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  • 東大二次試験の教室 理系編【本郷キャンパス】

    東大二次試験の教室 理系編【本郷キャンパス】

    はじめに

    ※2021年度までの情報です。本年度の情報については、こちらの本郷キャンパスの記事をご覧ください。

    東大の二次試験で、自分の受験教室がどこになるか、会場はどんな雰囲気なのかなどが気になる人も多いでしょう。

    この記事では、机の広さや、リスニングの音声の聞き取りやすさ、トイレの混雑度合いなどを、FairWindメンバーへのアンケートをもとに、科類別でお伝えします!

    今回は、本郷キャンパスで受験をする理系の教室についてご紹介します。
    文系が受験する駒場キャンパスの記事はこちら

    ※2021年度までの情報です。2022年度以降は変わる場合もあるので要注意です!
    受験票や大学のホームページなどもあわせて確認してくださいね。

    理科一類

    法文1号館 

    英語リスニングの聞こえやすさ
    ★★★☆☆ 3/5 やや聞き取りにくい

    トイレの混雑具合
    ★★★☆☆ 3/5 やや混雑する

    机・椅子
    ★★☆☆☆ 2/5 狭い

    試験終わってから教室を出るまで
    1日目:30分くらい
    2日目:30分くらい


    リスニングは、聞き取りやすい教室と聞き取りづらい教室に分かれました。小さめの教室では 5 をつけた人が多かったものの、場所が悪い人は1や2をつける人がいました。

    トイレはやや並びます。単語帳など、待ち時間に勉強できるものを持っていくといいでしょう。

    長机に2〜3人が座ります。

    机の縦幅が小さく、問題冊子がぎりぎり収まらないくらいとの声もありました。普段から小さめの机に慣れておきましょう。

    法文2号館

    英語リスニングの聞こえやすさ
    ★★★☆☆ 3/5 やや聞き取りにくい

    トイレの混雑具合
    ★★☆☆☆ 2/5 混雑する

    机・椅子
    ★★☆☆☆ 2/5 狭い

    試験終わってから教室を出るまで
    1日目:15分くらい
    2日目:15分くらい


    リスニングは3あたりをつける人が多かったので、どの席でもやや聞き取りにくいことを想定しておくと良いでしょう。

    トイレはかなり待つと答えた人が一定数いました。安田講堂前の広場には仮設トイレが設営されているので、混んでいればこちらも使ってみてください。

    長机に2〜3人が座るようです。
    机が狭く、A3の紙ほどのスペースしかないらしいので、小さい机に慣れておきましょう。

    広い教室だと、問題訂正の書かれた黒板が見えにくい可能性があるようです。見えない場合は、試験官に申し出ましょう。

    医学部1号館

    英語リスニングの聞こえやすさ
    ★★★★★ 5/5 とても聞き取りやすい

    トイレの混雑具合
    ★★★★☆ 4/5 あまり並ばない

    机・椅子
    ★★★☆☆ 3/5 やや狭い

    試験終わってから教室を出るまで
    1日目:30分くらい
    2日目:30分くらい


    リスニングはかなり聞き取りやすいと答えた人が多かったです。

    医学部1号館のトイレは清潔ですが、混むこともあるのでホテルや家で済ませて来るのが無難です。

    長机に2〜3人が座ります。

    机の上には、感染症対策のための衝立が立っているので、使えるスペースはやや狭めのようです。

    理学部1号館

    英語リスニングの聞こえやすさ
    ★★★★★ 5/5 とても聞き取りやすい

    トイレの混雑具合
    ★★★★★ 5/5 空いていることが多い

    机・椅子
    ★★★★☆ 4/5 普通

    試験終わってから教室を出るまで
    1日目:30分くらい
    2日目:15分くらい


    英語リスニングも聞き取りやすく、机も比較的広いので、ここを引けたらラッキーかもしれません。
    広いとはいえ、解答用紙を2枚横に並べられるほど広くはないので、普段広めの机を使っている人は慣れておきましょう。

    試験で使われないフロアのトイレも使うことができ、あまり並ばなかったとの声がありました。

    長机に2〜3人が座ります。

    工学部列品館・国際学術研究棟が試験会場になることも

    理科一類は他にも、工学部列品館、国際学術研究棟などが試験会場になることもあります。

    全体的に机は狭いと覚悟しておくと良さそうです。
    また、教室によっては椅子の位置が固定されていることがあります。様々な環境でできるように、心の準備をしておいてくださいね。

    理科二類

    工学部2号館

    英語リスニングの聞こえやすさ
    ★★★★☆ 4/5 比較的聞き取りやすい

    トイレの混雑具合
    ★★★★★ 5/5 空いていることが多い

    机・椅子
    ★★★☆☆ 3/5 やや狭い

    試験終わってから教室を出るまで
    1日目:30分くらい
    2日目:30分くらい


    英語リスニングは、赤本のものと比べると聞き取りにくいようですが、建物が比較的新しいこともあり、聞き取りやすいと答えた人が多かったです。

    トイレもあまり並ばないことが多そうです。

    長机に3〜4人が座ることが多いです。
    高校の机の大きさとあまり変わらなかった」「解答用紙か問題用紙のどちらかを折らないと机に収まらなかった」などの声がありました。
    コロナ対策の仕切りのおかげで鉛筆を落とさなかった
    」といったポジティブな意見もありました。

    工学部3号館

    英語リスニングの聞こえやすさ
    ★★★★☆ 4/5 比較的聞き取りやすい

    トイレの混雑具合
    ★★★★☆ 4/5 あまり並ばない

    机・椅子
    ★★★★☆ 4/5 普通

    試験終わってから教室を出るまで
    1日目:45分くらい
    2日目:45分くらい


    かなり新しい建物です。
    建物内にローソン100がありますが、試験日には閉まっています。
    昼食は事前に用意しておくようにしましょう。

    それぞれの教室が小さめなので、リスニングは聞き取りやすいと答えた人が多くいました。

    トイレは個室の数があまり多くないようですが、工学部3号館での受験者はあまり多くないので、並ぶかどうかはタイミング次第です。

    左右の受験者との間隔は十分広いのですが、前後の人と足が当たるかもしれません。

    工学部8号館

    英語リスニングの聞こえやすさ
    ★★★★★ 5/5 とても聞き取りやすい

    トイレの混雑具合
    ★★☆☆☆ 2/5 混雑する

    机・椅子
    ★★☆☆☆ 2/5 狭い

    試験終わってから教室を出るまで
    1日目:30分くらい
    2日目:45分くらい


    工学部の建物では古めの部類に入るかもしれません。

    リスニングについては「後ろにもスピーカーがあり、そこまで聞き取りにくくはなかった」との声がありました。

    トイレが少ないフロアもあり、試験前後は混雑しそうです。

    机にあるコロナ対策の段ボールの壁がかなり邪魔だった」というコメントが多くありました。

    長机に2人ほどが座ることが多いようです。

    工学部14号館

    英語リスニングの聞こえやすさ
    ★★★★★ 5/5 とても聞き取りやすい

    トイレの混雑具合
    ★★★★☆ 4/5 あまり並ばない

    机・椅子
    (アンケートではコメントが少なく、机の大きさを判断することができませんでした。)

