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  • 2024/12/22 諫早高等学校・附属中学校 オンライン

    2024/12/22 諫早高等学校・附属中学校 オンライン

    企画概要

    ※今回のセミナーは基本的にオンラインで実施し、大学生数名が高校へ出向くハイブリッド形式で行いました。

    2024年12月22日、長崎県立諫早高等学校・附属中学校の生徒様32名を対象に、オンラインセミナーを実施いたしました。  

    今回のセミナーでは、「踏み出せ、一歩先の未来へ」というコンセプトのもと、地元を出て進学した大学生の話を聞いたり、自分の興味に基づいた大学選びについて考えたりすることで、生徒様に新たな進学先の選択肢を持っていただくことを目標にしておりました。

    以下では、セミナーの内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。

    セミナーの流れ

    セミナーは、以下のようなタイムスケジュールで行いました。  

    09:00〜09:10 オープニング  
    09:10~09:30 アイスブレイク
    09:30~10:10 パネルディスカッション
    10:25~11:25 ワークショップ
    11:25~11:50 個別相談
    11:50~12:00 クロージング

    アイスブレイク 

    アイスブレイクでは、日本全国の大学を写真から推測して当てようというミニゲームを行いました。班に分かれて活動を楽しむことで、大学生や企画に慣れ親しんでいただくことが目的でした。企画後に実施したアンケートでは「緊張がほぐれて場に馴染むことができた」「大学について知ることができる良い機会になった」といった感想をいただきました。

    パネルディスカッション 

    このコンテンツでは、オンラインと対面を併用して行い、複数の大学生の語りを通じて、大学進学に関する様々なあり方を知ってもらうことを目標としました。生徒の皆様に匿名でアンケートを取ったり、参加大学生がその場で質問に回答するなど、双方向性を重視したコンテンツでした。生徒の皆様の、真剣にメモを取りながら聞く様子がとても印象的でした。少しでも進路について考えを巡らせるきっかけとしていただければと思います。

    ワークショップ

    ワークショップでは、将来なりたい姿を実現するためにはどのような大学を選ぶと良いのか、大学生と生徒の皆様で一緒に検討し、実際に大学調べを行なってもらいました。

    このコンテンツの目的は、大学調べの具体的な方法を知ってもらうと同時に、大学を選ぶときには様々な視点があることを実感してもらうことでした。

    企画後に実施したアンケートからは「入試だけでなく、入学後のことも視野に入れるようにしようと思った」「大学を調べるときの過程についてよくわかった」といった感想をいただきました。

    個別相談

    生徒の皆様が自身の悩みや不安を自由に大学生に相談する時間でした。大学生に相談することで自分が心配に思っていることや疑問点を解消するための手助けになり、学習および将来について考えることに対するモチベーションを上げることが目的でした。企画後に実施したアンケートでは、「大学生のことをよく知ることができた」「勉強について東大生に聞くことができた」といった感想をいただきました。

    まとめ

    今回のセミナーでは生徒様に、進学に際してより広い選択肢を持っていただくことを目標にパネルディスカッションやワークショップを行いました。生徒様が熱心に企画に参加している姿が非常に印象的でした。  

    このセミナーを通して、生徒様は地元から離れて大学進学をした実際の体験談に触れ、そのメリット・デメリットを知るとともに、自分の興味や将来やりたいことを踏まえた大学進学について考えました。活動を通じて、「自分の進む道が明確に見えた」というお声をいただき、生徒様の進路選択に対して、助力できたように思います。

  • 2024/12/21 五所川原高等学校 東大ツアー

    2024/12/21 五所川原高等学校 東大ツアー

    2024年12月21日、青森県立五所川原高等学校の生徒様30名を対象に、東大ツアーを実施いたしました。  

    今回のツアーでは、「壁を越え、夢をつかむために」というコンセプトのもと、

    生活習慣と学習習慣の基礎作りの時期にあたる高校1年生の生徒様が、

    勉強習慣や生活習慣に関する不安や大学生活に関する悩みなどを解消する手がかりを得られるようなコンテンツを行いました。

    悩みを払拭し、自分のやりたいことに専念できるようにすることで、生徒様が目標を達成することの一助となることを目標としました。

    以下では、ツアーの内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。

    ツアーの流れ

    本ツアーは、以下のようなタイムスケジュールで行いました。  

    08:15〜08:25 オープニング
    08:25〜09:05 キャンパスツアー
    09:10~09:55 プレゼンテーション
    10:00~10:50 ワークショップ
    10:50~11:00 個別相談
    11:00~11:05 クロージング

    キャンパスツアー

    キャンパスツアーでは、この日一緒に活動する大学生と打ち解けていただきつつ、大学生活への解像度を高めていただくため、生徒様には少人数のグループで大学生と話しながら構内の見学をしていただきました。

    生徒様からは「色んなところを豆知識やクイズを交えて説明してくれて分かりやすかったし楽しかった」や「テレビ等で見る建物が実際にあってとても興奮した。また東大生の方々の建物の補足もあって楽しかった」などのお声をいただきました。

    プレゼンテーション

    プレゼンテーションでは、3名の大学生から大学生の生活についてや、大学での勉強、学部を決めた経緯などについてプレゼンを行いました。生徒様に大学生活の全体像を理解していただくため、前期課程の大学生と後期課程の大学生、それぞれの視点からお話をさせていただきました。

    生徒様からは「大学生の生活やいろいろな学科について知ることができてよかった」「大学進学への不安があったが、とても参考になった」などのお声をいただきました。

    ワークショップ

    ワークショップでは、学習の習慣化や学習計画の立て方といった学習をする上で基盤となる部分に対する不安の解消に取り組みました。自己分析をした上で現時点での目標を達成するには自分に何が足りないかを考えてもらい、それを活かして実際に計画立てをしてもらいました。

    生徒様からは「勉強や普段の生活の悩みについて親身になって考えてくれた」「目標を達成するために今する必要のあることについて再確認することができ、実現するための計画の立て方を学ぶことができた」などのお声をいただきました。

    まとめ

    今回のツアーでは生徒様が東大生に対し様々な質問をしている姿や、聞いた話をメモ欄にびっしりと書き付けている姿が見られ、

    生徒様の真面目な様子や、少しでも多くのことを学んで帰りたいという思いが伝わってきました。  

    このツアーを通して、キャンパスを見て大学生活のイメージを膨らませたり、東大生が様々なアドバイスをしたりすることで、生徒様の悩みを軽減することができたのではないかと考えています。

