、その目標は達成できたのではないかなと思います。生徒の皆さんには、今回感じたこと、知ったことを吸収して、今後、役立てていってほしいです。

  • 東大生地方出張セミナー 2015/3/21~3/22 環日本海難関大セミナー

    2015年3月21日(土)?22日(日)、山形県鶴岡市の湯野浜温泉『海麓園』にて、「環日本海難関大セミナー『春の学校』」が行われました。今回は、環日本海進学ネットワークの中から酒田東高校、鶴岡南高校、長井高校、新庄北高校(以上山形県)、村上中等教育学校(新潟県)の5校の高校生計34名が参加しました。FairWindも昨年に引き続き、10名で参加いたしました。

    1日目

    10時ちょうどに始まった開校式の中で、「大事なことは『勇気』だ」というお話を先生から頂き、気の引き締まった高校生は最初に「東大生と解く問題解法ゼ ミ」に臨みました。東大二次試験現代文の過去問の解答を、班で議論を交わしつつ一丸となって作り上げる企画でした。最後に全体を3個のグループに分け、各班で作り上げた解答を司会の東大生が事前に用意した解答と比べ合い、どちらの解答が良いか比べたところ、全てのグループで高校生班の解答の方が多くの票を 集めました。1人で解くには壁が高すぎる問題に対しても、多くの力を合わせればその壁は乗り越えられることを、能動的に意見を交わし合う中で感じてもらえたのではないでしょうか。

    班毎に昼食を摂り、親睦を深めた後は「ノート比べ」を行いました。東大生による講義を受けながら取ったノートを仲間と比べ合い、良いところを吸収し合いま した。「色分け」「日付の明記」「図を使う」……などなど、高校生の皆さんは、自分が今後努力するにあたって大切となるノートの取り方について自分なりの よりよい方法を掴めたようでした。

    小休憩の後、班毎ではなく一人一人により能動的になってもらう時間として、「それぞれの進学事情」と題したプレゼンテーションを行いました。有名進学校, 地方公立校,中高一貫校といった、様々なバックグラウンドを持つ複数人のメンバーが、それぞれの高校時代について語りました。地方から難関大に合格するた めには一刻も早く、自分の置かれた環境と全国のライバルについて知ることが大事だと司会が何度も繰り返し伝えた通り、高校生の皆さんは自分の置かれた環境 の厳しさを感じ、自分よりも優れた環境にいるライバルと戦う決意を固めたようでした。

    その後は「大学とは?」と題し、少人数で東大生から東大の魅力について聞き・感じてもらう時間を設けました。東大の魅力的な授業や環境(人や設備、将来など)について、ネットで調べても出てこないような個人の実体験を中心に東大生が語りました。高校3年間だとどうしても日々の学習に追われてしまい、大学に ついて知る機会が少ないのですが、この企画を通して高校生は大学、ひいては東大という未知の世界についてより強く憧れを抱いてくれたようでした。この憧れはきっと彼ら彼女らの強い志望動機、そしてその先の合格、さらには能動的な大学生活に繋がるはずです。

    夕食後には「これまでとこれから」を行いました。FairWindとしてセミナーの根幹に位置づけていた本企画は、各高校生に、学習面に限らない自分の弱 み・苦手について認識してもらうことを目的として行いました。見ないふりをしていたり、そもそも気づいていなかったりした自分の弱みを徹底的に分析し、自覚してもらいました。「この後の時間で、その弱みを解決するヒントを得てほしい」との締めで本企画は終わりました。

    しかし、終了後の自由時間から、東大生に積極的に質問する高校生が多く見られました。東大生が高校時代に使用していたノートや模試の結果を眺めたり、就寝予定時刻を回っても質問したりない様子でいたりした高校生の姿を目にし、二日目への期待をより膨らませた一日目でした。

    2日目

    2015年3月22日、「環日本海難関大セミナー『春の学校』」は二日目に入りました。

    朝7時からの朝食を班ごとにとった後に、二日目最初の企画である「ノート比べ」(数学)が始まりました。これは東大の数学の入試問題を事前に予習として解 いてきてもらい、その問題のFairWindによる解説講義を聞いたうえでとってもらったノートを班内で比べっこするというものです。一日目の「ノート比 べ」(英語)で他の班員のノートや班長のノートを見て刺激を受けた部分もあったようで、一日目の英語の時と比べても、解説講義を聞く眼差しは真剣さをさら に帯び、班内で比べるノートのレベルも遥かに高くなったようでした。こんな所からも参加生徒の成長が感じられます。