    試験終わってから教室を出るまで
    1日目:30分くらい
    2日目:30分くらい


    14号館はスターバックスがある11号館の隣です。
    スターバックスは試験日には閉まっています。

    長机に2〜3人が座ることが多そうです。

    他にも、理学部2号館・工学部4号館が試験会場になることも

    理科二類では、工学部の建物が試験会場になることが多いようです。

    工学部は建物が多くて迷いがちなので、事前に地図などで場所を確認しておきましょう。

    教室は暖かいですが、お昼休みやトイレなどで外に出ることが多いです。防寒対策をしっかりしていってくださいね。

    理科三類

    法学政治学系総合教育棟 

    英語リスニングの聞こえやすさ
    ★★★★☆ 4/5 比較的聞き取りやすい

    トイレの混雑具合
    ★★★★☆ 4/5 あまり並ばない

    机・椅子
    ★★★★☆ 4/5 普通

    試験終わってから教室を出るまで
    1日目:30分くらい
    2日目:30分くらい


    正門にかなり近い建物です。

    3〜4人用の長机の両端を2人で使用していたので、スペースには余裕があった」とのことです。

    教室の後ろの方に座っている場合、リスニングが聞き取りにくいこともあります。

    お昼ご飯をキャンパス外に買いに行く人も何人かいるそうです。持っていくのを忘れても焦らずにエネルギー補給をしましょう。

    年によって受験会場が変わるようですが、理科三類の受験生はまとまって同じ建物のことが多いようです。

    周りの受験生からプレッシャーを感じたときは、散歩などでリフレッシュするといいかもしれません。

    おわりに

    紹介しきれなかったアドバイスを最後に紹介します。

    • 制服と私服の割合は半々くらいでした。慣れている服装で平常心を保ちましょう。
    • 部屋が寒かったり、暑かったりするので、温度調整しやすい服装でいきましょう。

    受験教室の状況は、年によって変わります。

    どの建物に割り当てられたとしても、自分の力が発揮できるよう練習をしておきましょう。

    FairWindは受験生を応援しています!

  • 【併願校対策】3週間でできる! 小論文の勉強法

    【併願校対策】3週間でできる! 小論文の勉強法

    はじめに

    「小論文対策って何をすれば良いのかよくわからない……」
    「受験科目に小論文があるけれど、対策する余裕がない……」

    こんな不安を抱えている受験生もいるのではないでしょうか?

    確かに小論文は、ただ知識を覚えるだけでは太刀打ちできない、対策が難しい科目です。
    また、併願校でしか小論文が課されない、他の科目の対策に力を入れたいなどの理由で、後回しになりやすい科目でもあります。

    しかし、入試では1点の差が命運を分けるもの。全く小論文対策をせずに入試に臨んでしまっては、痛い目を見るかもしれません。

    この記事では、受験3週間前から併願校の小論文対策を始め、なんとか合格を勝ち取った私が、短期間でできる小論文の勉強法を紹介します。

    医学部入試や推薦入試など、小論文の配点が高い入試を受ける場合は、より本格的な対策が必要なので注意してくださいね!

    1週目:まずは解答例を分析しよう

    受験対策というと、実際に自分で解き、答え合わせをするという勉強法を思い浮かべる人が多いでしょう。

    しかし、小論文に不安を持つ人が、いきなり問題を解くことはおすすめしません

    なぜなら「あと3週間しかないのに、全然解けなかった……」と、不安や苦手意識が強まってしまう可能性が高いからです。

    また、書くことに時間がかかり、他の科目の対策に手が回らなくなってしまっては良くありません。

    そこでおすすめなのが「過去問の模範解答を分析する」という方法です。

    この方法には、3つのメリットがあります。

    1つ目は、小論文への心理的ハードルを下げられるということです。

    小論文に不安や苦手意識を持つ人は、「斬新なアイデアがないと評価されない」「難しい表現を使わなければならない」といった先入観を抱いていることがあります。

    しかし、実際に模範解答を見ると、意外と思いつきやすい発想で、平易な文章で書かれているものが多いのです。

    そのため、先に模範解答を読むことで「これなら自分でも書けそうだ」という自信を持つことができます。

    ただし、模範解答には様々なものがあるので、「この解答はあまりよくないな」と思ったときは、複数の解答例を確認するようにしましょう。

    2つ目は、文章の表現・構成の仕方を学べるということです。

    たとえば、小論文には、序論→本論→結論という文章構成の型があります。

    「そんなことは知っているよ」と思った人もいるかもしれませんね。しかし、この構成で実際に書いてみようと思うと、意外と難しいのではないでしょうか。

    そこで、模範解答を分析すると、実際にどのような論理構造で小論文が書かれているのかが浮き彫りになります。

    そして、論の進め方や、1つの話題にかける文章量など、文章の組み立て方がわかるようになるのです。

    3つ目は、発想力がつくということです。

    発想力とは、問いに対して自分なりの意見を持つ力のことで、小論文を解く上で不可欠な能力です。

    小論文では、志望学部・学科の学問に関するテーマが出題されることがほとんどです。

    それは、その学問についてどれだけ深く考え、自分なりの意見を持っているのかを知るためです。

    模範解答を読むことで、そのテーマについて新たな視点や知識を取り入れることができます。そして、受験本番でもそれが発想のヒントになることでしょう。

    私は、模範解答を原稿用紙に書き写し、ポイントだと思った箇所を赤ペンでメモするという勉強を、1日1時間ずつ、1週間続けていました。

    このとき、ただ書き写すのではなく、書き写しながら文章構成や論の進め方などを読み取ることを意識していました。

    模範解答の分析に1週間も費やすことには不安もありましたが、小論文に必要な力をしっかりと定着させることができ、効果はあったと感じています。

    2週目:構成メモの作り方を学ぼう

    小論文では、限られた時間内で文章をまとめる必要があります。

    そのため、「早く書かなきゃ」という焦りから、いきなり本文から書き始めてしまう人も多いです。

    しかし、内容を整理しないまま書き始めると、前の文と食い違うことを書いてしまう、趣旨がわかりづらい文章になってしまうなどのミスが起こりやすくなります。

    また、書き直しが多く発生してしまうために指定字数を満たせず、0点になってしまうこともあります。

    小論文を書くときは、必ず「構成メモ」を作るようにしましょう。

    構成メモとは、書く内容や文章構成を整理するための、文章の設計図のことです。

    構成メモを作ると、文章全体の構成が明確になります。そのため、論理に一貫性が出やすくなるほか、よりスムーズに答案を書くことができます。

    しかし、構成メモの作成には慣れが必要です。

    私は、過去問の解答例や解説を読みながら構成メモを作る練習をすることで、自分なりの構成メモの作り方を身につけました。

    具体的には、以下のような手順で構成メモを作っていました。

    1. 問いに対する意見を複数考える
    2. それぞれの意見に対する理由を箇条書きで書き出す
    3. 書きやすい立場を1つ選び、どの根拠を用いるかを取捨選択する

    過去問の解説には、どんな風に意見を組み立てれば良いのかが詳しく書かれており、場合によっては構成メモの例が載っていることもあります。

    それらを参考にしながら、自分なりのスタイルを確立してみましょう!