  • 2024/12/21 城ノ内中等教育学校 東大ツアー

    2024/12/21 城ノ内中等教育学校 東大ツアー

    企画概要

    2024年12月21日、徳島県立城ノ内中等教育学校の生徒様24名を対象に、東大ツアーを実施いたしました。  

    今回のツアーでは、生徒の皆様が抱えていらっしゃる、東大を志望するにあたって地理的ハードルおよび学力的ハードルが高いこと、また大学という場所をイメージできていないが故に難関大を志望する意義がわからないという課題に焦点を当てました。「大学に行く意義 東大に行く意義」というコンセプトのもと、大学でどういったことを学ぶのかや地方から東大に来た大学生のエピソードを聞いていただいたり、実際に東大入試を解いていただいたりすることを通じて、少しでも東京大学や大学そのものを身近に感じていただくことをねらいとして実施いたしました。

    以下では、ツアーの内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。

    ツアーの流れ

    本ツアーは、以下のようなタイムスケジュールで行いました。  

    13:00~13:05 集合、オープニング
    13:05~13:10 写真撮影
    13:10~14:10 キャンパス見学
    14:10~14:25 休憩
    14:25~15:00 パネルディスカッション
    15:00~15:10 休憩
    15:10~16:25 ワークショップ
    16:25~16:50 個別相談
    16:50~16:55 クロージング

    キャンパス見学 

    キャンパス見学は、生徒様に大学生活や学部の具体的なイメージを持っていただき、進路選択やキャリア形成について前向きに考えるきっかけを提供することを目的として実施しました。

    当日は、生徒様が大学生と和やかに交流する様子や、実際の学部棟前で実施した学部プレゼンテーションを真剣に聞き入る姿が見られました。生徒様が大学についての理解を深める良い機会となりました。

    生徒様からは、「学部の特徴が知れ、前思っていたそれぞれの学部のイメージが変わった」「それぞれの学部についておおまかな内容を知ることができた。実際の大学生の声を生で聞けたのがよかった」といった声をいただきました。

    パネルディスカッション

    パネルディスカッションは、生徒様の東大を志望する上での心理的なハードルを軽減することを目的として行いました。

    はじめに、高校時代に東大を志望するにあたってどのような障壁を乗り越えたのかというトークテーマについて大学生4人がディスカッションをし、その中で地元と東京との地理的な距離や周りに東大志望者・合格者がいないことなどの学力の面以外での障壁をどう乗り越えたのかという話をしました。

    その後、東大合格後に上京してからの暮らしについてディスカッションを行い、寮やアパートなどの住居形態の違いについてや、東京の良い点、悪い点について話し合いました。
    生徒様からは、「東大生に受験について不安なことやアドバイスをたくさん聞くことができた」や「上京しての大学生活についてイメージが具体的になった」といった声をいただきました。

    ワークショップ

    ワークショップは、大きく3つのパートに分けて行いました。

    はじめに、公立高校や首都圏の中高一貫校との比較を通じて、生徒様に自分たちの学習環境を相対化して捉えていただくとともに、現時点における同年代の中での立ち位置を考えていただきました。

    次に、東大入試の過去問の一部に挑戦していただき、東大入試の問題といっても手の届かないような難問ばかりというわけではないことを実感していただきました。

    最後に、これまでのパートを振り返ったうえで、自身の学習環境の生かし方や現状足りていない点へのアプローチを大学生と一緒に考え、今後の見通しを持っていただきました。

    以上のような流れを通して、「自分たちも東大を目指せる」という自信と展望を持っていただくことが、このワークショップの目的でした。

    生徒様からは、「思っていたより、頑張れば手の届きそうなところに東大があることを知れた」「学校で行われている先取り学習をアドバンテージにできるよう、授業に置いていかれないように頑張っていきたい」といった声をいただきました。

    まとめ

    今回のツアーでは生徒の皆様が楽しそうに大学生の話を聞いていたり、意欲的にワークショップの課題に取り組んでいたりといった姿が随所に見られ、企画後アンケートで寄せられた意見でも「楽しかった」「東大に行きたくなった」というものが多くあり、意義のある企画にすることができたと思います。

  • 2024/12/15 藤枝東高等学校 東大ツアー

    2024/12/15 藤枝東高等学校 東大ツアー

    企画概要

    2024年12月15日、静岡県立藤枝東高等学校の生徒様40名を対象に、東大ツアーを実施いたしました。  

    今回のツアーでは、「僕の過去、君の今」というコンセプトのもと、東大生の高校生時代を高校生に知ってもらうことで、自分でも東大を目指せる、あるいはこういったところは参考になると感じていただくことが目的でした。

    以下では、ツアーの内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。

    ツアーの流れ

    本ツアー/セミナーは、以下のようなタイムスケジュールで行いました。  

    10:40〜10:50 オープニング  
    10:50~12:45 キャンパス見学・昼食
    12:55~13:55 パネルディスカッション
    14:10~15:20 ワークショップ
    15:20~15:30 クロージング

    キャンパス見学 

    生徒様に本郷キャンパスを巡っていただき、学校の雰囲気を肌で感じていただくとともに、大学生との交流を楽しんでいただきました。

    生徒様からは、「様々な建物を見て回れて楽しかった」や「道すがら東大生の方と気軽に話せるところが非常に良かった」といったお声をいただきました。

    パネルディスカッション 

    東大生の高校時代について、4人の大学生の話を比較しつつ、会話形式でご紹介しました。

    生徒様からは、「面白かった」や「勉強をめっちゃやっているすごい人から、ほとんどやってない人までいて、東大生に親近感が湧きました」といったお声をいただきました。

    ワークショップ

    パネルディスカッションに関する諸テーマ(課題)に関する大学生へのインタビューや、それらに対する自分なりのアプローチをまとめたものの作成をしていただきました。

    生徒様からは、「東大生とこうやって話すことができるのは貴重な体験だった」や「とても濃くて充実した時間だった。自分の生活について見直していきたい」といったお声をいただきました。

    まとめ

    今回のツアーでは、高校生と東大生の生の交流を重視し、実感を持って東大を視野に入れたり、高校生活の参考にしていただくことを目指しました。  

    アンケートでも、「東大生も意外とフレンドリーで、私たちとあまり変わらないと気づいた」「自分には到底叶わない存在だと思っていた人達が努力を重ねた元は自分のような高校生だった」などのお声をいただきました。

    お見送りさせていただいた際にも高校生から「楽しかった」「来てよかった」「気になることが聞けた」といった声が聞こえてきて、この企画全体における大学生との交流に満足していただいた上、生徒様の中の東大に対するイメージを変えることができたのではないかと思います。