    続いて行われたのは、勉強法相談会という企画です。これは最初に英語、現代文、古文漢文、数学の各教科について二人の東大生から勉強法に関するプレゼン テーションを行って、参加した生徒の多くが抱えているような苦手の解消へつなげ、続いてプレゼンテーションを行った8人の東大生の中で話を聞きたい東大生 を高校生が選んで各科目の勉強法の話を聞きに行くという相談会を行って、生徒個人が抱えている苦手の解消を図ろうというものです。「ノート比べ」(数学) に続いて勉強法に関するプレゼンテーションを聞く生徒の姿勢が真剣だったのはもちろんのこと、それに続いて行った相談会では決して質問が途切れることがあ りませんでした。「能動的に」「自分で動く」という、一日目で東大生から伝えた姿勢を高校生が実践しているのがここでも感じられました。

    午前中最後の企画として続いて行ったのが、「自由懇談」です。これは勉強法ではなく、進路面、生活面、意識面などに関して高校生が東大生に話を聞くために 設けた相談会の時間です。勉強法に関する話と比べ、進路面などの話になると東大生側の話す姿勢もより熱心になり、聞いている高校生側の積極的な姿勢も相 まって、時間が非常に短く感じる企画でした。

    その後昼食をはさみ、最後の企画である「これまでとこれから」(二日目)に入りました。これは高校生に、ここまで二日間の経験を通して、これからへの決意 を固めて班内で宣言をしてもらうというものでした。最初の司会からの「一度した決意は、後戻りが許されない。それだけの覚悟をもって宣言してください。」 という言葉を受けて、高校生の表情も一層引き締まったようでした。しばらくすると班ごとの宣言の時間になり、各高校生が自分の決意を自分の言葉で宣言しだ しました。その高校生の表情はもはや、一日半前に集まった時のあの表情ではありませんでした。自分の変わりたいところ、変わっていかなければいけないとこ ろ、それを真摯に見つめ、自分の足で受験へ、将来へと歩き出そうとする決然とした意志がそこには燃えていました。一人決意をするたび各班内では大きな拍手 が鳴り響き、指切りをする班も見られました。

    その後、閉会式では、先生方のお話に続き、FairWindメンバーから全体へ向けてメッセージを送る時間になりました。全てを書けないのが非常に残念で すが、高校生が変わっていく場に立ち会えたことへの喜びや感謝の気持ちが表されたり、セミナーが終わってからが肝心だと戒めるものがあったりと、どれもメ ンバーの熱い思いがこもったものばかりでした。それに続いて班ごとに写真撮影を行ったのですが、ここで班員の高校生から班長のメンバーへとポストカードの プレゼントが。渡す班員の姿も受け取る班長の姿も非常に眩しいものでした。また、反対に班長からは各班員の高校生に対してメッセージを書いた便箋が渡され ました。そこに何が書かれているかは、その班長と受け取った班員の高校生しか知りえませんが、ただただ、そのメッセージが長く生きつづけ、その班員が頑張 り続けることを願ってやまざるを得ません。 名残惜しそうに一人一人と帰っていく高校生の目には強い意志が感じられました。

    このセミナーはキッカケに過ぎない。
    能動的であれ。
    自分で考えて自分で動くことが肝要。
    これらの言葉が二日間繰り返されたとおり、
    本番はこれからなのです。彼ら高校生にとっても僕らにとっても。

    もはや彼らのためにできることは、祈ること、応援することくらいしかありません。だから僕らは彼らがこのセミナーで宣言した決意を全うし、受験に、将来に真っ向勝負を挑み続けることを祈りつつ、この報告を締めさせていただきます。

  • 東大ツアー 2015/3/21 岩手県立盛岡第一高校

    3月21日(土)に東京大学本郷キャンパスと弥生キャンパスを舞台に、岩手県立盛岡第一高等学校の1年生24名を対象としたツアーを行いました。ツアーは11:45~16:30の昼の部と19:00~21:00の夜の部に分かれていて、昼の部では、キャンパス見学会や、盛岡第一高校をかつて卒業したOGの講演会、3グループに分かれての研究室見学などを行い、夜の部では、テーマ別の個別相談会などを行いました。