    3週目:自分で構成メモを作ってみよう

    構成メモの作り方がわかったら、今度は実際の問題から構成メモを作る練習をしてみましょう。

    慣れてきたら、本文に30〜40分かけられる程度のペースを目指すと良いでしょう。

    構成メモは、「小論文の質が8割決まる」と言われることもあるほど重要なものです。

    逆に言えば、構成メモさえ作ることができれば、怖いものはありません。あまり対策に時間をかけられない人は、最低限構成メモを作る練習をしておきましょう。

    余裕があれば、実際に書いてみよう

    上でも述べた通り、受験本番までに構成メモを作れるようになっておけば、さほど心配することはありません。

    私自身、本番までに本文を書く練習をする時間を取れなかったのですが、構成メモを30分で作る練習を重ねたことで、本番は時間内に小論文を書き上げることができました。

    しかし、もし余裕があれば、本文を書く練習もできると安心です。3週目に自分で作った構成メモを使って、実際に本文を書いてみましょう。

    もちろん、解き終えた後はしっかり復習し、どうすればもっと良い答案が書けるのかを確認してくださいね!

    終わりに

    この記事では、私の体験談をもとに、3週間でできる小論文の対策法を紹介してきました。

    「受験本番まで時間がないけれど、何も対策をせずに小論文を解くのは不安だ」という受験生は、ぜひ参考にしてくださいね!

    また、この記事で述べた方法論やポイントは、国語や社会の論述問題などにも通用するものです。

    小論文対策の経験を糧にして、志望校合格を勝ち取りましょう!

  • 【広島から東大へ】地方高校生の遠方受験

    【広島から東大へ】地方高校生の遠方受験

    はじめに 

    実力を十分に発揮するためには、十分な準備が必要になります。そのため、皆さんは、最後まで学力を上げて受験に臨もうとしているのではないでしょうか。

    けれども、受験に大切なのは学力的準備だけとは限りません。持っているだけの学力を発揮できる環境作りも大切な準備の一つ。

    それを分かってはいても勉強で忙しいという皆さん、遠方受験を現浪2回体験して、その道には十分詳しい(つもり)の私の記事を読めば、遠方受験で自分の力を出し切る準備は万端です。

    もちろん遠方受験しない人にも、有益な情報を乗せていたり、浪人の痛みを知っているからこその正直な応援メッセージがあったりするので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

    受験スケジュールに関するアドバイス

    1、出願校の出し方に関して

    私は、現役時代に全ての大学に落ちてしまったトラウマで不安になり、浪人時代にはとてつもない数の出願を出しています。

    しかし、受験を振り返ってみて、あんなに出す必要はなかったと思います。

    個人的意見ではありますが、東京に限らず、自宅から遠い大学を受験するのであれば、安全校をセンター利用で1、2校、できたら地元の大学を全学部日程か個別試験で1校、そして本命校を2、3校(1校につき1、2学部)で十分だと思います。

    というのも、私はほとんど全ての大学に受かっていたうえに、そうなるであろうことが私の模試の成績からして予測可能だったためです。また、万一不合格になってしまったら、動揺してしまうことも考えられます。

    安全校の合格をもらっておくことも確かに大切ですし、地元受験は受験の雰囲気に慣れるために1回くらいは受ける価値があるのですが、あまりにも出願を出しすぎるのはお金と時間の無駄遣いです。

    どんな入試でも過去問対策は必須なので、極力第一志望に時間を費やすためには、受験校をある程度絞っておくのが賢明です。

    自分の力を過大評価するのも良くありませんが、過小評価も良くないので、模試の成績に照らし合わせた冷静な出願をしてください

    2、移動時や滞在先に関して

    旅行会社の人によると、冬は雪で飛行機が止まりやすいようなので、移動手段は新幹線がおすすめです。交通機関のトラブルに備えて、試験の2日前には現地に入りましょう

    私が宿泊したのは渋谷駅のすぐそばにあるホテルでした。実際に泊まってみて、渋谷駅は色々な大学に近かったので、便利でした。大学の場所によって変わってくるので一概には言えませんが、東大受験に関して言えば、渋谷はおすすめです。

    また、塾の先生曰く、受験期にあまり長く現地にいると、勉強に身が入らず良い結果が出づらいようです。受験スケジュールにもよりますが、もしかすると一人のホテルよりは、周りの人たちが勉強している地元の塾の方が勉強も捗るかもしれません。

    移動にかかるお金のことはあまり考えず、自分にとって最適だと思うスケジュールを立てましょう

    持っていくと良いもの

    すべての受験生に必要なもの

    1、薬

    常備薬は必須です。酸素が頭に行かないと試験に集中できないので、鼻詰まりが気になる人は点鼻薬を持っていくのがおすすめです。

    また、緊張が体調に出やすい人は、下痢止め、痛み止めなどを持っていくと良いでしょう。

    女子は痛み止め、生理用品は持っていきましょう。

    さらに、これはあまり言われることがないと思いますが、どうしても生理が重い人は、ピルで生理を止めることも検討すると良いでしょう。

    私は普段から生理前になると人に当たってしまったり、勉強に身が入らなくなったりすることがありましたが、ピルを飲むと、それほどイライラしなくなりました。

    2、携帯電話

    模試のときに電源を切った状態で受けるなど、使い方を練習しておきましょう。電車の遅延などで本当に困ったときに必要になります。

    遠方受験をする人が持っていくと良いもの

    1、消毒グッズ

    スプレータイプのものとウェットティッシュ、両方用意しておくと便利です。

    途中でなくなることも想定して、2つずつ持って行きましょう。

    2、入浴剤、アイマスク

    受験前は緊張で全身硬直するので持っていった方がいいです。

    3、東京の地図+大学にいく方法がわかる地図+ホテルまで行く道がわかる地図

    後にも書きましたが、デジタル地図に頼っていると道を間違うことがあります。他の方からもそのような話を聞きました。

    4、酔い止め 

    普段は酔わないからといって油断は禁物。心の緊張が体に伝わり、酔ってしまうことも考えられます。

    また、車は大丈夫でも新幹線では酔うことがあるので、酔い止めを持っていくことをおすすめします。

    ただ、私と私の親は酔い止めを飲んだ後爆睡してしまい、降りるべき駅に着く2分前に目を覚ますということがありました。

    あまり眠くならなさそうなもの、そこまで成分が強くないものを用意するのが望ましいでしょう。

    こんなことに気をつけて!