  • 2024/12/15 秋田南高等学校・中等部 東大ツアー

    2024/12/15 秋田南高等学校・中等部 東大ツアー

    企画概要

    2024年12月15日、秋田県立秋田南高等学校・中等部の生徒様10名を対象に、東大ツアーを実施いたしました。  

    今回のツアーでは、「憧れを現実に」というコンセプトのもと、東大合格者のロールモデルを示し、東大の魅力を発信し、そして東大生と交流することを通じて東大を身近に感じてもらえるような企画を作成しました。企画を通じて参加生徒の皆様が東大を志望してみようと思えるきっかけを作ることができたと思います。

    以下では、ツアー/セミナーの内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。

    ツアー/セミナーの流れ

    本ツアー/セミナーは、以下のようなタイムスケジュールで行いました。  

    08:30 ~ 08:40 オープニング
    08:40 〜 09:15 キャンパスツアー
    09:15 〜 09:40 湯島アカデミーへ移動
    09:40 〜 09:45 休憩
    09:45 〜 10:25 パネルディスカッション
    10:25 〜 10:30 休憩
    10:30 〜 11:30 ワークショップ
    11:30 〜 11:40 クロージング

    キャンパスツアー

    キャンパスツアーでは班に分かれて本郷キャンパスを回りながら、大学生が学業や大学生活について話したり、特徴的な施設やその用途を説明したりしました。実際に通っている東大生の解説付きで本郷キャンパスを巡りながら、東大生に勉強相談もできて有意義なツアーになりました。

    パネルディスカッション 

    このコンテンツは、生徒の皆様に東京大学や東京ならではの魅力、東京での生活の実態に関して、東大生の生の声を聞いていただき、東京大学や東京を身近に感じてもらうことを目的としました。企画内では生徒の皆様に「進振りについて知っていることはあるか?」や「東大にどのようなイメージを持っているか?」など、複数回質問を投げかけましたが、毎回全員が手を挙げ各々率直に発言してくれました。生徒の皆様の積極的な発言のおかげで非常に活発な活動になったかと思います。

    ワークショップ

    ワークショップでは参加生徒の皆様が各々の学習状況を元に長期、中期、短期と段階に分けて勉強計画を立てました。大学生の経験を直接聞いて自分の計画について考えることで、今の生活を見直し、今後に繋げるきっかけになったかと思います。

    まとめ

    今回のツアーでは、参加生徒の皆様と大学生の双方向的な交流が多くありました。また、参加生徒の皆様が熱心に大学生の話に耳を傾けてメモをとっていた姿も見られ、生徒様にとってこの企画が有意義なものとなったと思います。生徒の皆様が積極的に活動してくれたため、大学生側としてもやりがいのある企画となりました。

    ツアー後、参加生徒の皆様の振り返りシートを見ると、自分の課題を発見することができた生徒様や大学生と一緒に立てた計画を元に今後の勉学に励もうと意気込んでいる生徒様が多く見られました。この企画が参加生徒の皆様の今後の学校生活を見通す上で役に立ったのだと思います。

    このツアーを通して、参加生徒の皆様が東大や東大生を身近に感じ、そして、東大の魅力を少しでも感じてもらえていれば大変嬉しいです。また、参加生徒の皆様が自分の進路をもう一度考え、東大を憧れの存在だけに留めず、実際に志望してみようと思うきっかけとなれば幸いです。

  • 2024/12/14 常総学院高等学校 東大ツアー

    2024/12/14 常総学院高等学校 東大ツアー

    企画概要

    2024年12月14日、常総学院高等学校の生徒様35名を対象に、東大ツアーを実施いたしました。  

    今回のツアーは、「のぞむ未来への手引き」というコンセプトのもとで、生徒様に大学生活という未来を想像していただくこと 、その未来を実現するためにどのような行動ができるのかを考えていただくことを目標としました。

    以下では、ツアーの内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。

    ツアーの流れ

    本ツアーは、以下のようなタイムスケジュールで行いました。  

    10:00〜10:15 オープニング  
    10:15~11:00 キャンパス見学
    11:00~12:00 昼食・お土産購入
    12:20~12:50 パネルディスカッション
    12:50~13:10 プレゼンテーション
    13:20~14:30 ワークショップ
    14:30~14:50  個別相談
    14:50~15:00 クロージング

    キャンパス見学 

    キャンパス内の各所をまわりながら、生徒様に大学を体感していただきました。見学中には、学部や学科などの学問の話題から、図書館や食堂などの日常的に過ごす場所の話題まで幅広くお伝えしました。

    生徒様からは、「東大生しか知らないような細かい場所も案内してもらえて面白かった」、「キャンパス内を実際に歩くことができ、大学生活をイメージしやすかった」といったお声をいただきました。

    パネルディスカッション 

    3人の大学生が自身の大学生活について熱く語り合いました。サークルやアルバイトに関する話題を中心とし、生徒様に大学生活を具体的に想像していただきました

    生徒様からは、「なかなか聞く機会のない大学生活に役立つ情報を聞くことができた」、「勉強のモチベーションが上がった」といったお声をいただきました。

    プレゼンテーション 

    大学生が自身の高校時代を振り返りながら、勉強と部活動の両立や当時の生活リズムについてお伝えしました。また、実体験を述べることを通じて、生徒様に大学生を身近に感じていただくことを目指しました。

    生徒様からは、「高校生活で経験したことを鮮明に理解でき、自分の生活とも結びつけやすかった」、「東大生はもっと固くて、天才な人が多いと考えていたが、意外とユーモアがある普通の大学生で驚いた」といったお声をいただきました。

    ワークショップ

    今取り組むべき学習が何であるか考えられるようになっていただくというねらいのもとで、生徒様に受験までの学習の流れを知っていただき、目標と現状を再認識していただき、両者の差を埋めるための術について考えていただきました。

    生徒様からは、「大学生からの助言を貰いながら計画を立てることで、今や将来やるべきことがとても明確になった」、「現状の課題について具体的に考えることができた」といったお声をいただきました。

    まとめ

    今回のツアーは、準備段階から生徒様と大学生のコミュニケーションを重視し、当日も質疑応答や班での活動の時間を多く設けました。

    生徒様からは、「大学生にアドバイスをもらったり交流することにより、大学生活をより理解することができた」、「勉強について悩んでいたことを大学生に相談でき、企画に参加してよかった」といったお声をいただきました。

    このツアーが、自身の未来をより明確に思い描き、その実現のために第一歩を踏み出す活力を得る契機となりますと幸いです。

    企画の様子は、常総学院高校HPにも掲載されています。



  • 【偏差値20up!】現代文の解答作成術

    【偏差値20up!】現代文の解答作成術

    はじめに

    突然ですが、みなさんは現代文にどのような印象をお持ちでしょうか?