    まず最初に、東大に訪れた生徒に、プレゼンテーションを通して自分が東大に入りたいという意志を持つことの大切さを伝えました。東大に合格するためは東大に合格したいという意志が必要で、その意思が動力となって受験期の自分のことを支えてくれるという話を、高校生の皆さんは真剣な表情で聞いていました。

    キャンパス見学会では、今までのように大学生がツアールートを決めるのではなく、高校生に自ら行きたいところを選んでもらいました。高校生を5つのグループに分け、グループごとに自分たちが見たいところや、見たいところを回るルートを作成してもらい、そのルートをもとに実際に高校生主体で見学してもらいました。高校生には安田講堂や、農学部のある弥生キャンパスに新しくできたハチ公像が人気でした。最後に、各班の集合写真をみんなで共有しました。参加した高校生からはキャンパスの広さに驚く声が聞かれました。

     その後、盛岡第一高校を7年前に卒業したOGである奥寺芽維さんに講演をしていただきました。講演の中で、自分の高校時代と受験勉強についての話や、自分の東大生活についての話、そして改めて感じた東大の魅力を、盛岡第一高校OGならではの、そして社会人ならではの視点で語ってくださりました。中には、岩手と東京の環境を比較したり、盛岡第一高校ならではの悩みを語ったりする場面もあり、高校生の皆さんは、普段は得ることのできないOGの話に刺激を受けたようでした。この話をもとに東大のイメージを膨らませてほしいと思います。

    研究室見学および模擬授業では、工学部の近藤高志先生、文学部の森本一夫先生、農学部の根本圭介先生のご協力のもと、各研究室で研究室見学や模擬授業を行いました。生徒は自分の興味のある研究室を訪れ、大学の研究室にある機械を見たり、施設を見学したり、教授の話を熱心に聞いたりしていました。例えば農学部の見学では、普段は見ることができないような最新設備や、実験が行われている巨大なビニールハウス、3メートル近くある植物などを実際に見学させていただきました。また、生徒が教授の研究内容について質問するなど、大学教授と生徒との間で深く交流していました。今回の体験が生徒の皆さんにとってとても貴重なものになったのではないかと感じました。

    その後、昼の部は解散し、夜19時から、ホテルで夜の部を行いました。

    夜の部の個別相談会では第一回は高校の各科目ごとの勉強法、第二回は大学生活をテーマにして、第三回は自由なテーマで、高校生が大学生と交流しました。第一回は、各教科ごとに大学生が分かれて、高校生が自分の聞きたい科目の大学生の所に行き、質問をしたり、自分の悩みを相談したりしていました。また、第二回は、同様の形式でしたが、テーマが「バイト」「一人暮らし」「サークル」などの大学生活にスポットを当てた分け方で、高校じゃわからない大学生活の実情について、高校生の皆さんが熱心に聞いていました。第三回は、フリートーク形式で、特にテーマは決めず、自由に高校生と大学生が語り合いました。第一回から第三回まで1セット15分の相談会を2セットずつ、つまり90分の個別相談会ということでしたが、どのグループも話が途切れることなく、熱く語り合っている姿が見られました。この相談会を通して、現在の勉強の不安が解決されるだけでなく、大学生活といった未来にも目を向けるきっかけになったのではないでしょうか。

    今回のツアー全体を通して、ツアールートを自分で決めたり、積極的に教授に質問したり、相談会でも意見をたくさん言ってくれたりと、自発的に考えて、行動してくれる生徒が多いように感じました。現在はまだ高校1年生ということで受験まで時間があると思ってしまうかもしれませんが、気を緩めることなくしっかりとした意志を持って、今回のツアーのように自発的に受験に挑んでくれればと思います。

  • 東大生地方出張セミナー 2015/3/14 愛媛県立西条高校

    2015年3月14日(土)、愛媛県立西条高校にて、東大生出張セミナーを行いました。
    参加高校生は1年生14名・2年生40名、FairWindからは西条高校OB1名を含む10名の東大生が参加しました。
    今回は四国初の出張セミナーということで、FairWindメンバーもいつもに増して気合が入っていました。

