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  • 浪人という選択

    浪人という選択

    はじめに

    この記事では、浪人という選択肢について、僕の経験に基づいて紹介します。

    今まさに捲土重来けんどちょうらいに向けて努力している皆さんや、第一志望に届かず、浪人するか滑り止めの大学に進学するか迷っている皆さんの一助になれば幸いです。

    一方、まだまだ現役高校生だけどこの記事を読んでいる皆さん。皆さんの先輩の中にも、「浪人」という決断を下した人がいると思います。

    大前提として、まだ結果も出ていない、これから受験に立ち向かう皆さんには、「浪人」という選択肢を視野に入れて欲しくないというのが本音です。最後の最後まで力は伸び続けるもの。

    しかし、現実的な成績の問題や、本当に行きたい大学があるという思いを考えると、「浪人」という選択肢について知っておきたいという方も多いでしょう。

    今回の記事を参考にした上で、現役で第一志望に合格するんだという思いを改めて高めてほしいと思います。


    浪人という決断

    さて、ここからようやく本題です!
    まずは皆さんに「浪人という決断」について考えて欲しいです。

    このご時世、はっきり言って、誰にとっても「行ける大学」はいくらでもあります。

    浪人という決断は、「行ける大学」よりも「行きたい大学」にこだわった結果です。浪人という決断をしたならば、まずは自分に誇りを持ってほしいです。

    しかし、もちろんその決断は、自分一人でできることではありません。

    僕の友人にも、「できることなら浪人したかった」という悔しさを抱えながら進学した人もいます。浪人という決断を許してくれる周りの環境への感謝は、絶対に忘れないようにしましょう。

    また、「浪人したら必ず合格する」という保証はありません。

    第一志望の大学入試は、本番当日の一発勝負。1年間かけて力をつけたとしても、その日に力を出し切らなければ努力が水の泡になってしまいます。

    浪人して模試ではA判定を取り続けていたのに、本番で失敗して第一志望に不合格となってしまった友人もたくさんいます。

    1年間をかけるということのリスクの大きさも十分に承知して、覚悟を持った決断をしましょう。


    予備校に通うか否か

    一口に浪人と言っても、地元を離れて都心の予備校に通うのか、地元の予備校に通うのか、それとも予備校に通わず自宅で1人浪人するのか(いわゆる宅浪)、という選択もしなければなりません。

    これも自分1人でできる決断ではありませんし、どれが正解ということもないと思います。色々な人と相談して、慎重に決めてください。

    僕の場合は、地元の予備校に通いました。
    今回は、僕が感じた予備校に通うメリットを2つ紹介します。

    予備校のメリットその1 リズムが安定する

    平日は授業がガッツリあるので、生活リズムが安定しやすいです。

    「浪人するんだから自分のペースで勉強したい!」という人も多いとは思いますが、授業から得られることはたくさんあります。少なくとも僕の通っていた予備校ではそうでした。

    そして、最終的に合格を手にしていた人は、やはり毎日授業に出席していた人でした。
    予備校選びの際も、授業の口コミや、先輩の声を参考にすると良いでしょう!

    予備校のメリット②メンタルが安定する

    これこそ、僕が今回の記事で一番伝えたいことです!

    予備校には、一緒に頑張ってくれる人がいます。

    僕の浪人生活は、決して順風満帆ではありませんでした。

    力がついている実感はあっても、その実感はなかなか実践に結び付きません。

    秋に受けた大学別模試でもD判定を出してしまいました。その結果が返ってきたのはセンター直前の12月。模
    試の判定が全てではないと分かっていても、さすがに応えました。涙も出ました。

    しかし、どんなに心が折れそうになっても、予備校に行けば一緒に頑張る仲間がいました。

    一緒に授業を受け、励ましあったり、他愛もない話をして笑いあったりしながら食事をとって、毎日22:00まで自習室に残って共に高め合いました。だから毎日、笑顔は絶えませんでした。


    最後はメンタル!!

    浪人生は、1年遅れをとってしまっているということや、周りに支えてもらっている状況から、精神的負担が大きくなりがちです。模試の結果にも、必要以上に敏感になってしまうことでしょう。

    良くも悪くも、最後の最後は気持ちがものを言います。

    最初にも書いたように、浪人して十分な力をつけ、模試でも満足いく結果を出していても、最後の最後、自分の力が出しきれずに惜しくも不合格という友人を何人も見てきました。受験は残酷です。

    しかし、余計な不安に負けず、自分がやってきたことを信じることができれば、実力通り、実力以上の力を本番で発揮することもできるでしょう!

    精神的に負けないために、一緒に頑張ってくれる人の存在は、浪人生にとって特に大切です。

    僕は地元の予備校に通っていましたが、地元を出る人も予備校に通わない人も、一緒に頑張ってくれる人をぜひ見つけてほしいです!

    きっと、その存在が大きな助けになるときが来るでしょう。


    おわりに

    浪人という決断、予備校のメリット、そして一緒に頑張ってくれる人の存在についてお話ししました。

    1年間浪人し、第一志望の大学に進学できた今となっては、たった一つの目標だけに向けて努力し、周りの人の存在の大きさを知れた1年間は僕にとって宝物です。

    この春、浪人を決意した皆さんが、1年後に「浪人して良かった」と心の底から思えることを、切に願っています。
    もちろん、現役高校生の皆さんは、最後の最後まで諦めないでくださいね!

    最後まで読んでくださってありがとうございました!!!

  • 【東大生活】進学選択に向けて先輩からのアドバイス編

    【東大生活】進学選択に向けて先輩からのアドバイス編

    こんにちは! FairWindです。

    さてさて、東大新入生の皆さんはそろそろ授業も始まってきたのではないでしょうか。新型コロナウイルスの流行もあり、進学選択に対する不安がより高まっているのではないかと思います。

    ※進学選択というのは、「前期教養課程の成績に応じて自分の希望する学部・学科に進学する」という東大のシステムのことです。このため、人気のある学部・学科を志望する東大生は前期教養課程でかなり高い成績を取ることが要求されることもあります。

    そこで、FairWindは先輩東大生約30人に「進学選択を振り返って、1Sセメスターで頑張っておいた方が良いと思うことは何か?」というアンケートを取りました!進学選択に成功した先輩、失敗した先輩など、様々な先輩の意見を集めてあります。

    まずはそんなアドバイスを読んで、これからの東大生活を一緒に考えていきましょう!