    一般的に、現代文はその時の運に左右されやすいという教科だという印象を持っている方が多いのではないかと思います。

    自分も現役生の頃はそのように思っていました。
    というのも、自分は現代文が大好きで様々な参考書や動画を用いて学習していたのですが、模試では勉強量に見合った成果が出ず、現代文の成績の良い人もきっと勉強の成果でなく運でその成果を獲得したのだろうと思ったからです。

    しかし、浪人をして自分の現代文に対する印象は大きく変わりました。なぜなら、浪人中に現代文の考え方を学ぶ機会に恵まれたことで、現代文の解法をつかむことができ、正しく考えれば運でなく実力で良い成績を獲得できると実感したからです。

    その結果、現代文の偏差値は大きく向上しました!!! 
    国語の偏差値は現役時には60ほどでしたが、浪人中には安定して75周辺を、最高で82まで取れるようになりました。
    さらに、本番でも現代文(国語)に救われて何とか東大に合格できたと言っても過言でない点数を頂きました。

    そこで今回は東大現代文を解く際に意識していたこと・勉強法をお伝えします。

    この記事で述べている現代文の解法はあくまで筆者個人の見解ですが、現代文(国語も同様に)の解法がつかめていない方、本格的に現代文の解法を教わったことのない方の現代文学習の参考になれば幸いです。

    本記事の出発点

    これまでFairWindでは、現代文に関連する記事を2本出しています(本番で失敗しない東大現代文の解き方【東大生が教える】国語の勉強法【4ヶ月で40点アップ】 )。

    今までの記事の内容で本記事につながるポイントは以下の2つです。

    傍線部を区切り、要素に分けてから答案を作成すること
    解答は文章の寄せ集めでなく、筋の通ったものを作ること

    もちろん、現代文では文章を正しく読み取ることが最も重要です。そこについては、今までの記事に文章の読み方が十分に書いてあるので、参考にしてみてください。

    本記事は以上の2点をよりわかりやすく膨らませる形で、解答作成方法について書いていきます!

    設問の考え方

    国語の入試では本文に傍線部が引かれ、その傍線部の内容説明や理由説明を求められます。
    しかし、この設問形式にどう対応したらいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?

    自分も現役時は、「傍線部の内容や理由の説明を求められても、自分の解答は説明したというより、似た言葉で答え返しただけのオウム返しをしたようになってしまう。どう答えたらいいのだろうか」と思っていました。

    しかし、浪人中の授業を通して感じたことは、内容説明と理由説明で少し違いがあるにせよ、現代文の入試では「傍線部をより詳しく説明してあげること」が求められているということです。(ちなみに、内容説明であれば傍線部を詳しく説明することが、理由説明では理由を見つけてきてその理由がわかりやすくなるように傍線部を詳しく説明することが、求められます。)

    そして、傍線部をより詳しく説明するには、「傍線部の語を言い換えること」「傍線部の語のニュアンスを明示すること」が必要です。

    さっそく、一つずつみていきましょう!

    傍線部の語の言い換え

    傍線部の語を言い換える際に、傍線部のわかりづらい語をよりわかりやすい語に言い換えるのはもちろんです。さらに、本文中には傍線部の言葉をより詳しく説明している箇所があることも多いです。傍線部の言葉をより詳しく説明されている箇所に言い換えることもできたら良いですね。

    また、基本的には傍線部を言い換えるだけで十分ですが、説明のためにどうしても必要であったり文字数に余裕があったりする場合は、傍線部以外の本文中に書かれている傍線部のように主張できる理由も付け加えるといいでしょう。

    特に、ただ似たような言葉を返しているように思う時は、理由も加えると改善されることが多いです。
    理由が加わることで、自分で思考した道筋が明確になり、考えもなく同じ言葉を繰り返す“オウム”と一線を画すことができるのではないでしょうか。

    このように、丁寧に傍線部の語を言い換え、そして傍線部に語を付け加えると十分詳しく説明した解答が完成します。

    「本記事の出発点」の章では傍線部を区切ることを紹介しましたが、区切りごとに詳しく説明しようと言い換えや付け加えを行うと良いでしょう! 

    語のニュアンスの明確化

    次に、皆さんが難しく感じたであろう2つ目の「語のニュアンスを明確化すること」の方の説明に移っていきます。

    傍線部が言いたいことを正確に詳しく説明しようと思えば、傍線部のニュアンスをも反映させることは大切です。
    例えば、「東京に行きたいな」と「東京に絶対行きたい」では、「東京に行きたい」という内容は一緒ですが、ニュアンス(ここでは気持ちの度合い)が大きく違うでしょう。

    語のニュアンスを明確化させるのは難しいそうと思う人も多いと思いますが、ご安心ください! ここでは詩的な意味を書き表そうなどといった、大それたことを言っているわけではありません。
    少し意識すれば気が付くものばかりですし、さらに語のニュアンスを明確化させる際の着眼点があります!

     ここから、2024年の東大の入試問題を少し利用して、代表的な着眼点をいくつか紹介していきます。

    東大の過去問で具体的にみてみよう

    2024年の東大入試でも、いくつか代表的なニュアンスを明確化させるための着眼点が出てきています。この着眼点に気づけることが、高得点ひいては合格につながるので、見落とさないようにしましょう!

    関係性を表す語

    入試でよく出るニュアンスを明確化しなければならない語として、関係性を表す語があります。
    関係性を表す語とは、その語の持つ意味を的確に表そうとした際に、2つ以上の関係する事柄に言及しなければならない単語のことです。

    この説明だけでは分からないと思うので、具体例をみてみましょう。

    例えば、2024年入試では傍線部に「合致」という語が含まれていました。
    「合致」という語は、一般に「AとBが何かしらの点で一致する」際に用いられると思います。そのため、忘れずにAとBという関係する(今回は合致している)2つの事柄を書き表さなければいけません。

    この問題ではAとBに当たるものが傍線中に含まれているので、意識せずともAとBを明示できるかもしれませんが、片方の事柄が傍線部に含まれていないことも経験上よくあります。そういう時も意識的に関係している2つの事柄を明示できると良いですね。

    他にも入試でよく見る単語として、「似ている」がありますね。ここでも、“似ている”関係にあるAとBの事柄を明示することが求められます。

    傍線部を要素に分けた際に、関係しているAとBに触れた方が良い単語があるのか確認するようにしましょう!

    副詞

    副詞とは、文中で他の単語を詳しく説明する語で、「とても」や「ゆっくり」などがあります。
    副詞はわずか数文字で構成されていてるにもかかわらず、わざわざ筆者が書いているということは重要なニュアンスが含まれています。

    細かいので見落としがちですが、しっかり解答に反映させましょう!