    今回の企画統括は先述の西条高校OBです。「西条高校の皆さんに、あきらめずにより高いレベルを目指してほしい。今日は皆さんが変わる日」という統括の熱いメッセージで出張は幕を開けました。
    最初の企画は、「私の過ごした受験生活~受験期で味わった私の逆境~」と題したプレゼンテーションでした。2人のプレゼンターが、「親の反対や情報不足、ライバル不足などの逆境を乗り越え、地方から東大に合格」「家計の厳しい母子家庭から、母親との対立という逆境を乗り越えて東大に合格」といった「逆境の克服」にまつわる体験を赤裸々に語り、「厳しい環境でも工夫次第で乗り越えられる」というメッセージを伝えました。地方在住であるが故に難関大学を目指すのをためらいがちな高校生にも、困難に立ち向かう勇気が芽生えたようでした。

    次の企画はパネルディスカッションです。高校時代の生活、受験に向けた学習をテーマに、前者は4名、後者は5名のパネラーが、多様な立場から体験談とメッセージを語りました。年の近い先輩たちが語る「部活動と学習は時間の使い方次第で両立できる」「仲間・ライバルと共に受験を乗り切るのが大事」「『分かる』は『分ける』」といった具体的なアドバイスは、高校生の皆さんにリアリティをもって響いたのではないでしょうか。

    その後、昼食休憩と前後する形で、高校生5~6人と東大生1人が1セットになり、個別相談会を行いました。苦手教科の対策法、東大対策のための問題集の選び方、大学の学びの内容、一人暮らしの食事事情など、今回もさまざまな質問が飛び出しました。「現役大学生が質問に答える」というこの企画は、高校生の皆さんに刺激を与えることができたようで、たくさんの高校生が目を輝かせながら質問してくださいました。

    午後は希望者を対象に、「受験への戦略を考える」というワークショップを行いました。参加者は志望校のレベルに合わせて複数のグループに分かれ、志望校の受験に必要な科目や配点を調べて「敵を知る」、苦手教科・得意教科に関する自己分析を行って「己を知る」という段階を経て、3月から1年間の学習スケジュールを立て、最後は同じグループの中で、受験を共に乗り切るライバルを見つけました。具体的な受験戦略を考え、共に戦う仲間を見つけたことで、高校生にとって受験は「曖昧で不安なもの」ではなく、「乗り越えるべき対象」としてはっきりとイメージできるようになったのではないでしょうか。

    企画終了後、とある高校生が「今回の企画を通して、東大を目指す決心が固まった」と言ってくれました。企画に携わった私としては、「西条で企画をやった甲斐があった」と嬉しくなる出来事でした。
    難関大学の受験において、都会の進学校と比べると不利な点も多い地方高校。そこから逆境を乗り越えて志望校に合格したい――そんな強い思いを、企画を通して抱いてくれたなら、私たちも本望です。そして、私たちFairWindは、将来の目標を達成しようと努力する高校生、難関大学に入りたいけれどどうしたらよいか迷っている高校生を、全力でサポートします!

  • 東大生地方出張セミナー 2015/3/8 青森県立青森高校

    2015年3月8日(日)、青森県立青森高等学校にて、東大生地方出張セミナーを行いました。参加高校生は1年生22名・2年生35名、FairWindからは10名の東大生が参加しました。

    企画統括から「今日は、青森高校の皆さんが変わる日です」との思いを投げかけた後、最初の企画として『東大という場所』と題したプレゼンテーションを行いました。インターネットでは分からない、実体験に基づく東大の魅力についてお伝えしました。普段東大生と接する機会が少ないゆえ東大について漠然としたイメージしか持っていなかった高校生も、この企画を通して東大の真の魅力に気付くことができたようでした。
    その後、『対話型プレゼンテーション』と称し、10名の東大生がそれぞれ、過去に直面した壁とその乗り越え方を伝えました。高校生が現在直面している壁の乗り越え方のヒントを得てもらうのはもちろんのこと、今後高校生が新たな壁に直面した時に、今回聞いた話を思い出してもらえるようにする、という趣旨の企画でした。複数人の東大生の話を少人数で聞くことで、ただ聞くだけではなく自分なりの困難克服方法を考えてもらうことが出来たのではないでしょうか。

    続きまして、『超進学校と進学校』というテーマで、有名私立進学校出身の東大生がプレゼンテーションを行いました。受験の際に戦わねばならない有名進学校のライバルは、地方の高校生よりも遥かに恵まれた環境で学習していることを率直に伝えました。厳しい現実を知り驚いていた高校生も多くいましたが、遥か先を行くライバルを認識し戦略的に・効率的に努力することこそ合格への近道であることを感じ取ってもらえたようです。