    やっぱり第二外国語が重要

    アンケートに最も多く寄せられた回答は、「とにかく第二外国語を頑張る」でした!(特に文科)

    必修科目の1つ、第二外国語。皆さんは何語を選択しましたか?(筆者はフランス語選択でした)

    何語を選択していても、 文理共通で「第二外国語一列」「第二外国語二列」(文系のみ「第二外国語初級(演習)」)が必修になっていますね。これらは進学選択で使われる基本平均点に参入される科目のうち、文系なら10単位、理系なら6単位が必ず含まれ、大きな比重を締めます。

    また、「第二外国語一列」と「第二外国語初級」は通年で開講される講義なので、1Sセメスターでつまずいてしまうと、1Aセメスターの成績も引きずられてしまう可能性が高いです。

    と、ネガティブな面ばかり取り上げてきましたが、これらは逆に考えると進学選択を有利に運ぶこともできます。具体的には、

    • (例えば)フランス語という1教科を学ぶだけで10単位(6単位)分の勉強になりコスパが良い
    • フランス語が得意なら、それだけで10単位(6単位)分の好成績を取ることができる

    ということです。みなさん何かしらの動機があって学ぼうと志望した言語だと思うので、ぜひ頑張ってくださいね!

    第二外国語についてはこちらもチェック!


    追い出し不可の「必修科目」

    第二外国語に次いで多かった回答が「必修科目をがんばっておく」ということでした。

    文理共通で、第二外国語のほか身体運動科学実習(通称:スポ身)や情報、英語一列・二列などが該当します。また、理系はこれに加えて数理科学などの必修が加わります。

    まず、追い出しとは何か説明しましょう。

    進学選択における「追い出し」とは?

    進学選択においてほとんどの学部で用いられるのが基本平均点です。これは平たく言えば「必修科目と、選択科目の中で成績が良かったものの平均点」です。だから、選択科目で失敗しても後で別の科目でよりよい成績を取って塗り替える(=追い出しする)ことができるのです。

    しかし、必修科目は一度単位を取ってしまうと再履修ができないことから、必修科目の追い出しをすることができません。

    なので、必修科目は1Sのうちにがんばって高成績を取っておく必要があるのです。


    進学選択に向けて、学問への興味を広げよう!

    最後に、「学問への興味を広げること」という声も多く上がりました。

    そもそも東大入学時に自分が進学したい学科が決まっている人は多くはありません。また、進学したい学科が決まっていても、実際に進学したのは入学当初は思ってもいなかったところだった、という東大生も少なくありません。

    また、前期教養課程の存在は「教養教育(リベラル・アーツ教育)を学部教育の基礎として重視」しているという東大からのメッセージでもあります。
    ※教養学部の紹介は
    こちらから。

    ちなみに私は、文科二類で入学したのですが、文学部・工学部の授業を受けたり、理転することも本気で考えていた時期がありました。まずは、「自分は文系/理系/〇〇学部志望だから」と決めつけないでシラバスを眺めて見るのはいかがでしょう?
    ※2020年度のシラバスは
    こちらから。


    実際の先輩の声

    アンケートに回答を寄せていただいた東大の先輩方からのメッセージをいくつか掲載します!

    「無理し過ぎないこと」理科一類→工学部精密工学科3年

    1Sは特に慣れないことばかりで大変だと思うので、授業を取りすぎないと良いかと思います。
    今年は特に総合科目の情報が入ってきにくい状況ですので、理系の子はいっそ必修のみの履修にしてしまってもいいかと思います。

    総合科目を取るとするならば、ある程度興味のあるものを取ると良いかと思います。せっかく大学に入ったのに得点が期待できるかどうか、単位が取れるかどうかというような基準で取るのはもったいないような気がします。文理関わらず広く履修が可能な前期教養を楽しんでもらえたらいいかなと思います。
    (後期になっても他の学部の授業を履修することはできますが、学部によってはその選択肢が限られてしまう場合があります。うちの学科は基本的に工学部以外の単位は申請して認められないと卒業単位認定してもらえません。)

    進学選択でいい点が取りたい人については、必修を頑張っておけばいいと思います。総合は後からなんとでもなるので、頑張って必修をいい点取りましょう。

    「早めの決断を」理科二類→教育学部基礎教育学コース3年

    決められるのであれば1S中に進学先を決めることをオススメします。進学選択は1年半の点数ゲームなので、本気を出すタイミングが遅ければ遅いほど挽回が難しいです。
    もしサークル等に入るのであれば、先輩に学部学科の雰囲気を聞き、進学先をどうするか考えておきましょう。「進学先よく分からないから、とりあえず高い点数とる!」というモチベの持ち方は大学生(特に東大生は周りの人達が優秀なこともあり)にはとても難しいです……。

    「進路は2Sで考える」理科二類→医学部医学科3年

    入学時点で希望の学部学科が既に確定している人は少ないはずなので、1年生のうちにそこそこ良い成績をとってから2Sでゆっくり進学先を検討することをお勧めします。1人暮らしは生活がだらけてしまいがちですので、とにかく平日は学校に行って授業を受ける習慣をつけることが当たり前でありかつとても重要です。 必修科目で低い成績ばかり取ってしまうと挽回が難しくなるので、理系なら特に第二外国語と数学を頑張っておくといいです。

    「自分のキャパシティを広げる」文科三類→教育学部3年

    大学1年生の春学期は、とにかく色々なことに挑戦してみて欲しいです。学問はもちろん、課外活動や学友との交流など、東京大学は様々な可能性に開かれた大学です。その中で多少無茶だと思っても挑戦し続けることで、自分自身のキャパシティ(できることの多さや広さ)が広がると思います。
    自分の可能性を制限することなく、どんどん自分に負荷をかけてみて下さい。

    余談になりますが、東京大学に入学することをゴールにしてきた学生の中には、「スチューデントアパシー」という症状にみまわれる人もいるそうです。何に対してもやる気を感じることができず、無気力になってしまうそう。様々なことに挑戦して日々ワクワクすることで、そのような無気力になるリスクを少しでも低くすることもできるのではないかなと個人的には思っています。


    終わりに

    いかがでしたか?参考になる視点も多くあったのではないかと思います。

    しかし、どれもあくまで「先輩の声」でしかないことにも注意しなければなりません。本記事の中でも矛盾する記述があるかもしれませんが、それはあくまで色々な先輩の「経験」を紹介してきたに過ぎないからです。

    受験勉強がそうであったように、東大生活や進学選択にも「王道」は存在しません。本記事を参考にしつつ、サークルやバイトなどの課外活動や自分のキャパシティと相談して、自分だけの東大生活をデザインしていってください!

  • 【東大生活】サークル選びのイロハ

    【東大生活】サークル選びのイロハ

    大学生活といえば、勉強はもちろんのこと、遊び!バイト!そしてサークル!

    でも、サークルってどうやって決めたらいいの?と悩んでいる人もいるのではないでしょうか? 新型コロナウイルスの流行もあり、直接先輩に話を聞いたり、新歓活動に参加したりする機会もなくなり困ってしまいますね……。

    今回は、そんなみなさんのために!サークルを探すところから入るところまで、私の体験も踏まえながらご紹介します!