    例えば、2024年入試では、傍線部に「まだ」という語が含まれています。「まだ」とは、「今は達成されていないけれど、将来的に達成される見込みがある」というときに用います。
    よって、答案には「今達成されてない」という要素だけでなく、「将来達成しうる」という2つ目の要素についても書けると良いですね。

    傍線部を要素に分けた際に、副詞を見落とさないようにしましょう! そして、副詞があれば、そのニュアンスを十二分に反映するようにしましょう! 

    注目すべき単語は他にも多くあると思います。
    とはいえ、今回紹介しきれなかった単語が出題されたとしても、心配はいりません。
    1文字1文字に注目して言葉のニュアンスをも明確化させようと意識して問題を解いていけば、きっと良い答案が書けると思います! 

    伝わる答案を書こう

    ここまで、問題を解く際の考え方について述べてきましたが、二次試験においてはこうして考えたことを正確に文章化して、採点官に伝える必要があります。
    確かに、採点官に正確に伝わる答案が書けるということは、読解力も作文能力もあるということですから、その答案は高く評価されるでしょう。

    そのような採点官に伝わる答案を書くためのポイントは以下の2つです。

    文章の単語を用いること
    筋を通すこと

    一つずつ説明していきますね! 

    文章の単語を使おう

    1つ目は、文章の単語をなるべく使おうということです。

    その理由として、文章中の単語は筆者が時間をかけて選び抜いたものだからです。そのような文章中の言葉は、受験生が試験の少ない時間で考え出す言葉よりもより良い言葉であることは想像に難くないですよね。

    さらに、受験生が試験中に焦って思いついた単語では、本文で筆者が言いたかったことと少し異なることを示してしまうことも少なくありません。

    そう考えると、文章の言葉を使った方がいいですよね。

    答案に文章の言葉を使うことに関連して余談ですが、2013年の東大現代文で出された文章の内容は、「翻訳(=『元の文学作品が言い表したいことを他言語に『言い換えること)は、意味内容だけでなく表現方法も反映する必要がある」ということでした。

    これを踏まえて考えると、『本文の内容』を『自分の解答に言い換える』現代文という教科は、いわば“翻訳”するような教科と言えるかもしれません。そうであるとしたら、本文の表現をも解答に反映させることで本文の内容を正確に説明できると思っています。

    あくまで自分の経験ではありますが、東大の国語入試において本文の単語をそこまで重要視しなかった現役時から、本文の単語を使うことを意識した浪人時には20点強点数が上がりました(自分は本文の単語を使ったことと関連性があると思っていますが、断言できませんので、鵜呑みにはしないでください)。

    とはいえ、ただ文章の言葉を用いるだけでは良い答案を書き上げることはできません。
    文章の単語を考えもせずに用いてしまうと、文章や文節同士の繋がりがわかりにくく、文章全体で何が言いたいのかわかりづらい答案ができてしまうからです。

    自分は筋を通すことで、良い答案になると考えています。

    ということで、次に文章を書くときに意識することの2つ目、筋を通すことについて説明していこうと思います。

    重要! 筋を通すこと

    ここまで色々な考え方をお伝えしてきましたが、これまで考えてきたことを文章に書き表す時に大切な筋を通すことについて、書いていこうと思います。
    「終わりよければ全てよし」というように、考えたことを文章化するという最後の段階で筋を通せるかで点数が大きく変わりうると思います。心して刮目せよ!!! 

    筋が通っている答案とは、その答案の通りに読んで考えれば一般的にはその通りだと感じられる答案のことだと私は思っています。
    読み手に、ここの箇所からこう考えるのはおかしい、理解できないと感じさせる答案は、理解や思考が不十分だと考えられ点数が期待できないのは想像に難くないでしょう。

    筋を通すには、前に書いたことと後に書くことが内容的に重なりつつ話が展開していくこと、つまり前後が繋がりを持っておくことが大切です。そしてその繋がりは、適切な言葉を使ったり補ったりして、違和感や矛盾を感じさせないものであるといいですね。

    違和感や矛盾を感じさせない繋がりがある文だと、その文通りに考えればその通りだと納得できる文が完成するということです。

    たとえばこの章では、前章に基づき『考えたことを文章化して答案を作る必要があるというところから始まり、『その文章は採点官に伝わるものであると望ましいと主張しました。そして、『採点官に伝わる文章を書く』には意識する点が『2つ』あり、その『2つについて述べていく形式で話が進んでいます。

    自分はまだまだ未熟ではあると思いますが、初めて読む方でも違和感や矛盾を感じないように、前の話と内容が重なる形で次の話を展開していくことは意識しています。確かに、上の段落の『』に注目してもらうと内容が重なりつつ展開していっているのが分かると思います。

    このように、筋を通すとは、前の内容と次の内容が違和感も矛盾もなく繋がっていくことではないかと自分は思っています。

    これまで述べてきた傍線部の考え方や文章の単語を使うことも含め総合的に考えると、現代文では、文章の言葉を活かしつつ、前後の繋がりが伝わるように傍線部の語を言い換えることや付け加えることが必要であると考えられるでしょう。

    ちなみに、筋が通っているか否かを判断する方法として、答案を読みながら「本当か」と尋ねることがおすすめです。「本当じゃない」と感じるのであれば、矛盾や説明不足があるはずです。

    とはいえ、自分自身では初めから筋が通っているか否かを判断しづらいと思います。書いた答案を先生に採点していただき、先生の助言やこの記事を参考に磨きをかけていくと良いと思います。

    おわりに

    ここまで紹介してきた現代文の考え方はいかがだったでしょうか?

    この文章のまとめは、以下の2つです。

    ①傍線部の考え方として、傍線部をより詳しく説明するよう傍線部の語を言い換えたり、ニュアンスを明示すること
    ②答案の書き方として、本文の言葉を使いつつ、全体で筋が通った採点官に伝わりやすい答案を書くこと

    あくまで自分の考えであり、他にも様々な考え方や異なる捉え方もあると思いますが、この記事の内容を参考に日々の学習や試験に臨んでいただければ幸いです。

    読者さんのより良い高校生活・受験生活を応援しています!
    高校生活楽しんでください!!!

  • 【東大生が語る】日本史地理選択のすゝめ

    【東大生が語る】日本史地理選択のすゝめ

    はじめに

    東大を文系で受験する人は全員、日本史・世界史・地理の中から二科目を選んで受験することになりますが、その組み合わせの中で圧倒的に選ばれにくい組み合わせがあります。

    そう、日本史地理選択です。

    なんだか日本史地理選択って、不利なイメージがあったりして選びにくいですよね……。
    実際、日本史地理選択で受験した筆者もその不利な面を実感しました……。

    でも、日本史地理選択ならではのメリットも存在するのでは?