    高校生7~8名に対し東大生1名で班を作り、昼食をとった後は『自己分析』をテーマにしたグループワークを行いました。学習において非常に大事である「ただ自分の誤答を眺めるだけではなく、自分の間違えた部分を徹底的に分析し、解決策につなげること」のプロセスを、実際に東大二次試験の現代文の過去問を用いつつ体験してもらいました。企画の最後には、各高校生に持ってきてもらった模試やテストの問題を参照してもらい、「なぜ自分はこのミスをしたのか」「それはなぜなのか」…… という、先ほど体験したプロセスを自分で実際に実行してもらう時間も設けました。今回、限られた時間の中で体験してもらったのはあくまで自己分析のプロセスの一部であり、今後の学習の中でその自己分析を習慣としてもらえることを願っています。

    最後に、本セミナーの締めくくりとして個別相談会とノート展示を行いました。1日を過ごす中で疑問に思ったこと・聞いてみたいと思ったことを高校生が東大生に次々と質問する姿が見られました。受験に関する質問はもちろんのこと、高校生活や大学生活、将来の夢などに関する質問も多く飛び交いました。普段は見る機会の無い、東大生が実際に高校時代に使っていたノートや模試の成績にも高校生は興味津々でした。

    企画中に、私の班の高校生がこんな言葉を伝えてくれました。「今日色々なお話を聞いて、志望校を東大にしてみようかなと思っています。」

    本セミナーの最初に企画統括が伝えた「今日は、皆さんが変わる日です」との思いが伝わり、1人でも多くの高校生の心の中で学習意欲や志望校に対する変化を与えることが出来ていれば、また、高校生が数年後自身の高校時代を振り返ったときに「あの3月8日が、僕が・私が変わった日だったな」と思ってもらえるような1日になっていれば幸いです。

  • 社会連携部との協同企画 2014/12/21.23「東大の研究室をのぞいてみよう!」プログラム

    12月21,23日に東京大学が実施している「『東大の研究室をのぞいてみよう!』プログラム」のお手伝いをさせていただきました。
    今回は東北地方から九州地方までと日本中から高校生が来てくれました!
    2日間とも、午前の部と午後の部の2回行い、合計で4回の企画を行いました。4回合わせて200名ほどの高校生に「東大の良さ」を伝えることができました。

    各回では、PV観賞、大学生との懇談会、キャンパス見学会、研究室見学を行い、そのうち、大学生との懇談会、キャンパス見学会、研究室見学のお手伝いを私どもFairWindがさせていただきました。
    大学生との懇談会では、東大での生活や受験勉強などに対する高校生の疑問にお答えしました。個人的には「どうして東大に入ったんですか?」「東大の魅力って何ですか?」という質問が多かったと思います。

    キャンパス見学会では本郷キャンパスの総合図書館や安田講堂を中心に、ふだん東大生が勉強している場所がどういうところなのかを説明しながら、高校生とともにキャンパスを歩きました。
    研究室見学では、工学部や文学部、農学部などさまざまな学部の研究室の中から、高校生に自分の興味がある研究室を選んでもらいました。東大の最先端の研究を直に見てもらったことで、将来の進路選択に良い刺激を与えることができたのではないかと思います。
    最後になりますが、今回のプログラムに参加してくれた高校生が自分の興味に沿った進路選択をしてくれたら、私どもとしても幸いです。

  • 東大生地方出張セミナー 2014/12/13 青森県立弘前高校

    12月13日(土)10:00〜16:30に、青森県立弘前高等学校にて1、2年生計43名を対象に出張セミナーを行いました。FairWindからは10名のメンバーが参加しました。
    統括が自分の高校時代の体験談を交えつつ「弘前から東大へ行くことは無理じゃない」とのメッセージを伝えたオープニングの後、「35%の東大、東大の65%」と題して、3年制地方公立高校出身のメンバーと中高一貫進学校出身のメンバーがプレゼンテーションを行いました。人を成長させてくれる東大の素晴らしさを伝えた一方で、そのような素晴らしさを地方からつかみ取るためには全国のライバルに勝たねばならないことも伝えました。「ライバルは自分の目の前にいる人だけではないことを知った。」「公立と中高一貫の違いがよくわかり、ライバルと戦うためにももっと努力をすることが大事とわかった。」といった感想が多く聞かれました。高校生にとっては多少厳しい現実だったかもしれませんが、ここから何か感じてもらえていたら、と思います。