    ※この記事では、部活動・サークル・非営利団体などの課外活動団体をすべてまとめて「サークル」と呼ぶことにします。


    1. サークルの情報を集めよう

    「テント列中止…サークルオリエンテーションも中止…各サークルの新歓活動も中止……。
    入るよりも何よりも、そもそもどうやってサークル探したらいいの…?」

    そんな新入生のみなさんに、まずは、東京大学にあるほぼすべてのサークルを知ることができる媒体をご紹介します!


    槌音

    東京大学教養学部オリエンテーション委員会が発行している刊行物です。諸手続きの際に新入生全員がもらうことができます。

    オリエンテーション委員会に届け出されたサークルの活動内容などが紹介されています。

    オリエンテーション委員会Webサイト

    オリエンテーション委員会Webサイトはこちらから。

    槌音と同じく東京大学教養学部オリエンテーション委員会が運営しているWebサイトです。
    基本的な内容は槌音と同様ですが、ジャンルや関連ワードなどから、自分の興味・条件にあう部活・サークルを検索することも可能です。

    届出学生団体一覧(東大公式HP)

    届出学生団体一覧はこちらから。

    東京大学の「課外活動団体に関する規定」に基づいて設立された団体のうち、同規定に基づいて大学へ届けられた団体は「届出学生団体」と呼ばれます。具体的には東大の学生を中心に構成され、課外の文化、芸術、体育等に関する活動を行う団体で、大学教職員を顧問として置いています。

    ご紹介したページでは、届出学生団体が網羅されており、それぞれの団体のHPなどの情報も掲載されています。
    ちなみに、FariWindも「届出学生団体」として登録されています!

    運動部紹介(東京大学運動会HP)

    運動部紹介はこちらから。

    (一財)東京大学運動会に加入している団体を「運動会運動部」と呼びます。関東学生連盟や東日本学生連盟といった各競技連盟の主催する公式戦や、旧帝大の交流戦である「七大戦・七帝戦」には、運動会運動部が大学の代表として出場します。

    以上の冊子やサイトはすべての新入生のみなさんがアクセスできるものとなっています!
    ぜひ、いろいろなサークルに目を通してみてください!


    2. 自分にあうサークルを見つけよう

    「さて、東大にどんなサークルがあるのはわかったけど、じゃあどれに入ろう?」

    というわけで、次は、入るサークルを決める時のチェックポイントを、私の体験をもとにお伝えします!

    結論からお伝えすると、チェックすべきは以下のポイント!

    1. 活動内容
    2. 活動時間、場所、頻度
    3. 活動費用
    4. メンバー構成、雰囲気

    私は東大に入学したのち、運動会軟式庭球部とFairWindという2つの団体に加入しました。FairWindは高校の時にその存在を知り、もともと入ろうと決めていましたので、今回は私が運動会軟式庭球部を選ぶに至った過程に沿っておはなしします。

    それでは、具体的にみていきましょう!


    ① 活動内容

    まずは、当たり前ながら自分がなにをしたいかですよね。
    スポーツ?合唱?クイズ?ボランティア?

    東大には数百といったサークルがあり、やりたいと思うことがあればどんなにマニアックなことでもそれに関するサークルが見つかるはず!
    まずは自分のやりたいことをもとにいくつかのサークルに絞り込んでみましょう。

    私はというと、中学~高校でソフトテニスをしており、大学に入ってからまたソフトテニスをやりたい!ということで、ソフトテニスができるサークルを槌音などからさがしました。

    大学内でソフトテニスができる団体は、「運動会軟式庭球部」と「スポーツ愛好会軟式テニスパート NANNAN」の2つでした。また、運動会硬式庭球部やその他の硬式テニスのサークルも選択肢に入れてみることにしました!


    ② 活動時間、場所、頻度

    次に確認すべきは、実際に自分が活動に参加できるか、自分に合った活動のかたちか、ということかと思います。

    「何曜日?週に何回?」「朝?夕方?夜?」「参加は毎回?好きな時だけ?」「駒場?本郷?学外?オンライン?」
    これらのことを自分の生活などに照らし合わせながらチェックしていきましょう。

    例えば「火曜17時からの活動だけど、火曜5限は授業が・・・」とか「朝は起きるのがニガテ。」とか。頻度について「週3回活動してるらしいけど私は1回がいいな」とか。

    参加有無は自由!というサークルも少なくないので、自分の好みに合わせてチェックしてみるといいと思います!

    また、活動場所については、移動時間を考慮したり、学外施設を利用する場合には費用がかかったりということもあると思うので要チェック!

    ちなみに、私は加入を決めていたFairWindの活動日が金曜夜だったので、それ以外の時間に活動できることを条件にしました。

    また、勉強も頑張りたかったので週3回以下を目安に決めました。


    ③ 活動費用

    忘れちゃいけないのが、金銭面。大学生活は思いのほか、お金がかかります。
    入会費や年会費。道具の購入などの初期費用や維持費用。合宿や遠征は?
    また、②に述べたような施設利用費は年会費などとは別でかかるよってことも少なくありません。

    年間でどれくらいお金がかかるのか、自分が活動を継続できそうか、要チェックです。入会費や年会費などについては、オリエンテーション委員会Webサイトで確認できるほか、興味のある団体のTwitterやLINE@などで確認・問い合わせすることもできるかもしれませんね。


    ④ メンバー構成、雰囲気

    これまでお話してきたのは、自分が実際にやりたい活動を実施できるか、という形式的な側面でしたが、忘れてはいけないのが、居心地よく活動できるかという雰囲気面です。

    東大生のみで構成されるのか、他大生を含むインカレサークルなのか。男女比は?
    活動の様子は真面目でしっかり?和気あいあいと?ゆったりマイペース?

    これらの側面は先に述べた頻度などの面にも関わってくるかもしれませんね。

    私は、「テニスをするなら成長できるように真剣にがっつり取り組みたい」という思いがあったので、自由参加のサークルではなく、基本的に練習は義務参加である運動会の部活動にすることにしました。

    軟式か硬式かはとても迷いましたが、②、③の条件も踏まえて、駒場で週3回の活動で、少人数で活動日に融通がきくことや、実際に練習に参加してみて感じたことから軟式庭球部を選択しました!