    道に迷う

    慣れない土地であるために、本番で緊張しすぎないように下見は絶対に行きましょう。特に電車に乗るときには、急行と各駅停車を間違うことが多いので、しっかりチェック。

    理系で東大志望の皆さんは、本郷三丁目駅が最寄りで、本郷キャンパスで受験します。ただ、他にもいくつか使える駅があるので、どの駅がいいか考えておきましょう。少々脱線しますが、赤門はとても混雑するので、赤門ではない門から入場するのがおすすめです。

    文系で東大志望の皆さんは、駒場キャンパスで受験しますが、駒場東大前駅には各駅停車の電車しか止まらないということを覚えておいてください。さらに、一つしか門がないので、入場するのに10分から20分ほど待たされます。早めの行動を心がけましょう

    また、ホテルに向かう際にスマホの地図アプリを使いましたが、位置情報が正しく表示されないこともあるので、注意が必要です。地図アプリは参考程度にして、通りすがりの人や警備員の方に頼るのも良いでしょう。

    食べ物について

    まず、これは全ての受験生に言えることですが、刺激物や生ものは控えましょう。試験に勝ちたいからとんかつ食べよう!というのはNGです。

    ここからは地方から東京受験をする皆さんに言えることですが、お金は思い切って使って、いいものを食べた方が良いと思います。衛生面的にもそうですし、ホテルで缶詰になって勉強している身にはとても気分転換になります。

    また、東京は待たないといけないことが多いので、お腹を壊したくない、ちゃんとしたものを食べたいからといって外食はおすすめしません。コンビニで買う、ルームサービスを利用するなど、ホテル内で食べられるものを用意すると良いでしょう。

    個人的にはルームサービスがおすすめです。部屋から一歩も出なくていいし、衛生的だし、何より美味しい。親が東京についてきてくれそうなら、親に買ってきてもらうのもありだと思います。

    親について

    現役時代に親がふたりともついてきてくれたのですが、母1人でよかったかもと思いました。3人だと、各々の行動スケジュールのすり合わせや意思疎通が意外にも負担になりました。浪人時代は母だけについてきてもらいましたが、十分でした。

    心や体の健康について

    地方高校生は受験直前はホテルにこもり切りで勉強するため、心が病みがちになります。

    私の場合は、かなり厳しかった私大受験の前日にスマホを2時間触ってしまいました。そういう時はあまり自分を責めすぎず、必要な時間だったと思って切り替えましょう。

    しかし、そういうことになる前に、散歩したり、運動したり、お昼寝したりして、体を休める方向で休憩しておくのがおすすめです。

    コロナ対策につい

    1、防寒着を準備しよう

    大学は、教室の作りが独特であることが多いので、寒かったり暑かったりします。脱ぎ着しやすい服装を心がけましょう。それでも辛い場合は、我慢せず試験監督の方に申し出てください。

    また、寒い空気は足元に、暑い空気は頭の方に行きやすい傾向があるので、膝掛けを持っていくのがおすすめです。

    ただし、大学によっては申請が必要なこともあるので、受験における注意事項をチェックしておきましょう。

    2、消毒グッズを準備しよう

    新幹線や電車で自分が座る座席やつり革、ホテルの部屋、試験場の机や椅子は絶対消毒しましょう。

    特に試験では、多少体調が悪くても受験しにきている人がいるかもしれません。

    スプレータイプのものとウェットティッシュタイプのもの、両方準備しておくと便利です。

    試験を受ける直前に思い出してほしいこと

    大学によって、試験中に机の上に出しておいて良いものが変わります。

    シャープペンシルの芯を出してはいけない、辞書は出しておいてもいいけれど、付箋は全て外さなければならないなど、大学の個性が出るところです。しっかり受験上の注意を確認して、試験監督の方の話は真面目に聞きましょう。

    また、机やパーテーションに落書きがあると不正行為と見なされるため、休憩が終わる3分前にはチェックを行いましょう。

    私の受験スケジュール

    あまり参考にはならないかもしれませんが、私の受験体験談をお話しします。

    現役時代は、本当に入りたいと思える、東大理科二類と私大2校を受験しました。

    浪人時代は文転をして、物理化学数学から解放されて楽しく勉強できるようになったものの、二浪は避けたいというのが私の考えでした。そのため、共通テスト利用を3校、それぞれ文学部と法学部2学部ずつ(社会学部が存在するところには社会学部も)受験しました。

    また、広島受験を2回、東京受験を東大の文科三類含め3回経験しました。

    私大1校受けた後にホテルを変えて、もう1校の私大を受験し、いったん広島に帰って、最後に東大を受験しに行きました。また、後期受験の出願もしていましたが、東大が終わった後は一気に気が抜けてしまい受験しに行くことができませんでした。   

    実際におきたアクシデント

    受験の前日の夜に大きめの地震

    東京では、他の地域に比べ、地震がよく起こります。

    特に地方高校生の皆さんは、地震に対する耐性がないため動揺してしまうかもしれません。地震はいつか絶対に起こる、くらいの気持ちでいくことをおすすめします。

    また、ホテルに着いたら、避難経路と、部屋の中ではどこが安全そうか確認しておきましょう。

    電車が止まった

    私は時間に余裕をもって試験会場に向かったので問題なく試験会場に着いていましたが、試験開始が1時間半延びました。

    電車の遅延の他に、試験会場に入るまでに長蛇の列でとても時間がかかることがあるので、着席時間の1時間前には会場につけるようにしておきましょう。

    また、当日使う予定の道や交通機関が確実に使えるものであることを確認し、交通機関が止まった時の代替の交通手段なども考えておきましょう。

    さらに、出る前に交通機関の運行情報をチェックすること、そして試験開始時刻が延びるのに備えて問題集、参考書をたくさん持っていくことをおすすめします。大学から情報を受け取れることもあるので、携帯電話も持っていきましょう。

    電車が遅れていたため親と待ち合わせできなかった

    1校目の受験が終わったあとで親と待ち合わせてホテルを移動する予定だったのに、荒天で電車が遅れ、親と待ち合わせできず、移動先のホテルに自分で移動することになりました。

    試験会場やホテルなど、行かなくてはいけない場所に関しては、親に頼りすぎず自分で行き方を確認しておくことが大切です。

    トイレが待たされる

    普段はトイレに行きたくない人でも、緊張するとトイレに行きたくなります。

    試験場に早めに着いておいて、余裕を持ってトイレに行くようにしましょう。試験中にトイレに行きたくなった場合、あまり我慢せず、試験監督の方に申し出て行くようにしてください。

    また、私が受けた私大では、1フロアに女子トイレが1個しかない棟もありました。色々なトイレを探してみたものの30分は待たされたので、勉強道具を携行して並ぶと良いでしょう。

    個室内に問題集をおくところがないこともあるので、ポケットサイズの問題集や、ルーズリーフに書いて持っていくのがおすすめです。

    さらに、時々洗面所で口をゆすいだり歯磨きしたりする人がいます。感染対策の面からも、トイレのものには極力触らない、レバーはトイレットペーパーを使って触る、トイレから出たら除菌スプレーを使う、など工夫した方がいいです。

    最後に

    私が浪人時代に東大を受けた際に、ある大手進学塾が、

    合格するのは、いつものキミだ。あせらず、気負わず。

    という広告を出していました。本当に勇気づけられました。

    一方で、自分でも気づかないうちに、いつもの自分ではない強靭な自分がいることも確かだと考えています。学力面においても、精神面においてもです。

    私自身、得意の数学でやらかしダメだと思い大泣きしましたが、英語まで気力で受けて帰った結果、文転の影響で壊滅的だった日本史でなぜか挽回し、合格しました。

    受験は最後まで何が起こる分からない

    落ちたと思っていたけれど受かっていた、という話は意外とよく聞きます。

    失敗した、と思った時、普段から感じている自分の不甲斐なさに押しつぶされそうになるかもしれません。ですが、100%頑張れた人なんてほんの一握りです。

    弱い自分、しかし最後まで諦めなかった自分を見失わず、志望校に対する思いの丈を解答用紙にぶつけてきてください。

    陰ながら応援しています。

  • 【勉強も、それ以外も!】理想の高校生活を求めて【合格体験記】

    【勉強も、それ以外も!】理想の高校生活を求めて【合格体験記】

    東大生はみんな受験時代勉強漬けだったのでしょうか?