    続いて、「対話型プレゼン」と題した企画を行いました。少人数の高校生を対象に各メンバーが「自身が『壁』を乗り越えた経験」を語りました。高校生にはパンフレットを見ながら聞きたいメンバーの話を4つ選んでもらい、4人のメンバーそれぞれの自分自身の経験を受け止めてもらいました。今後必ず何らかの『壁』にぶつかることがあると思いますが、その時にはここで聞いた話を思い出し、自分の力としてもらえるのではないでしょうか。
    東大生も交えたグループ毎で和やかに昼食を食べた後は、「自己分析」をテーマにしたグループワークを行いました。センター試験で実際に出題された現代文を題材にし、「どうして自分はこのミスをしたのだろう?」「そのミスをした原因の原因は何だろう?」と、自分の弱点を深くまで突き詰めて解決策を模索するプロセスを体験してもらいました。この日体感した自己分析を定期的に繰り返すことで成績は伸びていきます。「原因の追究によって今自分がやらなければならないことが分かると思うので今後の勉強に役立てたい。」といった感想を書いてくれた高校生のように、この1日で終わらせるのではなく、今後も絶えず続けてほしいと思います。

    最後には個別相談会とノート展示を行いました。ノート展示では、メンバーが実際に使用していたノートや受けた模試の結果を手に取ることで、人によって勉強方法は様々だ、ということを感じてもらえたのではないでしょうか。個別相談会では、先のグループワークで考えた自己の弱点の具体的な解決策に関する質問や、メンバーの高校時代や大学生活についての質問が飛び交いました。「いいとおもったところはどんどん真似ていきたい。」といった感想がありましたが、自分に最適な学習方法や高校生活の送り方を少しでも見つけてくれたのでは、と思っています。

    弘前高校への出張は初めての実施でしたが、メンバーの一言を真摯に受け止めてくれたのがとても印象的でした。わずか6時間半のセミナーでしたが、この時間がセミナーに参加してくれた43名の高校生一人一人にとって「意味のある」6時間半になったことを切に願っています。

  • 東大ツアー 2014/12/13 福岡県立東筑高校

    12月13日(土)の9時から13時まで、本郷キャンパスで福岡県立東筑高校の一年生20名を対象に東大ツアーを行いました。
    高校生の皆さんには4つの班に別れてもらい、研究室見学、キャンパス見学会、座談交流会(個別相談会)を行ってもらいました。 研究室見学では、東京大学大学院工学系研究科・原子力国際専攻教授の関村直人先生と助教の村上健太先生のご協力のもと、最初に30分程の講義をしていただき、それに続いて実際に研究室を見せていただきました。
    講義は高校生にとって馴染みのある原子についての話に始まり、原子力発電所を例にとった材料工学など実際の研究についての話にまで及びました。 続く研究室見学では、私たち大学生でも中々普段触れることのない走査型電子顕微鏡を見せていただき、さらには高校生の皆さんにも操作させていただきました。
    高校一年生にとっては少し難しいテーマではありましたが、貴重な体験であったであろうことに間違いはなく、高校生の皆さんの全員から「良かった」「とても良かった」という声をいただきました。大学での研究の実際の姿を見たことでこれからの高校での勉強にも身が入るのではないでしょうか。

    続くキャンパス見学会では高校生を、関村先生の研究室のある工学部エリアから正門・銀杏並木を経て安田講堂・生協購買部までのルートでキャンパスを案内しました。 今回は高校生3人~6人に対して大学生が2人という班の構成だったこともあり、安田講堂など名所の説明に留まらず、高校生と大学生で楽しく話をしながらキャンパス内を歩く姿が見られました。 生協では東大のロゴが入ったシャーペンを購入する高校生もおり、これからそのペンを使って勉強を頑張ると話していました。
    座談交流会(個別相談会)では、5つのグループごとに「大学の学問」や「高校の生活」などテーマを設定し、高校生には自由にグループを選んでもらい、そこで質問をしたり大学生の話を聞いてもらったりしました。 一回20分のものを全部で3セット行ったのですが、高校生の皆さんは各回とも興味のあるグループを選び、熱心に話を聞いている様子でした。 東大生の中には東筑高校出身の学生もおり、先輩の高校時代の話に高校生のみなさんは聞き入っているようでした。
    「高校の話」から「大学の話」まで、そして「学問や勉強の話」から「生活の話」まで、幅広いテーマについて大学生と話すことで、高校から東大へという進路を現実的で等身大のものとして感じてもらえたのではないでしょうか。