    3. おわりに

    さて、ここまでサークルを選ぶときに参考にしてほしいことを書いてきましたが、とにかく大事なのは、いくつかの情報源から照らし合わせてみることだと思います!
    お伝えしたチェックポイントの多くは、「1.サークルの情報を集めよう」で紹介した冊子やWebサイトを閲覧すれば知ることができます。

    しかし、もっと具体的な情報にアクセスすると見えていなかった部分が見えてくるかもしれません。各団体のHPやTwitterをみたり、LINEやメールで直接連絡を取ってみたり、ときには周囲の評判も確認してみたりすることをおすすめします。

    新型コロナウイルス感染症の拡大により、オフライン新歓活動への参加も難しいかもしれませんが、オンラインでの新歓があれば参加してみたり、状況が好転したら、実際の活動に足を運んでみたりできるといいですね。
    オンラインの新歓情報は、オリエンテーション委員会のこちらのページにまとまっているので参考にしてみてくださいね。
    特に雰囲気などは実際に触れてみないと分かりにくいものかもしれません。

    十分な情報量を持って、みなさんが満足のいくサークル選びをできるよう願っています!

  • 東大新入生の疑問に答えます【QA履修編】

    東大新入生の疑問に答えます【QA履修編】

    はじめに

    こんにちは、FairWindです。
    新型コロナウイルスの影響で、新入生同士や先輩との交流が減り、特に地方や非進学校出身の新入生は心細い思いをしていることかと思います。
    そこで、FairWindは新入生から疑問を募集し、当ページでその疑問にお答えしていきます!
    ※回答は出来るだけ客観的な情報をもとに作成しておりますが、FairWindメンバーの主観が入っている部分もございます。この記事によって生じたいかなる不利益に関しても弊団体は一切の責任を負い兼ねます。


    疑問①履修を決めるには

    疑問「履修する科目はどのように決めれば良いのでしょうか?

    回答)
    履修する科目を決定する基準は大きく4つあります。
    1つ目は
    自分自身の興味に則り、履修科目を選ぶことです。なんだかんだ、シラバスを読んで興味のあるものを履修するのが一番良いでしょう。

    2つ目は時間割を考えることです。例えば1日に5コマ詰めると体力が持たなかったり、1限の授業を入れすぎたりすると起きるのがしんどかったりします。サークルによっては1限や5限の時間に活動がある場合もあるので、他のやりたいこととのバランスを考えることも大事かもしれません。

    3つ目は成績の評価方法を確認することです。例えばテストで評価される科目ばかり取ってしまうと、1つ1つのテスト勉強にかけられる時間が減ってしまいます。私の場合は、それを避けるためにある程度はレポートで評価される科目も取るようにしています。

    4つ目は進学選択に必要な科目を履修することです。各科類ごとに進学選択に必要な用件や前期過程の終了のために必要な用件が定められているので、 将来の履修も考えバランスよく総合科目の系列を選ぶ必要があります。 特に文科類から理系の学部に行きたい人などは要求科目という履修必須の科目があることが多いので、確認をして履修しましょう。 また、要望科目という履修必須ではないものの、進学後に必要となる前提知識を学べる科目として設定されている科目がある場合もあります。興味のある分野が決まっている場合は、それも確認すると良いでしょう。

    基本的には自分の興味によって授業をピックアップしつつ、2~4の基準で選別をしていくと良いと思います。

    PS. 1Sは必修が多い傾向にある(特に理系)ので、無理して総合科目を多くとる必要はないと思います。なぜなら、必修の授業は一度単位を取ると点数が塗り替えられませんが、 一方で総合科目に関しては高得点の科目を採用するという制度があるので(詳しくは履修の手引きを確認)点数の塗り替えが可能です。 つまり、点数の塗り替えが基本的にできない必修の学習が十分にできる余裕を持った時間割にすると良いということです。


    疑問②総合科目について(理系)

    疑問「理1です。総合科目のE,F系列で今後のこと考えて取っといたほうがいい授業とかありますか。

    回答)
    特段これを取るべき!という授業はないと考えています。
    一つ考える基準としては、進学選択で自分の行きたい学部・学科の
    要望科目を確認するのが良いと思います。 要望科目は要求科目とは異なり、進学において必ず履修しなければならない科目ではないですが、進学後に必要となる前提知識を学べる科目として設定されているものです。
    もし、自分の興味がある程度決まっているのならば、そのようなものを参考にするのは手だと思います。

    加えて、いわゆる準必修と呼ばれるクラス指定をされている総合科目があります。これらは必ず取る必要がある授業ではありませんが、履修者が多いのでこのように呼ばれています。1Sでは「基礎統計」や「基礎化学」がこれに当たると思うのですが、もしその科目を履修したいと考えているならば、同じクラスの人の多くが履修するタイミングで履修をするのが良いと思います。

    (編者注:理系の「準必修」は必ずしも履修する必要はないので、やはり疑問①にあるように興味などに則って履修を決定するのが良いだろう。)


    疑問③連続したコマの履修について

    疑問「連続して2コマ受けるのは避けるべきですか

    回答)
    こればかりは人によると思いますが、まず全く2コマ連続で授業がない時間割を組むことは不可能だと思います。

    その上で、朝に学校に来るタイプの人や、午後バイトをしたい人は午前中に授業を連続で取ったりしますし、朝起きるのが苦手なタイプの人は午後に授業を固めたりするなど様々です。


    疑問④必修科目の見つけ方

    疑問「そもそもどうやって自分が受けなければいけない講義を見つけ、選ぶのか。履修登録前の期間の授業の情報を得るにはどうしたらよいのか。

    回答)
    まず必修の授業を確認する必要があります。必修の授業は
    時間割表のP19からの「科類別時間割表」で、自分の科類・クラスのものを見つければ分かります。
    そして、科目名と時限がわかったらシラバス内で検索を行えば、教員名や評価方法、授業の概要などさらに詳細な情報がわかります。PDF版シラバスは
    こちらのページから閲覧が可能です。

    より詳細な情報(例えば、教科書の有無や授業のスケジュールなど)を得たい場合、「時間割表」5ページに記載のある項目指定検索をUTASで行えば、自分の調べたい授業名を入れると確認することができます。
    (同じ名前で開講されている授業が複数ある場合は、担当教員の名前が自分の調べたい授業と一致しているかを確認してください。)

    (※リンク先の時間割表・シラバス掲載ページは2020年度Sセメスターのもの)


    疑問⑤総合科目L系列について(文系)

    疑問「文科三類です。一般的に、L系総合科目の、残り2単位はどのように取ることが多いですか?