    結論から言うと、そんなことはありません。一生に一度の高校生活です。しっかりと満喫していきましょう!
    この記事では、勉強と他の活動を両立させながら現役合格を果たした先輩の体験をご紹介します。


    はじめに

    「東大に合格するためには、勉強ばかりの生活を送らないといけない」
    このようなイメージを持っている方は、みなさんの中にも多いのではないでしょうか?

    私は、勉強を常に取り入れつつも、「勉強ばかりではない高校生活」を送ってきました。
    というのも、自分のやりたいことを諦めたくなかった私にとって、それが理想的な高校生活だったからです。

    この記事では、結果的に東大に合格できた私が、実際にどのような高校生活を送っていたかを紹介します。

    もちろん、東大合格の一番の近道が勉強なのは大前提であり、私の高校生活は模範的とはいえないかもしれませんが、「こんな過ごし方もできるんだな」くらいの気持ちで読んでいただければと思います。

    (今回の記事では、具体的な勉強法にはあまり触れていません。東大生の勉強法が気になる方は、各教科の勉強法の記事をご覧ください。)


    1年生

    がむしゃらに勉強していた入学当初

    地方の公立中学から県内トップレベルの高校に進学した私は、入学当初は同級生との実力の差を感じ、不安しかありませんでした。
    中学時代の成績は上位だったので、入学直後のテストで校内順位が100位以下だったときは、周りのレベルの高さも分かっていたつもりでしたが、やはりショックを受けました。

    そんな中、地元中学とは比べ物にならない量の課題が出され、予習も必須となり、必死に勉強する日々が続きました。
    「ちゃんとやらなきゃ」という気持ちが、自分を体力的にも精神的にも追い込んでいました。学校があれほど嫌になったのは1年生のこの時期くらいです。

    しかし、同級生とよく話すようになると、悩んでいるのが自分だけではないことに気づき、少しずつ気持ちが楽になっていきました。

    「勉強以外もやっていい」ことへの気づき

    入学してしばらく経った頃、私は小学4年生から始めた卓球を高校でも続けるために、卓球部への所属を決めました。

    週6回の活動によって勉強が疎かになるのではという不安もありましたが、卓球を続けたい気持ちは、それ以上に強いものでした。
    また、勉強以外のことに熱中できる部活動の時間は、自分にとっての気分転換にもなっていたように思います。

    入部後は、勉強にかける時間を確保するために、時間の使い方への意識が高まりました。

    たとえば、片道1時間かかる通学時間は、電車で単語帳を開いたり、一緒に登校する友達と世界史の問題を出し合ったりして勉強時間に変えました。授業間の休み時間もほぼ勉強にあてました。

    こうした勉強時間の生み出し方を学んでから、勉強以外のことも十分やれるのだと気づきました。やりたいことが多い自分には、勉強をやりつつ他のことも楽しむというスタイルが合っていたのだと思います。

    部活動や行事など、勉強以外の活動を通して友人も増え、高校生活が楽しめるようになっていきました。


    2年生

    学習習慣の確立

    2年生になり高校生活に慣れてくると、自分の生活リズムに合わせた学習習慣が確立し、1年生の時よりも効率的に学習できるようになりました。

    具体的には、私は夜が苦手だったので学習塾には通わず、早起きをして課題や予習に取り組むようにしました。
    そのため、起床後は5時半まで、朝食後は6時半まで、登校後は8時半までというように、朝の勉強時間は固定化され、習慣的に勉強をするようになりました。

    また、学習計画は細かく立てたいタイプだったので、テキストを1日何ページ進めれば期限通りに課題が終わるか計算し、部活などの忙しさも考慮しながら、その日のノルマを定めていました。
    そのおかげで、自分の学習の進み具合を把握しやすく、ある程度自己管理ができていたように思います。

    東大に憧れをもった夏

    私が東大を目指すようになったきっかけは、2年生の夏に行われた大学探訪です。

    東京を訪れ、東大在学中の母校OB・OGの方々とお話をし、「東大生」に漠然とした憧れを持つようになりました

    数学や物理が苦手だった私は、文系を選択したことで成績が少しずつ上がり始めてはいましたが、当時はまだ東大を目指せるほどの実力も自信もありませんでした。

    ただ、目標は高いほうがいいかなと思い、この頃から模試の第一志望欄に東京大学と書くようになりました。

    部活動を通して気づいた精神面の弱さ

    他方、部活動では、後輩が入部して練習がますます楽しくなり、先輩方が引退して女子部のキャプテンになったので、試合で勝ちたい気持ちも強くなっていました。

    そんな矢先、秋の大会でふと「失敗しそう」と思った直後、うまくボールが打てなくなってしまいました
    しかも1回だけではなく、その後の練習でも同じ調子でした。

    急に下手になるとは考えにくいので、きっと精神的な問題だったのでしょう。
    実力を発揮できないつらさ、キャプテンの重圧、今後の不安などが重なって、気持ちの整理をつけることはかなり難しかったです。

    思わぬ形で精神面の弱さに気づくこととなりましたが、周りの人に励まされながらその弱さに向き合い、元通りではないもののある程度改善することはできました。

    色々と試した上で効果があったように感じたのは、自分にとっての「お守り」を身につけることでした。

    大会では、友人からの応援の手紙や、自分を鼓舞する言葉を書いたメモをポケットに入れて、「大丈夫、大丈夫」と唱えることにしたのです。
    不思議なもので、それだけでも気持ちを少しは落ち着けられるようになりました。

    今でも、「あの出来事がなければもっと楽しめたのに」と思うこともありますが、プレッシャーがより大きいであろう入試を迎える前に精神面の弱さに向き合えたことは、自分にとって大きかったと思います。


    3年生

    高校生活最後の行事を全力で楽しむ

    学年が上がり、ついに受験生となりましたが、一生に一度の高校生活を友人たちと一緒に楽しみたかった私は、高校生活最後の行事へ積極的に関わることに決めます。

    特に、最も大きな学校行事である9月の体育大会では、応援関係のリーダーとして夏休み前から準備を重ねました。

    受験生の夏休みに勉強以外のことに熱中するのはリスクを伴う選択であり、実際に活動期間中は勉強が身に入らないことも多くて焦りや不安もありましたが、高校生の間にしかできないような貴重な経験ができました。

    また、行事を通してますます友人たちとの距離が縮まり、どんなに疲れていても友人と話すだけで元気をもらっていました。

    勉強の遅れを感じつつ受験モードに突入

    全ての行事を終えたのは10月末で、そこから一気に受験モードへと切り替えました

    勉強以外にもエネルギーを注いだ分、周りの受験生から遅れをとっていたことは事実なので、巻き返しのために時間を見つけてはとにかく勉強をしていました

    各教科の課題を克服すべく、教科担当の先生方に添削をお願いし、自分の苦手分野と正面から向き合いました。

    しかし、特に苦手意識の強かった数学が足を引っ張り、模試でもB以上の判定はほとんど取れず、過去問を解いてもなかなか目標点に届かなかったので、入試が近づくにつれて不安が増していきました。