    そんな思いから今回は、筆者の経験を踏まえて日本史地理のイメージについて率直に、赤裸々に書いてみようと思います!

    記事の性質上、筆者の主観が多分に含まれてしまうことにはご注意ください!

    日本史地理選択の不利な面

    まず初めに、日本史地理選択が他の選択に比べて不利だなと思う点についていくつか紹介します。

    1. 日本史と地理の間に内容面の重複が少ない

    最初にして最大の難点だと思う点を挙げました。

    日本史は人類が誕生してからの、古代から現代について扱うのに対し、地理は地形のでき方といった人類が誕生するはるか前のことか、産業・貿易といったより現代的なものを扱うため、二者の間で扱う時代の重複が小さくなっています。

    これにより学ぶ内容にも重複が生じづらくなってしまっています。

    日本史と地理の間に内容面の重複が小さいことを見てきましたが、他の科目の間ではどうなのでしょうか。

    まずは日本史と世界史についてです。

    これは言わずもがなですね。どちらも「歴史」について扱う科目ですから、ほとんど同じ時代について扱いますし、内容面にも重複が出て、一方の理解が他方の理解を助けてくれる印象です。

    それでは世界史と地理についてはどうでしょうか。
    ここでは具体的な問題を例に挙げて説明していこうと思います。

    2022年の東大地理では、18世紀から19世紀の船の航路にまつわる問題が出ました。この問題を解く上で「季節風貿易」などに関する知識があるとだいぶ考えやすいのですが、この知識は世界史で習うものなのです!

    日本史地理選択だとこの問題を合理的に推論して解くことを求められます。世界史地理選択であれば知識から解けるのに……。結構辛いですね。

    2. 日本史地理を選択する人が少ない分、情報量が少ない

    次に挙げる点も多くの高校生がぶつかる壁なのではないでしょうか。

    筆者も実際東大にいてみて、日本史地理選択の人に出会う機会は滅多にないです。
    自分がいるクラスには30人ほどいるのですが、その内日本史地理選択は2、3人ほど。割合にしてわずか1割ほどです!(もちろんこれが全体の割合なわけではないのですが。)

    このことは日本史地理選択での合格体験談の数の少なさに直結します。それはつまり、受験勉強における戦略面で参考にできる情報量が少ないことを意味しますね。科目バランス、目標点数、試験当日の試験時間を日本史と地理でどう振り分けるのかなど……。

    これら戦略面の情報が少ないと、自分の試行錯誤で頑張らなければいけない部分が大きくなってしまい、最短経路で受験勉強を進めることが難しいです。

    「巨人の肩の上に立つ」と言うように、先輩たちの経験を上手く利用することは勉強において大切ですし、そもそも経験の蓄積が他の選択肢に比べ少ないことは見逃せないデメリットと言えそうです。

    日本史地理選択にはこんなメリットがある!!!

    ここまで日本史地理選択のデメリットばかり並べて、ネガキャンのようになってしまっていますが、日本史地理選択は悪いところばかりではありません! ここからは日本史地理選択のメリットと言える点を紹介していきます。

    1. そもそもの内容自体は軽い

    日本史地理選択であれば、受験科目として世界史を学習する必要がありません。
    学校の必修で日本史と世界史を習っている人はなんとなく感じているかもしれませんが、一般に日本史よりも世界史の方が暗記量は多いとされています。

    実際、世界全体のことを扱う世界史より、日本中心に扱う日本史の方が覚えることが少なさそう、ということは直感的にも感じることではないでしょうか。

    さらに言うと、世界史は同時代における複数地域で起こったこととその関連を見なければならないため、時間軸に加え地域軸も意識する必要があり、いわゆる「縦軸と横軸」の両方を考えることの難しさがあります。

    一方日本史は横軸を意識する必要が小さく、縦軸中心に勉強していけば良いというところがあるため、世界史よりも勉強しやすいと言えるでしょう。

    加えて高校日本史は中学で学ぶ内容の延長線にあるため、その内容を高校での学びに活かしていける点は取り組みやすい要因にもなると思います。

    2. 頭の使い方が似ている

    次に、日本史と地理は問題のタイプが近く、タイトルの通り問題を解くときの頭の使い方が近いため、一方の勉強が他方にも活きるという利点を紹介していきます。以下、各教科ごとに詳しく説明していきます。

    まずは地理について。地理はおそらく皆さんが思っている通り、地図や図表を読み解いて論理的に推論する能力が求められます。

    上で言う能力がどういったものか例を挙げて説明します。

    まず、ある年にある変化が起こったとしましょう。地理ではまず、その変化をグラフから読み取る能力が求められます。次に、その変化がなぜ起こったのか、原因となる出来事・それを引き起こす背景などを考える必要があります。


    以上が「読み解く」と「論理的に推論する」の例となります。

    次に日本史について。日本史は地理とは違い、上のような読解などが求められる場面は少ないと思われがちなのではないでしょうか。しかしそれは大きな間違いです。

    実は日本史でも図表やグラフ、絵などを読み解いて思考し答えを導く問題は数多く存在するのです。これについては言葉で説明するより、近年の共通テストを見ればすぐに理解できることでしょう。

    ここまで地理と日本史の問題の特徴を見ていきましたが、これらは個別の特徴というよりそれより大局的な、問題に取り組む際の姿勢を現した特徴と言えるでしょう。そのため、地理で学んだ読解力が日本史に活きる、といったように相乗効果を期待できるのです。

    3. 内容の重複が少ない分、幅広く学べる!?

    最後に、筆者の友人でこのような考え方をする方がいたので、余談として紹介します。

    確かに科目間で内容に重複があれば、その内容について深い理解ができたりして有利と言えるでしょうが、一方学べる範囲が狭まってしまう可能性を秘めていると言えるのではないでしょうか。

    日本史地理選択だと、重複が少ない分扱える内容そのものは増えるので、今後の生活で自分の琴線に触れるものが増えるということがメリットと言えると筆者は考えます。

    「狭く深く」か「浅く広く」か、自分のタイプに合わせて考えられると良いと思います!

    筆者の体験談

    ここからは体験談として、筆者が日本史地理選択でどんな壁にぶつかったか、その壁をどう乗り越えたのかについて話していこうと思います。

    少しでもみなさんを勇気づける内容になっていれば幸いです。

    筆者がぶつかった壁

    ではまず、筆者がぶつかった壁についていくつか紹介します!