    回答)
    前提として文科生は、前期教養課程を修了するためにL系総合科目を
    9単位履修する必要があります。この中には英語中級(上級)や第二外国語の演習などが含まれ、必修科目を履修しているだけで7単位は確保することができます。よって、残り2単位分のL系総合科目を自分で選択し履修する必要があるのです。

    その上で、L系総合科目を確保するための選択肢は3つあり、以下の通りです。
    (これらも先述したシラバスから探すことが可能です。)

    • 英語の発展科目
    • 初習外国語(第二外国語)の発展科目
    • 第三外国語

    これはあくまで周囲の友人を見ての筆者の主観ですが、第二外国語の発展科目を履修する人と、第三外国語を履修する人が多いように感じます。

    初習外国語を1Sセメスターで学んでみて、もっとその言語を活用できるようになりたい!と思ったら、「◯◯語初/中/上級(△△)」(フランス語初級作文、ドイツ語中級会話、中国語上級読解など)という科目を取ってみると良いと思います。1Aセメスターが終了する頃には初習外国語をある程度使えるようになって、その国に旅行に行く人もちらほらいますよ。

    一方で、他の言語も学んでみたい!と思うなら、新たに第三外国語を学んでみるのが良いと思います。「◯◯語初級(第三外国語)」という科目ですね。初習外国語がヨーロッパ系の言語であれば、他のヨーロッパ系の言語を取ってみると、動詞の活用や単語が似ていることが多く、繋がりが見えて面白いですよ。もちろんヘブライ語やモンゴル語など、他ではなかなか学ぶことのできない言語の講義もあるので、興味があれば履修してみてください。

    また、質問主さんは“残り”2単位、という書き方をしていますが、L系列は9単位を超えて取得することも可能です。進学選択で点数が必要なために、必要単位を超えて履修する人の中には、L系列で点数を稼ぐ人も一定数います。筆者はフランス語選択なのですが、1Aでフランス語中級(読解)、2Sでイタリア語初級(第三外国語)を履修しました。L系列は一般に、しっかり勉強すれば点数を取ることができると言われているので、そのような選択肢も考えてみるといいかもしれません。

    最後にちょっとしたアドバイスですが、1Sセメスターでは初習外国語の学習と他の基礎科目(いわゆる必修科目)で精一杯なことが多いので、L系列の残り2単位は1Aセメスター以降に取るのをオススメします。稀に1Sセメスターで第三外国語を履修する人もいますが、新しい言語を2つ同時に学ぶというのはかなり大変なことです。基礎科目の学習がおろそかにならないよう(基礎科目の点数次第では2Sセメスターや進学選択で苦しむことになります)、自分でもしっかり考えて履修を組んでくださいね。


    疑問⑥英語中級について

    疑問「英語中級の選び方が全くわかりません。 英語中級のおすすめ講師を教えてください。

    回答)
    英語中級に関しては別の記事で詳しく解説していますので、
    コチラをご覧ください。


    終わりに

    いかがでしたか?
    さらに疑問がある方は
    こちらから質問をお願いします。

    また、周りに困っている同級生がいたら当サイトをシェアしてあげてください!

  • 英語中級・上級について【東大前期教養学部】

    英語中級・上級について【東大前期教養学部】

    東大の履修登録は、基本的に4月下旬の履修登録期間内に行いますが、その期間外に特別に登録が必要な科目があります。
    その中でも
    「英語中級(上級)」は新東大生全員に関係があり、さらに始業前に登録を済ませなければならないので注意が必要です。以下にQ&A方式で東大の英語中級の抽選について説明します。


    Q.英語中級と英語上級の違いってなに?

    その名の通り授業のレベルが変わります。
    しかし、進級に必要な要件としては
    「英語中級・上級から3単位」となっているため、基本的には英語中級のみ履修すれば問題なく前期教養課程を修了することができます。

    英語上級を履修する人は、東大生の中でもかなり少数派で、帰国子女やTLP生でも上級をとっている人はそれほどいません。ですが、英語上級をとった筆者の友人によると、英会話の多い授業で楽しかったらしいので、レベルアップをはかりたい人はチャレンジしてみてもいいかもしれません。


    Q.ターム型とセメスター型って?

    セメスター期間中通して授業があり2単位分になるのものがセメスター型、セメスターの半分の1ターム分のみ授業があり1単位分になるものがターム型です。基本的にどちらかをSセメスター、もう一方をAセメスターで受けます。
    どちらで受けるかは、FLOWやALESS/ALESAとの兼ね合いによってクラスごとに決められています。履修の手引きの時間割のページ及びシラバスの該当ページを確認しましょう。


    Q.抽選科目ってなに?

    英語中級や初年次ゼミナールなどが抽選科目にあたります。これらの授業は同一曜限内(例えば月曜1限)に複数の先生による同じ名義の授業が開講されていますが、先生によって扱う内容が異なります。
    そこで、授業内容・曜限から履修したい授業を決め、希望を出したうえで抽選がおこなわれ、実際に受ける授業が決まる授業のことです。
    S2タームの授業もSセメスターの最初に抽選を行います。


    Q.どうやって抽選登録するの?

    期限内にUTASの抽選対象科目履修希望者登録の画面から抽選登録をするようにしましょう。
    通常の履修登録期間にはもう登録ができず、必要な単位が取得できなくなってしまうので必ず期間を確認し登録するようにしましょう。期間はかなり短いので注意してください。
    (2020年度は4/1(水)15:00-4/3(金)12:00)


    Q.指定クラス型と全クラス型って?

    英語中級には指定されたクラスのみが履修できる指定クラス型と全クラスに開かれている全クラス型のものがあります。
    多くの人は指定クラス型を履修します。どちらの場合でも抽選登録は必要です。指定クラス型のメリットとしては同クラと同じ授業が受けられることや他の必修の授業と絶対に被っていないことがあげられます。
    一方全クラス型のメリットは、単位や点数が取りやすい先生の授業や、興味がある分野に関する授業が受けられるといったことがあげられます。
    ちなみに指定クラス型でも文理問わず複数のクラスが1セットになっています。


    Q.授業受けてないのにどうやって希望を決めたらいいのかわからない……。

    不安ですよね……。
    しかし、登録せざるを負えません。基本的には
    シラバス(UTASなどから見ることができる)をみて授業の内容で興味のあるものを選びましょう。また、多くの人は逆評定(時代錯誤社が売っている、単位の取りやすさ等が教員別に載っているもの)も参考にしています。しかし、こればかり参考にしていると単位が取れやすいと噂の先生(特に大仏)に希望が集まり、抽選漏れをしてしまうケースもあるので注意が必要です。個人的には大鬼(単位を取りにくいらしい)を避けつつ、後は興味や自分の得意分野(読解、発音など)を踏まえて授業を選ぶと良いのではないかなと思います!


    Q.抽選結果はどこから見ることができるの?

    UTASの「履修登録」画面→抽選科目結果の画面で確認することができます。


    Q.登録期間を過ぎてしまった!