    今回のツアーではキャンパス見学会や個別相談会に留まらず、昼食などあらゆる場面で大学生と高校生の活発な交流が見られました。 高校生の皆さんからも「自分の勉強方法や生活を変えるきっかけとなった」「先輩の実体験を聞いてこれから何をすればいいかわかった気がした」などの声をいただきました。
    今回参加してくれた高校生の皆さんが、このツアーで得た多くのことをしっかり持ち帰って活かしてくれること、そして様々な面で頑張ってくれることを願っています。

  • 先端研との協同企画 2014/12/11 島根県立浜田高校

    12月11日の9時20分から13時まで、駒場キャンパスにて島根県立浜田高校理数科の1年生24名のみなさんを対象に東大ツアーを行いました。

    生徒の皆さんが駒場Ⅰキャンパスに到着した後、学生会館においてメンバーによるプレゼンテーションを行いました。 「今高校で学んでいることが大学での学問にどのように繋がっているのか」というテーマでした。 受験のためだけではなく、将来の研究への基礎を今勉強しているのだということを意識して、日々の勉強へのモチベーションを高く維持する手助けになれば幸いです。

    その後の個別相談会では、高校生6名、東大生2名ずつの4グループに分かれ、苦手科目の勉強法から一人暮らしについてまで様々な話をしました。
    普段は身近にいない東大生の生の声を届けることができたと思います。
    メモをとりながら真剣に話を聞いていた姿が印象的でした。

    続いて生協購買部へ移動すると、高校の友人のためにお土産を購入する生徒さんたちの姿が多く見られました。
    東大のロゴが入ったお菓子や東大グッズも好評であったようです。

    第二食堂で行った昼食交流会では、個別相談会のような真面目な場所では聞きづらかった質問をしてくれる生徒さんもいて、和気あいあいとした雰囲気のなかで一緒においしくお昼ごはんをいただきました。
    一緒に写真を撮るなどして距離が縮まったことを嬉しく感じました。

    キャンパス見学会では第二食堂を出発し、図書館や21KOMCEE、1号館などを巡りました。今回は博物館の中を見るというはじめての試みも行われました。
    高校生のみなさんは21KOMCEEのような近代的な建物と1号館のような歴史ある建物とのギャップに驚きつつ、写真を撮ったり質問をしたりしながら興味深そうに見学してくれました。
    その後は銀杏並木を抜けて駒場Ⅱキャンパスへと移動しました。

    今回は短時間のツアーではありましたが、今日の企画が浜田高校のみなさんが今後の学習・進路選択について考えるきっかけになれば光栄です。

  • 東大ツアー 2014/11/15 山形県立酒田東高校

    11月15日(土)の9時から13時にかけて、東京大学本郷キャンパスにて、山形県立酒田東高等学校の一年生201名を対象に東大ツアーを行いました。キャンパス見学会では、7つの班に分かれて、安田講堂、赤門、三四郎池などの本郷キャンパスの名所を、その名所の歴史やちょっとした豆知識を説明しながら、見学していきました。お昼には中央食堂にて学食を食べました。名物「赤門ラーメン」が好評でした。本郷キャンパスは現在工事中で、道がせまくなっている場所があったり多少うるさかったりしましたが、この日は天候に恵まれ、充分にキャンパス見学会を楽しんでいただけたと思います。

    また、キャンパス見学会の途中で個別相談会を行いました。FairWindのメンバー1人と高校生6人前後で1グループを作り、高校の勉強や東大での学生生活などについて高校生が質問しました。中には、僕たちが高校時代どのように過ごしてきたかについての質問もあり、少しでも今後の勉強の参考になるよう、僕たちも精一杯答えました。
    そして、7つの班のうちの1つの班が、東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻の堂免一成教授の研究室を見学しました。普段なかなか見ることができない研究室の中の様子を見ることができ、刺激を受けたことと思います。その後、久保田純准教授に講演をしていただきました。高校生にとって大学の学問の講義は難しかったと思いますが、准教授の説明に、熱心に耳を傾けていました。

    今回の東大ツアーを通して、酒田東高校の生徒たちが、大学生活についてイメージできるようになり、勉強のモチベーションの向上や志望校選びに役立てていただけると嬉しいです。