    一つ目の壁は、試験本番、考えて解く問題が多いことです。

    東大の社会は2科目一気に150分で行うのが特徴的ですが、そう聞くだけでも疲れますよね。

    それに加えて日本史地理だと、世界史の一問一答のような暗記寄りな問題が少ないため、150分ほとんど考えっぱなしになってしまいます。これは想像以上にきついです……。

    僕の場合日本史→地理の順番で解いていたのですが、地理の大問3つのうち最後の一つはいつも頭が回らず、直感で適当に解答するという具合でした。

    当然そのような状態で解いても出来が良い訳が無く、その最後の大問が社会の中で一番出来が悪いというのが定番となっていました。

    タチが悪いことに、その最後の大問を解き直すといつも、「なんでこんなことに気づかなかったんだ」「最初に解いてたら楽勝だったのに!!」と思う始末でした。似たような経験をしたことのある人はみなさんの中にも多いのではないでしょうか。

    それに加えて、考えるところが多いということは確実に正答できたなと思える部分が小さいということでもあります。

    推論を基に出した答えは、どんなに自信があったとしても全く的外れということは往々にしてあります。これは皆さんも数学などで経験したことがあるのではないでしょうか。

    このような経験が災いして、最低限これくらいは得点できただろうという部分が小さくなってしまうがために、試験時間中に安心できることが少ないのです。

    これは意外に辛いものです。共通テストの日本史(世界史)が全部古文の資料問題だったらと想像してみてください。おそらく、自分の読みが合っているのか不安になり、従来の問題より大幅に時間がかかることが容易に想像できるのではないでしょうか。

    考えて解く問題が多いことは、知識が無くても解けるかもしれないというメリットと同じかそれ以上に、上に挙げたデメリットが存在すると感じました。

    二つ目の壁は、地理で出てくる、世界史に寄ったような問題がなかなか解けないことです。

    これは日本史地理選択の不利な面を紹介する際に触れたので、ここでは割愛しますね!

    三つ目の壁は、日本史地理選択が不利であるというのを必要以上に考えすぎてしまい、自分の成績が悪い理由を科目選択のせいにしてしまったことです。

    特に現役の時は、「日本史地理じゃ成績が伸びる訳ないんだ!」と完全に投げ出してしまい、社会の勉強から逃げた時期がありました。もちろん、それによって成績は上がる訳がなく、悪循環に陥る一方でした。

    壁をどう乗り越えたか

    上の記述を踏まえて、筆者が上に書いた壁をどう乗り越えたかについて紹介しようと思います。

    一つ目の壁、考えて解く問題が多いということへの僕の対処法は、「慣れ」と「パターン化」という二つのキーワードに集約されます。

    「慣れ」については言葉通りですね。
    単純に問題を解く体力が付いたというのもありますし、問題を解いていく順番などが固まってきてどこか「ルーティン化」が進んでくるとかなり楽になりました。

    「パターン化」については問題を解く能力とも関連があることかもしれません。
    考える問題にも「型」があって、その「型」をある程度パターンとして持てるようになると解くのも早くなるし、解答への自信も増すようになりました。

    例えば日本史において、抽象的な史料が与えられたらどんな具体的な事象と結びつくのか

    考えたり、逆に具体的な事象が与えられたら抽象的にどんな意味があるのか考えるといったことですね。

    演習を積んでいくうちに、これが自然にできるようになるとかなり楽になったなと思います。

    つまり、日本史地理選択だとしても何か特別なことが必要な訳ではなく、他の教科と同じように地道に演習を積んでいくことが大切だった、ということですね。

    二つ目の壁、世界史チックな問題が解けないことへの僕の対処法は、最低限、頻出な世界史の知識だけは必ず押さえる、というものでした。

    世界史要素と言われても世界史の全ての分野が問われるわけではありません。むしろ問われる部分は小さいと言えるでしょう。
    過去問で繰り返し問われる分野をしっかり押さえれば、意外と世界史要素の問題でも解けるんだな、と気づけるはずです。

    そこから外れる問題は諦めましょう。他の問題を解ければ十分合格点は取れるんだよ、ということを意識することが大切でした。人生、何事も諦めが肝心ですね。

    三つ目の壁、日本史地理選択自体を言い訳にしてしまうことについては、次のように考えるようにして割り切るようにしました。

    まず、日本史地理という選択肢を取ったのは紛れもない自分自身です。その責任はもちろん他の誰かが取ってくれるものではないですよね。

    また受験勉強において、選択科目を選ぶまでの時間より、選んでから実際に学んでいく時間の方が圧倒的に長くて重要です。その重要な時間を、うだうだと過去の選択への後悔に使うのは明らかにもったいないですよね。

    「選択の質ではなくその後の行動の質を上げる」という考えができるようになってからは、受験勉強も割り切って進められるようになりました。

    ちなみにこの考え方は受験勉強一般に通用するものだと思います。
    多くの場合、選択をした直後というのは物事の全体が見えておらず、見えている一部を切り取って価値判断を下してしまうものですが、その価値判断が後になって覆ることは往々にしてあるものではないでしょうか。

    このことから言えることは、「やってみなくちゃわからない」ということです。当たり前すぎますか? でも、切羽詰まっているとこういう当たり前のことも見失ってしまうものです。

    今まで書いてきた三つの壁への対処法を振り返ってみると、どれもすぐに思いつく当たり前のことだったと思います。
    「当たり前のことを当たり前にやる」ことが大切ということですね。

    おわりに

    今回の記事を通じて、日本史地理についてイメージが膨らみましたか?

    日本史地理を選ぶに至らずとも、皆さんの選択肢の一つに日本史地理が加われば嬉しいです!

    また上でも示唆したように、選んだ選択肢を正解だと言えるよう動くことは正解の選択肢を選ぶこと以上に大切だと考えます。考え抜いた上で選んだ選択肢をやり切ることも大事にしてくださいね!