    あらあら!
    教務課HPに追加募集されている授業(抽選後も定員に達しておらず履修可能な枠があいている授業)が掲載されるので確認しましょう。そして、アドミニストレーション棟の教務課窓口にいき、相談しましょう。
    おそらく青い英語中級用の履修認定カードがもらえるので、それを直接先生に渡すと履修できるはずです(2020年度は電子版になりました)。ちなみに第5希望までしか登録できないので、希望したものから全て外れる全落ちはしばしば発生します。


    さらに詳しくは、以下のサイトやシラバス、履修の手引きなど一次情報を参照してください。
    また、
    FairWind公式ツイッターのDMでも質問を募集しています!

    教務課による英語中級・上級についてのお知らせ(2020年度Sセメスター)

    シラバス・時間割表(2020年度Sセメスター版)

    ※この記事によって生じたいかなる不利益に関しても弊団体は一切の責任を負い兼ねます。

  • 2019/12/08 甲南高等学校 地方出張セミナー

    2019/12/08 甲南高等学校 地方出張セミナー

    12/8(土)に、鹿児島県立甲南高等学校の二甲会館で行われた郷中ゼミに参加された生徒様約180名を対象に、東大生地方出張セミナーを行いました。
    「見つめ直し」というコンセプトのもと、普段関わることのない別な高校の学生や大学生に触れることで、自分のことを自分自身で改めて考えるきっかけにしていただくことを目的として企画を実施しました。


    パネルディスカッション

    パネルディスカッションでは、鹿児島出身の大学生に加え、県外出身のパネラーがそれぞれの視点から高校時代の勉強や進路選択、また、東京での大学生の暮らしについてディスカッションしました。大学生自身にしかわからないリアルな話を、テンポのいい会話形式で伝えることができたと思います。

    今回はパネルディスカッションのみの企画でしたが、このコンテンツを通じ、漠然としか進路選択を考えていなかった生徒様も、東京でも生活の不安や、高校時代の勉強に対する不安を少しは払拭することができたのではないかと思います。

  • 2019/11/16 松本深志高等学校 東大ツアー

    2019/11/16 松本深志高等学校 東大ツアー

    11/16(木)長野県松本深志高等学校2年生の生徒様38名を対象に東大ツアーを実施しました。『「東大」を知り、「なりたい自分」を思い描いて、「将来」への第一歩を踏み出す』というコンセプトのもとに、生徒様には本郷キャンパス内、図書館、研究室の見学や、東大生との座談会を通して東京大学の雰囲気を肌で感じていただき、その感じたことから自身の興味や特徴を見つけて自分の理想の将来像を思い描いていただきました。さらに、思い描いた理想の自分を達成することを今後の生活のモチベーションとした上で、受験までにするべき目標を掲げていただきました。 以下では実施した3つのコンテンツについて生徒様の様子などを報告させていただきます。


    キャンパス見学&座談会:東大を知ろう

    このコンテンツは、東大生と一緒にキャンパス見学をしつつ、大学生が日頃の生活を紹介する事で生徒様自身の大学生活を想像していただくことが目的でした。また座談会では、日頃接する機会のない大学生と様々な話をしていただきました。
    生徒様はキャンパス見学や座談会を通して、大学生や教授の話を聞き、将来の大学生活に思いを馳せていました。勉強面や生活面で、少しでも大学生活のイメージが湧いていただけていたら幸いです。


    ワークショップ:「やりたいこと」を見つけよう

    本コンテンツでは、生徒様が自分の興味や特徴をもとに「やりたいこと」を考え、具体化しました。そして、「やりたいこと」を実現する手段としての大学にどのような条件を求めるのか考えました。生徒様が自分自身と向き合い、理想の大学像を真剣に考える姿が印象的でした。今回の経験を今後の進路決定に生かしていただけると幸いです。


    パネルディスカッション&ワークショップ:「これから」を考えよう

    このコンテンツでは,東大生の受験時代の体験を聞くことで生徒様に大学受験について具体的なビジョンを持っていただき、入試本番までの勉強計画を立ててもらいました。生徒様も真剣に話を聞いてくれたようです。少しでも生徒様の助けになれたら幸いです。


    これらの活動を通して、生徒様には東京大学が一体どんな場所なのか、東大生がどんな人なのかをほんの少し知っていただけたかと思います。先にも書いた通り、自分の興味を見つけ理想像を思い描くといういきなり言われても困るような難しい活動にも東大生と一緒に懸命に取り組む生徒様の姿がとても印象的でした。活動の最後では生徒様それぞれが自分のなりたい理想像を他の生徒様に堂々と発表し、将来を見据えた目標を掲げることができていました。このツアーを通して生徒様が何か一つでも今後の生活の糧となるようなものを見つけていただけたのなら幸いです。今後の生徒様の頑張りとご活躍を心から願っています。

  • 【東大教育学部】教育学部って何を学ぶ?先生になるの?【教育心理学】

    【東大教育学部】教育学部って何を学ぶ?先生になるの?【教育心理学】

    はじめに

    みなさん、こんにちは。このページを読んでくれている皆さんは、教育学部や心理学にちょっとでも興味があるのではないかと思います。

    私は東京大学教育学部教育心理学コースというところに所属しています!そこで、私からは教育学部って何を勉強するところなのか、そして自分が所属している教育心理学コースでは何を勉強しているのか詳しく書いていきます。

    教育学や心理学に興味がある人はぜひ読んでみてください。東大の教育学部についてもっと詳しく知りたいと思った人は公式のホームページもみてみてください。

    教育学部って何するところ?

    教育学部の人は何を勉強しているのでしょう?先生になるために行くところと思っている人も多いと思うのですが、必ずしもそうではありませんし、東大の教育学部では先生になる人の方が少ないです。

    では何を勉強しているのかというと、「教育」に関係することを幅広く勉強しています。

    …そんなこと言われてもわかったようなわからないような気がすると思うので、具体的にいくつか取り上げてみます。

    先生になる、ということから近い範囲だと「どうすれば勉強したことが理解できるようになるのか」ということや、「いじめや不登校などの学校内の問題をどうすれば解決できるか」ということを勉強しています。他には「良い教育とはどのようなものか」、「博物館や図書館などの学校外の学びの場をどう構築するか」、「国の教育政策としてどのようなことをするべきか」などなど、教育に関係することをいろいろな角度から勉強・研究しているのが教育学部です。東大では教育学部の中に5つのコース(基礎教育学、比較教育社会学、教育実践・政策学、教育心理学、身体教育学)があり、自分の興味・関心に近いところから”教育”を考えることができます。

    もちろん教育学部に進学すれば、先生になるための授業を受けて、必要な知識や技能を得ることもできます。どんな側面からでも、教育に興味があるということであれば自分のやりたいことを学べるのではないかと思います。

    教育心理学って?

    ここでは私が所属している教育心理学コースについて詳しくお話しします!