    受験期の心の支え

    不安に苛まれていた受験期は、周りの人からの支えのありがたみを強く感じていた時期でもあります。

    担任の先生は、たとえ模試の判定が悪くても、どこを改善したら良いか指摘した上で、大丈夫という言葉をかけてくれました。

    地元の大学に進学してほしそうだった家族も、努力を認め、「あんたは運のいい子だから」と言い続けて応援してくれました。

    友人も、私が不安な気持ちを口にしたら励ましてくれる人たちばかりでした。

    そうした励ましが私にとっての救いになり、東大への受験を決めたのは自分なのだから頑張ろうという気持ちを強くさせてくれました。

    入試当日から合格発表まで

    ついに迎えた東大入試当日は、緊張と不安でいっぱいでしたが、お守りたちをリュックに入れ、頑張ってきた自分を信じるしかないと思いながら会場に向かいました。

    試験開始直前に見返す用のノートには、自分が間違えやすいところを厳選して書いただけではなく、緊張することを見越して自分を励ます言葉も最初のページに添えていました。

    直前に最初のページを見返して、いつものごとく「大丈夫、大丈夫」と唱えていたのを今も覚えています。

    自分を信じて挑んだ1日目でしたが、最も心配していた数学で思うように問題が解けず、2日目が残っているのにホテルで一人落ち込んでいました。

    なんとか立て直して2日目を乗り切りましたが、合格点に届いているとは思えず、合格発表が怖くて仕方ありませんでした。

    だからこそ、合格者の中に自分の受験番号があったときは、喜びと驚きと安堵が入り混じって涙が止まりませんでした。自分の努力を心から認めることができたのも、このときでした。


    おわりに

    以上が私の送った「勉強ばかりではない高校生活」です。いかがだったでしょうか?

    勉強以外にもエネルギーを注いだ分、受験の面で周りよりも出遅れたことは否めませんし、勉強に集中していれば入試にも自信を持って挑めたのかもしれません。

    しかし、高校時代に妥協せずやりたいことに取り組んだのは、自分にとって正解だったと思っています。

    なぜなら、それが理想の高校生活だったから、そして、部活動や行事を通して、精神面の弱さへの向き合い方を学び、お互いに励まし合える友人関係を築けたように、やりたいことを追い求めた結果得られたものも多くあったからです。

    もちろん、全てを追い求めるのは現実的には難しく、多少の取捨選択も必要ではありますが、できないと思いこんで、やりたいことを諦めてしまうのは勿体無いのではないかと私は思います。

    多少のリスクが伴うことを理解し、それなりの覚悟をもった上で、やりたいことを追求してみても良いのではないでしょうか。

    この記事を最後まで読んでくださったみなさんには、自分は何をやりたくて、どんな高校生活を送りたいのか、ぜひ一度立ち止まって考えてみてほしいです。

    みなさんが、自分にとって「これが正解だ」と思えるような高校生活を送れることを祈っています。

  • 【メルマガ試し読み】二次試験前⽇・当⽇の過ごし⽅

    【メルマガ試し読み】二次試験前⽇・当⽇の過ごし⽅

    過去に配信されたメールマガジンの記事になります。東大生の生の声が綴られています。お楽しみください!(なお、執筆者の科類や学年は執筆時点でのものとなります。)


    文科一類1年 K.Y.

    こんにちは!この記事では、二次試験前日・当日にすべきことについて、私の経験に基づいてアドバイス・注意点などを書かせていただきます。
    私は福岡県出身ですが、私のような地方勢は試験前にあらかじめ上京して試験に備える必要があります。そのあたりについても少し書きます。
    試験前日・当日は何をしていいのかわからない人も多いと思うので、ぜひこの記事を参考にしてください。
    なお、私の受験科目は国語・数学・世界史・日本史・英語で、一浪しています。

    前日(まで)

    ①試験地への移動(地方勢向け)

    自宅から遠く離れた大学を受験する人は、前日までに試験地付近に移動しておく必要があります。
    自宅からどの程度離れているかによりますが、私は試験の前々日に移動しておくことを強くお勧めします。試験前日に交通機関に異常が生じた場合に移動できなくなるという事態を避けるためです。
    前々日に移動しておくことで精神的に少し余裕が生まれますし、前日に移動経路や試験会場の下見に行くこともできます。移動中の時間も無駄にせず、苦手などのチェックに費やすと良いと思います。

    私の場合は、前々日の16時頃福岡空港発の飛行機に乗り、18時前に羽田空港に到着し、20時半頃に渋谷のホテルに着きました。
    移動中は今まで解いた日本史の過去問の要点を確認したり、世界史の資料集で文化史の確認をしたりしていました。ホテル到着後もその続きをしましたが、移動の疲れからすぐに眠くなり早く寝た記憶があります。上京に際しては父親に同行してもらいました。

    ②試験会場の下見

    前日までに必ず移動経路・試験会場の下見をしておきましょう。何事もぶっつけ本番は危険です。このとき、試験当日と全く同じ時間で移動し、電車などの時間や道の雰囲気を掴んでおくと良いと思います。
    当日の朝に自宅から移動できるという人も、自分が使おうと考えている移動経路以外に迂回経路をいくつか想定しておくと何かあったときも落ち着いて対応できます。

    ③最終チェック

    東大の試験は2日間ありますが1日目の試験終了後は疲れてあまり勉強できないので、この前日の時間が最後だと思っておいてください。私はそう考えたうえで、前日は5科目万遍なく勉強しました。

    具体的に何をしたかというと、
    ・国語→各大問1年分(以前解いたことのある問題の解き直し)
    ・数学→1週間前に予備校で解いた問題(過去問1年分に相当)の解き直し
    ・日本史→前々日までにやり残していた過去問の要点チェック
    ・世界史→文化史と苦手なポイントのチェック
    ・英語→リスニングと要約問題1題、段落補充問題1題、総合問題(大問5)1題
    というようなかんじです。

    これはあくまでも例に過ぎないので、自分が何をしておきたいかは前々日までにしっかりと考えておきましょう
    何をしていいかさっぱりわからないという人は学校の先生などにアドバイスをしてもらうと良いと思います。私も各科目の先生に前日に何をしておくと良いかアドバイスをいただきました。

    ④準備

    試験本番での忘れ物は精神的に悪影響をきたします。忘れ物を絶対にしないよう、前日のうちに準備を済ませておきましょう。
    東大の場合は英語の試験で一部マークシートを使用するため、鉛筆が必須です。
    それに腕時計と受験票(顔写真を貼っているかもチェック)も重要です。私は試験2日目の朝にホテルを出たあと腕時計を忘れていることに気づき、大慌てで取りに戻りました。そのようなことがないようにしましょう。