  • 2024/10/26 倉敷青陵高等学校 オンライン

    2024/10/26 倉敷青陵高等学校 オンライン

    企画概要

    2024年10月26日、岡山県立倉敷青陵高等学校の生徒様22名を対象に、オンラインセミナーを実施いたしました。  

    今回のセミナーでは、「広い視野で進路を見つめ、その先へと繋ぐ。」というコンセプトのもと、生徒様一人ひとりが自分が将来本当にやりたいことが何なのかを考え、さらにその達成のためにすべきことを検討することを通じて、受験当日まで学習を進めるに当たって必要な自信をつけていただくことを目的としました。

    以下では、セミナーの内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。

    セミナーの流れ

    セミナーは、以下のようなタイムスケジュールで行いました。  

    13:00〜13:10 オープニング
    13:10〜14:30    進路選択プレゼンテーション×ワークショップ
    14:30〜14:45 休憩
    14:45〜16:05 学習計画ワークショップ
    16:05〜16:15 クロージング
    16:15〜     個別相談会

    進路選択プレゼンテーション×ワークショップ

    こちらのコンテンツでは、生徒様が地理的な制約や学力面での不安などにとらわれることなく、1人ひとりが大学生活でやりたいことが何なのかという問いに正面から向き合い、自身が満足できるような志望校や、志望校選びの基準を模索しました。

    生徒様からは、「今まで曖昧に感じていた志望理由を明確に言語化できた」「将来の夢が決まっていない自分にとって、学部・学科選びの参考になる話が聞けて、大学選びの指標の1つになった」などのお声をいただきました。

    学習計画ワークショップ

    1つ前のコンテンツで定めた進路や目標に対して、それを実現するための具体的な学習計画を立てることを通じて、受験本番当日までのモチベーションとし、自身の学力に自信をつけていただくということを目的として実施しました。

    生徒様からは「実現可能性を意識しながら長期的な学習計画を立てることができた」「勉強に限らず私生活の様々な場面でも活用できる考え方や意識を教えていただき、参加して良かったと思った」などのお声をいただきました。

    まとめ

    今回のセミナーでは、これから受験まで自分の進路や学習方法・計画等に自信を持って勉強を進めていただくことを目的として実施いたしました。

    企画を通して、今まで曖昧になっていた自らの目標や将来像を具体化するだけでなく、そこに向けて必要なプロセスを大学生とともに考えました。それにより、生徒様1人ひとりが「これなら志望校や目標を達成できそうだ」という感覚を得たり、実際にそれを達成したときの自分の姿を想像したりすることができたのではないかと感じております。

    そしてそのことは、大学を受験する日まで歩みを続けるためのモチベーションとして、生徒様が目標を達成するための重要な鍵となると、心より信じております。

    生徒様からは「志望大学合格のために何ができるかを意識することで、先が見えないという不安を解消できた」「自分がしたいことを改めて認識できた」などのお声をいただき、本企画の目的は達成されたと考えております。

    この企画が生徒様の今後の受験勉強において、より明確な目標と計画を持って取り組むための大きな一歩となり、志望校合格への道を確実に歩んでいくための力強い支えとなることを心より願っております。

  • 2024/10/19 駿台甲府中学校・高等学校 東大ツアー

    2024/10/19 駿台甲府中学校・高等学校 東大ツアー

    企画概要

    2024年10月19日、山梨県駿台甲府中学校・高等学校の生徒の皆様36名を対象に、東大ツアーを実施いたしました。  

    今回のツアーでは、「難関大への第 0 歩」というコンセプトのもと、進学目標の達成のために重要な時期に大学についての知識を深め、難関大特有の環境についても関心を持ってもらうことを目標としました。 

    以下では、ツアーの内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。

    ツアーの流れ

    本ツアーは、以下のようなタイムスケジュールで行いました。  

    10:10〜11:00 キャンパスツアー
    11:00〜11:50 昼食・お土産
    11:50〜12:10 外部会場へ移動
    12:15〜12:45 プレゼンテーション
    12:45〜13:15 パネルディスカッション
    13:20〜14:35 ワークショップ・個別相談
    14:35〜14:55 本郷キャンパスへ移動
    14:55〜15:00 クロージング

    キャンパスツアー 

    少人数のグループに分かれて、大学生の時間割に沿って大学構内を巡りました。移動中は、大学生自身の実体験を元に、大学生活についての話をしました。

    実際の大学生の一日をモデルケースとして提示し、それに合った場所に行って班ごとにポイントを集め、他の班と競う形で行いました。これにより、中学・高校までとは異なり学生によって違う場所で違う授業を受けることや、空き時間にどのような活動をしているかなどについて実感していただき、大学生活のイメージを持っていただくことを目的としました。

    企画後に実施したアンケートでは、「大学生がそれぞれの建物について中で何をしているのかを説明してくれたので、将来へのイメージが湧いた」「学部や建物についての説明だけでなく、大学生の普段の生活を聞くことができて、大学がより身近に感じられた」といった感想をいただきました。

    次のプレゼンテーションの前に、各班の得点の発表を行いました。

    プレゼンテーション

    2名の大学生が、大学の授業やサークル・アルバイトといった大学生活全般や、東大特有の特徴についてのプレゼンテーションを行いました。

    大学生の話を聞いていただくことで、大学生活についてのイメージを深め、ひいては難関大学に魅力を感じていただくことが目的でした。

    企画後に実施したアンケートでは、「東大と他の大学との違いがよくわかった」「とてもわかりやすく、東京大学の魅力を改めて感じることができた」といった感想をいただきました。

    パネルディスカッション 

    中高生時代の目標や勉強と生活のバランス、モチベーションの保ち方について、地方の中高一貫校、都市部の中高一貫校、中高一貫ではない高校という異なる環境で勉強していた3人の大学生の体験談を紹介しました。

    さまざまな大学生の話を聞いていただくことで、多様な努力の仕方があることを理解し、目標を達成するために自分に必要な努力の仕方を考えていただくことが目的でした。

    企画後に実施したアンケートでは、「今後の自分に生かしていきたいポイントをいくつか見つけることができた」「自分とは違う環境に身を置いていた人がどのように勉強して東大に入ったのか知ることができてとても面白かった」といった感想をいただきました。

    ワークショップ・個別相談

    2週間後にテストがあると想定し、テストまでの勉強計画を立てていただきました。現状と目標点から取り組むべき内容を考え、生徒様自身の性格を考慮した上で、1週間ごと・1日ごとの計画に落とし込んでいく作業を大学生と一緒に進めていただきました。

    自身の性格をもとに勉強計画を作成していただくことで、主体的に自分なりの勉強計画を立てられるようになっていただくことが目的でした。

    企画後に実施したアンケートでは、「計画の立て方や勉強への取り組み方を見直すことができた」「自分の苦手なところ、改善点がわかった」といった感想をいただきました。

    まとめ

    今回のツアーでは、上記のさまざまなコンテンツに参加していただき、「今まで東大とは縁がないと考えていたが、東大を目指してみようと思えるようになった」「自分の現状を知ったうえで、これからどうしていくべきか自分の中で整理ができた」などの感想をいただきました。このツアーが、進路目標をより深く考え、目標達成に向けて走り出すきっかけとなれば幸いです。
    企画の様子は、駿台甲府中学校HPにも掲載されています。