    教育心理学はその名の通り教育を「心理学」の角度から見ていく学問です。教育学部で勉強していることの教育心理学一つをとってもすごく広い範囲のことを扱っています。
    子どもの成長・発達がどんな風に進んでいくか(発達心理学)、勉強したことがどのように理解されていくか(教授・学習心理学)、学校内で困っている生徒にどんな対処をしてあげるとよいか(臨床心理学)、などなど色々あります。このようなことを調べていくためには何かしらのデータが必要になりますよね。そのためのデータの分析の仕方として統計学も勉強しています。さらに学習の仕組みを深く理解しようと思ったら、人間の脳がどんな構造になっているのかということなども必要になることもあります。コースに所属している学生全員が今あげた全てを勉強しているわけではないのですが、文系・理系どちらの知識も大事になってきます。

    授業内容紹介

    ここまで教育心理学コースでどんなことを勉強しているのかざっくりとお話ししてきました。でも具体的に何をしているのかイメージが湧かないと思いますので、実際に私が受けた授業でどんなことをやったのか紹介します!

    教育心理学コースの必修科目(全員が必ず履修する必要がある授業)に「教育心理学実験演習」というものがあります。この授業では先生から話を聞く講義形式ではなく、学校に行ったり、実験をしたり演習形式で学びます。そのうちいくつか面白かったものを紹介します!

    知能検査

    テレビなどで「あなたのIQは〜〜」っていうのを見ると思います。そのIQ(知能指数)を測定する実習をしました。

    実習で使った知能検査はWAIS-Ⅲと呼ばれるものなのですが、この知能検査を受ける人は、基本的に生活する中で何かうまくいかなくて、知的能力が原因なのではないかと考えられる人です。「IQめっちゃ高い!!すごいだろ〜!」というためにあるわけではありません(そういう人向けのものもありますが…)。

    例えば細かいところに集中することが苦手だと知能検査でわかったら、その人のために細かいところを強調して示してあげるなど、手助けできますよね。その人がどのようなことが原因でうまくいってないのか見つけてあげて、生活しやすくしてあげるために主に使われています。

    投影法(絵を描く)

    投影法は心理検査の一つなのですが、みなさんが思う「心理テスト」にすごく近いものです。

    授業でやったものでは、真っ白い紙に1つ木を書いて、その書き方から自分がどんな性格傾向があるか分析していきます。木の幹の太さ、葉っぱの数、根っこの張り方など色々なところをみます。

    自分も木を書いて自分で分析したのですが、私は枝が上向きに伸びていて、自信や安定感があるけれども、幹に線が多くて傷つきやすい、という感じでした。当たっているような当たっていないような……。

    質問紙調査(アンケート)

    例えば、「A型の人は几帳面」かどうか気になった時に、どうやって調べたらよいでしょうか。A型かどうかは血液を検査すればわかりますよね。同じ血液を検査したら同じ結果が出るはずです。では、几帳面かどうかはどう調べればよいでしょう。几帳面かどうかははっきりと数値や結果として表すことはできません。そこでいくつか「几帳面さ」と関係しそうな質問をして、几帳面さを得点化してみます。

    「あなたは、部屋が片付いていないと落ち着かないですか」「あなたは、ものの向きがバラバラだと直しますか」など質問を作ってみて、それで「几帳面さ」を測るのです。しかし、作った質問が本当に几帳面さを測っているのかわかりません。そこで、あらかじめ正しいとされている質問項目や、複数の項目との間の相関関係をみるなどして質問内容をより洗練したものにしていきます。

    こうして、作成された質問紙(アンケート)を使うと、A型の人は几帳面かどうか関係を測ることができます。その際統計的な処理が必要となってきます。

    この質問紙を作って分析するという流れを授業では実際にやりました。簡単そうに見えることかもしれませんが、学問として十分なほど精度の高い質問紙を作って、分析するのは非常に難しくて、奥深さを感じました。

    最後に

    ここまで読んでくれてありがとうございます!少しでも教育学部って何してるんだろう?という疑問が解消したり、大学でしていることのイメージがついたりしたら嬉しいです!この記事では私が所属している教育心理学コースのことが中心だったので、他の学科でやっていることが知りたい人は、最初にもあげた通り、公式のホームページから色々みてみてください。他の大学のホームページも見てみると、それぞれの大学の特色が出ていて進路探しの参考になると思います。自分の進みたい進路目指して頑張ってください!!

  • 【東大理学部】生物学の世界をのぞいてみよう

    【東大理学部】生物学の世界をのぞいてみよう

    はじめに

    私は東京大学理学部の生物学科に所属しています。

    まだ生物学においては駆け出しも駆け出し、まだまだひよっこの学部3年生です。しかしこんな私でももうすでに生物の世界に大変魅せられています。当分の間抜けられそうにはないです(笑)。

    何がそんなに面白いの?理学部って何するの?生物学科って普段何してるの?生物勉強してその先どうなるの?などなど疑問に思うことはたくさんあるかと思いますが、実際に所属しているからこそわかる生物学の世界、生物学科の生活をお伝えしようと思います。

    生物学とは?

    これを読んでいる皆さんは今手元に生物の教科書があるでしょうか。もしあるならば、目次をさらっと見てみてください。細胞の構造、光合成、筋肉の収縮の仕組み、エネルギー生産……..などなど色々と項目が書いてありますね。その目次はよくまとまっているものだと思います。というのも、高校で扱う内容も、大学で扱う内容も大まかなくくりとしてはそんなに大差がないのです。

    生物学科で学ぶ内容と、それに対応する高校での学習内容をあげてみたいと思います。

    • 細胞生理学(高校:細胞の構造、細胞小器官の働きなど)
    • 発生生物学(高校:ウニとカエルの発生)
    • 遺伝学(高校:メンデルの遺伝の法則)
    • 分子進化学(高校:分子時計、中立進化説)

    などなど、高校で学ぶ生物の内容は大学で学ぶ内容に完全に直結しています。だから、高校で生物をやっている人ならとてもとっつき易い学問であるし、高校で生物を扱ってない人にとっても入り込みやすい学問であると言えるでしょう。

    では、大学では何するのでしょうか?

    大学で学ぶ生物学

    大学ではまず、高校の内容に加えてさらに突っ込んだ内容、最先端の内容を学びます。生物の世界を学び、最先端で何が行われているのかを把握した後に研究の世界に飛び込むことになります。

    生物学の何が面白いのか?