    ⑤気分転換

    前日にもなると一日中緊張続きでかなり疲れます。緊張を少しでも和らげるために適宜気分転換をしてください
    私は勉強の合間に好きなお菓子(博多通りもん)を食べたり音楽を聴いたりしていました。食事も自分が食べたいものを(食べ過ぎには気をつけて)食べると良いと思います。
    また、浪人時は通っていた予備校のサイトに先生方からの激励メッセージが掲載されていたので、それを読んで自分を勇気づけていました。

    ⑥睡眠

    なかなか寝付けないかもしれませんが、早めに寝て翌日に備えましょう。横になっているだけでもある程度疲労回復になります。私はラジオを聴きながら寝ました。

    当日

    ①朝食

    朝食をとらないと頭が働きません。地方勢はホテルで朝食をとることになりますが、朝食会場に行くと受験生だらけでいきなり緊張させられます。
    他の受験生がみんな優秀そうに見えますが、自分も他人からはそう見えていると考え、過度に緊張しないようにしましょう。

    ②準備

    再度持っていくものの確認をしましょう。繰り返しますが、忘れ物は精神的に大ダメージとなりかねません。

    ③試験会場へ移動

    開場時間には試験会場に着くことを目標にして移動した方が良いと思います。そうすることで試験教室の雰囲気に慣れる時間も増えますし、トイレの位置などを改めて確認することができます。
    余った時間は最終チェックに使いましょう。私は緊張を少しでもほぐそうとしてずっと音楽を聴いていました。

    ④休み時間

    トイレに行くことと水分を摂っておくことは必ずしておきましょう。それ以外は自分がしたいことをすれば良いと思います。
    私は基本的に最終チェックに費やしましたが、会場内を散歩するなど気分転換をするのも良いでしょう。
    教室内では大声で答え合わせをする人たちがいる場合がありますが、そのような会話は聞かないように気をつけてください。
    なお、試験開始30分前には試験監督が入って来て参考書などを全てしまうように指示されます。それから解答開始までかなり長く感じますが、目をつぶって精神統一をしたり、試験監督を観察したりすると良いと思います。試験監督を観察しているといろいろ面白かったです。

    ⑤試験終了後

    1日の日程が終わると、混雑を避けるために試験教室ごとに放送で退出指示があります。指示があるまでは帰宅できないので、1日目の試験終了後は翌日の科目の勉強ができるように何か教材を持って行っておいた方が良いです。2日目の試験後も同様に指示があってからの退出となりますが、翌日に備える必要はないので本など時間をつぶすためのものを持って行くと良いでしょう。(スマホなどの通信機器は使用許可が出されるまで時間がかかります。)
    なお、地方勢の中には試験終了後すぐに家に帰る人も多いと思います。場合によっては退出指示までかなり時間がかかりますが、恐らく試験監督が当日中に帰る人には配慮してくれると思うので、飛行機や電車の時間が近づいてきたら遠慮なく挙手して試験監督に知らせましょう。その際、電車や飛行機のチケットを証拠として提示するよう求められる場合があるので準備しておきましょう。

    かなり長くなりましたが、ここまで二次試験前日・当日をどう過ごすかについて書かせていただきました。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
    内容については当たり前のことだと思う方もいらっしゃるとは思いますが、試験前は緊張のために大事なことを忘れがちなので念押しの意味で書いています。
    コロナ禍での受験で不安は多いと思いますが、しっかりと準備を整えて本番で自分の力を最大限発揮できるよう頑張ってください。影ながら応援しています。


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  • 【受験生必見】ケアレスミスは減らせる!

    【受験生必見】ケアレスミスは減らせる!


    はじめに

    みなさん、こんにちは!
    この記事では、受験でのケアレスミスの減らし方について書きたいと思います。

    この記事を読むにあたって、まず一番最近受けたテストを見返して見てください。
    何点分がケアレスミスによって減点されていますか? 一度振り返ってみてください。

    もしかしたら、失点の半分以上がケアレスミスという人もいるのではないでしょうか?
    そして、それを見て「ケアレスミスならしょうがない、まあいいか」と思っていませんか?


    ケアレスミス対策の大切さ

    ケアレスミスというのは、問われていることを全く理解していないことによる間違いではありません。そのため、テストでケアレスミスをした時もつい放置してしまいがちです。

    しかし、受験という場において、そのミスは命取りとなります。

    大学受験では、基本的には同じくらいのレベルの人達が同じ問題を解きます。そのため、あなたが仮に「全くわからない」と思った問題は、隣に座っている受験生も同様にわからない可能性が高いのです。

    そうなったときに、どこで差がつくのか、それは「わかっている問題をいかに正確に解くことができるか」ということになってきます。にもかかわらず単純なミスで簡単な問題を落としてしまうと、それは周りと比べて大きな遅れをとることになります。

    そして、試験においては、全くわからずに間違えた問題も、ケアレスミスによって間違えた問題も、同じように減点されてしまいます。
    そのため、ケアレスミスを減らすことが受験においてはとても大切な要素になってくるのです!

    なぜ僕がここまでケアレスミスについて真剣に書いているのかというと、僕がその大切さを身をもって実感してきたからです。

    そもそも、僕はケアレスミスがとても多い人でした。

    選択問題は間違えて両方解いて時間が足りなくなるし、マーク模試はマークをずらして大量失点するしと、とにかくケアレスミスが多く、名前を書き忘れる以外のすべてのケアレスミスはだいたい経験したと思います(笑)。

    そしてもちろん、その度に落ち込んではいたのですが、「ケアレスミスを減らすことなんて無理だ、あきらめよう」と思い、ケアレスミスを減らそうとは考えませんでした。そしてその報いがとうとうやってきます。

    それは高校3年生の2月26日、東京大学二次試験2日目の英語の試験のときでした。

    問題を解いていて、大問 2 英作文の (1) がさっぱり何を書いていいのかわからない(笑)。8分ほど考えた結果、僕は諦めてこの問題をとばすことを選択しました。

    そしてその後、他の問題をなんとか解き終え、試験時間終了の合図がなり、僕はペンを置きました。そして、名前がしっかり書いてあるか確認するよう言われたので、答案を裏返しました。

    すると、大問 2 (1) の解答欄が埋まっていることに気づきます。
    「あれ?とばしたはずなのになんでこの問題の解答欄が埋まっているんだ…?」

    そして、おそるおそる大問⑵の解答欄を見ると、案の定空白になっていることに気づきます。
    つまり、大問 2 (2) の解答を誤って (1) に書いてしまったのです!