    生物学をやっている方々に生物学の魅力は何かと問うと、十人十色の答えが返ってくると思います。質問の答えになっていないですね(笑)

    ここではあくまで私が、現時点で感じている面白さについて語らせてもらうと、生物学は「自分の周りの世界をもっと鮮やかにする」学問だと思っています。道を歩いているだけで、この広葉樹は何才くらいで、どのような環境をくぐり抜けてここまで大きくなったのか?、この花はなんでこんなに赤い色をしているのか?、身の回りの自然物にまず気づくことができ、視界に入ってくる情報に対して色々な疑問をもち、勉強して知識を増やすことでその疑問を解決することもできるのです。

    生物を勉強していると、このように、単なる背景として捕らえられていた身の回りの世界が途端に意味を持ってくるようになり、なんとも不思議な充足感に満たされます。ここが生物学の面白さではないかと今は思っています。

    また、この先もっと違う面白さを見つけることができるのではないかと期待もしています。

    理学部って?

    理学部って他の理系の学部とは一線を画すのではないかと私は感じています。研究された結果がそのまま社会の役に立つなんてことは少ないでしょう。

    それでも理学部という学部が存在する意義は、理学部が学問の基盤を作る大変重要な役割を担っていることにあるのではないかと思います。農学部、工学部、医学部、薬学部といった、研究結果が社会の役に立つことが想像しやすい学部の研究はひとえに理学部での基礎研究をベースにしたものではないだろかと私は考えています。この世界の知識のベースを作る学部としてとても誇り高い学部であると私は考えています。

    とまあたいそうなことを書いて少しばかり恥ずかしいですが、理学部に所属する人の特徴としてやはり勉強が好き、課題に向き合い解決したいという思いを持っているという特徴があるように思います。

    高校までは周りの友達に気後れして勉強が好きだなんて言えなかった、という人が生き生きと勉強できる自由な場でもあるでしょう。そんな雰囲気の理学部が私は好きです。

    東京大学理学部生物学科の魅力!

    どんな生活?

    大まかには、3年生は午前中は座学の授業、午後は学生実験、定期的に野外実習(山や海での現地調査)、4年生以上になると研究室に配属され、各々のテーマで研究という流れになります。

    ここでは3年生のある一日の流れを紹介してみます。

       
    8:30-10:151時限目「遺伝子機能学」この日は細胞分裂のS期に起こる、重要な機能について学習。
    10:25-12:102時限目「動物生理学」この日は、神経伝達経路における、カルシウムイオンチャネルの作用についての講義。
    12:10-13:00お昼休み3年生のみんなが集まる学生控え室で、午後の実験で何をするか確認しながらご飯を食べます。
    13:00-18:00学生実験大腸菌のプラスミドに対しての遺伝子組み換え操作。程よい緊張感が実験室を包みます。
    19:00-バイトに行く人もいれば、夜ご飯を食べる人、実験のレポートを書く人など様々です。

    通常の授業、学生実験に加えて3年生前期ではすでに大学の臨海実験所を利用した6泊7日の実習、大学付属の植物園とその近くの山を利用した3泊4日の植物実習、富士山の高山地帯の植生を調査する3泊4日の実習などに行きました。

    生にたくさん触れ、机上の空論ではなく実際の観察実験に基づいた生命現象の解明を行うという生物学基礎研究の基礎を学ぶことができます。

    東大理学部生物学科の教授陣

    どの教授も世界の生物学界の第一線で活躍されている方ばかりです。知識が本当に豊富で授業はとても楽しいし、我々学生にも的確にアドバイスをくださります。生物を勉強、研究する環境として大変恵まれていると思われます。

    また、普段山や海などのフィールドに出向いて研究されている先生方も多く、そのような先生方は非常に体力があるという特徴もあります。山での実習などの時は先生方についていくのに結構必死です(笑)。生物学科は、そんな知力体力を兼ね備えたかっこいい先生方がたくさんいる魅力的な学科です!

    東大理学部生物学科で勉強した先はどうなるの?

    生物学科を卒業した学生のうち9割がたは大学院に進学しているという現状です。

    残りの1割の人は本当に様々な業種で就職していきます。大学院を出た後は、博士課程に進んでもっと研究を続ける人、企業などに就職する人、あまり偏りなく分かれるのではないかと思われます。企業に就職する人の中では研究職につき、大学での学びを活かしたりもできるでしょう。また、博士課程に進むとさらに大学に残って研究を続け、ゆくゆくは教授まで登りつめる、なんて人もいるでしょう。

    自分がどれだけ研究者に向いているか、実際に研究に携わってみて、時間をかけて考えなければわかりません。研究がどんなふうに面白いかも実際にやってみなければわかりません。かくいう私もまだまだ研究の域に足を踏み入れていないのでわからないのです。実践あるのみという印象です。

    最後に

    生物学に限らず、研究という分野は世間的にもなかなか厳しい職業であるというイメージは強いのではないでしょうか。かつて自分の中でも、研究費をとるのが難しい、薄給であるなど、どうしてもマイナスのイメージが先行していました。しかし、特に生物学科の先生たちをみてみると皆ロマンを追い求めながらスマートにかっこよく、かつ泥臭く研究をされている方々がおり、こう方々に世界の学問が支えられているのだなと思うと強い憧れの念が湧いてくるものです。

    一度研究という世界をじっくりのぞいてみたい人、生物学にどっぷり浸かりたい人、少しでも生物に興味があるなと思う人はぜひ、理学部を検討してみて欲しいと思います!

  • 2019/11/11 酒田東高等学校 東大ツアー

    2019/11/11 酒田東高等学校 東大ツアー

    2019年11月11日(月)に、山形県酒田東高等学校の高校1年生20名の生徒さまを対象に、本郷キャンパスにて東大ツアーを行いました。今回のツアーでは、「東大生と直接触れ合いながら、大学での学問や生活についての話を聞くことで、生徒さまに広い視野で自身の進路について考えるきっかけにしていただく」をコンセプトに以下のコンテンツを実施しました。


    キャンパス見学

    本郷キャンパス内の散策を行いました。
    大学生2名に対して高校生5名という少人数メンバーでの散策でしたので、生徒さまにとっては近い距離で大学生と接することができたのではないかと思います。
    高校生にとって大学はイメージのつきづらいものかと思いますが、今回のキャンパス見学で少しでも大学のイメージを持ってもらえましたらと思います。


    パネルディスカッション:東大生図鑑

    実際の東大生がどういう人かというのを知ってもらうために、4人の東大生が大学生活やどんな高校時代を送っていたかについて、紹介しました。
    生徒さまには東大生がどういう人かを知ってもらうことによって、自分の高校生活を何か変えるきっかけにしていただければと思います。


    個別相談会

    受験や勉強、進路についての悩み、東大生についてなど、幅広い面から東大生に質問していただける時間を作りました。
    なかなか生の東大生の声を聞く機会はないと思いますので、これらの体験や大学生の回答を今後の将来選択につなげてもらえましたら幸いです。