    このとき僕は、人生で初めて、頭が真っ白になり足が震えるという経験をしました。せっかくここまで上手くいっていたのに……。

    そして失意の中で合格発表を待つも、結果は不合格。「やっぱりか……」という思いが僕の中をよぎりました。

    得点開示をおそるおそる見てみると、僕の点数と合格最低点の差はわずか2.7点。
    英作文の配点は、一問につきおよそ10~12点と言われているので、解答欄をずらしておらず英作文がしっかり採点されていたら合格できたはずでした。

    そのとき、僕は初めて、ケアレスミスを減らす大切さに気づいたのでした。

    さあ、ケアレスミスを減らす大切さが少しは伝わったでしょうか? みなさんには、僕のような体験は絶対にしてほしくありません。

    そこで、具体的にどうしたらケアレスミスを減らせるのか、僕が浪人時代に意識したことをお話しします。


    ケアレスミス対策法

    普段からの対策

    普段から意識してほしいのが、ケアレスミスをしたときに、どうしてそのミスをしたのか考えることです。

    ケアレスミスには、何か原因があるはずです。その原因を根本の部分まで追求することが、ケアレスミス削減にとても効果的です。

    僕の体験談をもう一つ紹介します。

    あるとき、化学の問題で計算ミスをしました。

    なぜ計算ミスをしたのか考えると、筆算をする時に繰り上がりの数を足し忘れたからだとわかりました。
    そして、なぜ足し忘れたかというと、筆算するスピードを求めるあまり、字が汚くなってしまい式が見づらくなってしまったからでした。

    しかし、試しに急いで筆算をする場合と、ある程度丁寧な字で筆算をする場合とでスピードを比較してみた場合、ほとんど変わらないことに気づきました。

    それ以来、計算するときに字をなるべく丁寧に書くようにしてみたところ、計算ミスがかなり少なくなりました。

    このようにケアレスミス対策においては、ケアレスミスを「まあいっか」で終わらせず、根本から原因を追求する姿勢がとても大切になるのです。

    テスト中の対策

    テスト中にできる対策としては、問題を解くたびに解答を一瞬見直すことです。毎回検算する暇はもちろんありませんが、たとえば、

    • 数学の問題でりんごの数を聞かれているのに、答えが負の数になっていないか
    • 英語の文章で、3単現の s をつけ忘れていないか

    といった一瞬で見直せるポイント、特に自分が間違えた経験のあるポイントを意識して一瞬でも見直すことで、ケアレスミスは確実に減らせます。そしてこの癖は普段からやっておかないとなかなか身につかないものです。普段からどこに注意すべきなのかを意識しつつ、本番にその成果が発揮できるようにしておきましょう。

    また、問題終了5分前には、解いている問題を諦めて見直しに入ることです。

    5分前になったら、選ぶ記号は一つなのか、当てはまるものすべてなのかなど、問題文の指定をもう一度読み直すようにしていました。また、解答用紙に名前を書き忘れていないか、選択問題は正しい問題を解いているかなどを確認し直しました。

    もちろん、毎回ケアレスミスをするわけではないので、「見直しせずにもう一問新しい問題に取り組んだ方がいい点が取れたのではないか」と思うこともありました。

    けれども、そこを割り切って見直しに使うという強い意志を持つことが、いざというときに役に立つと思います。

    特にマーク式の試験では、選択問題のマークミスがありがちです。
    そのせいで20点近い減点を食らった人を何人か知っています。おそらく、終了5分前の見直しをする習慣がなかったのだと思います。

    緊張するテストの場であるからこそ思わぬミスをしてしまうので、終了5分前の見直しが役に立つときが来るはずです。

    こうして、問題を解く時、問題を解いた直後、テスト終了間際と様々なタイミングでケアレスミス対策を用意することで、限りなくケアレスミスを減らすよう努力していました。この対策の数は、細かいものを含めると20以上ありました。


    まとめ

    こうして、みなさんにケアレスミスの減らし方をお伝えしてきました。

    結局伝えたいのは「ケアレスミスは絶対に減らせる! 減らす努力をしないと痛い目を見るぞ!」ということです。

    普段からケアレスミスを減らすための努力をして頭を働かせること、そのための習慣をしっかりつけておくことが大切なのです。

    試験当日はとても緊張しています。そのため、普段からケアレスミスを減らす努力をしておかないと、なかなかケアレスミスの削減にはつながりません。

    みなさんには、勉強ももちろんですが、ケアレスミスの対策も同時にしっかり行うことで悔いのないように受験を終えてもらいたいと思います。

    それではみなさんが受験本番でいい結果を出せることを願っています!

  • 【合格体験記】ロクでなしの東大受験【宅浪】

    【合格体験記】ロクでなしの東大受験【宅浪】


    はじめに

    宅浪についてみなさんはどのようなことをご存知でしょうか。宅浪については既にたくさんネット記事が量産されているので、何かしらご存知の方もいらっしゃるかもしれません。そんな中ではありますが、この記事では実際に宅浪した上で東大に進学した経験を踏まえて、宅浪についていくばくかの私見を述べさせていただこうと思います。適宜他の宅浪に関する記事を比較・参照してみると良いでしょう。


    宅浪のメリット

    宅浪のメリットとして以下の点が挙げられます。

    1. 自分の好きなように時間を使う(あるいは使わない)ことができる
    2. 予備校で浪人するのに比べて金銭面の負担がない
    3. 一人で勉強できる

    以上がメリットと言えるでしょうけれども、しかしこれは裏を返せばデメリットとしても表現できることでしょう。


    宅浪のデメリット

    宅浪のデメリットとして以下の点が挙げられます。

    1. 生活リズムが乱れやすい
    2. 予備校という強制力(やお金を払っているという事実の重み)がない
    3. 孤独で辛い時に悩みを共有できる人がいない

    自由に生活できるというメリットは裏を返せば規則正しい生活ができなくなるという風にも言い換えられますし、金銭面の負担がないということは「これだけのお金を支払っているのだから頑張らなくてはならない」という覚悟もなしに安易に浪人生活をしてしまうことにもなりえます。
    一人で周りから悪影響を受けずに勉強できるとも言えますが、逆に捉えれば孤独で悩みを相談する友達がいない、よって精神的に辛くなればそれがいたずらに悪化していくだけとも言えます。


    私の場合

    以上のようにメリットとデメリットが混在しているのが宅浪ですが、私の場合、次のようにメリットとデメリットの折り合いをつけていました。

    ①自分の好きなように時間を使う(あるいは使わない)ことができる/生活リズムが乱れやすい、という点について。

    私は生活リズムが乱れることについては妥協していました。規則正しい生活をしていた方が勉強をルーティン化しやすいということが仮に事実だとしても、生活リズムが乱れているから勉強できない、とは言えないのではないかと思います。厳しく言えば、「生活リズムが乱れて勉強に集中できない」というのは単に勉強していないことへの言い訳にすぎないでしょう。
    どれだけ生活リズムが乱れていても勉強は問題なくできます。大事なのは規則正しく勉強をこなし続けることではなくて、一定水準の知識や解法を理解・習得することでしょう。
    私は昼過ぎに起床することがままありましたが、昼食後(朝食なのかもしれませんが)そのまま勉強を始め、夕食後から深夜にかけて勉強していたので勉強量自体はそこそこ取れていました。昼過ぎに起きたなら昼下がりから明け方にかけて勉強すれば何も問題はないでしょう。

    ②予備校で浪人するのに比べて金銭面の負担がない/予備校という強制力(やお金を払っているという事実の重み)がない、という点について。

    突然ですが一つ質問です。あなたにとって浪人、特に宅浪という選択はどれくらい異常な選択ですか。あるいは勇気の要る選択ですか。私にとっては安直に浪人する、宅浪する、という選択は到底できないものでした。私はそれ相応の覚悟をもって宅浪を選びました。私見ですが、ことの本質は覚悟にあるのではないでしょうか。予備校という強制力が仮にあったとしても覚悟もなしに、安直に浪人している人が勉強をどれだけできるのかは疑問ですし、仮に強制されて嫌々勉強したところで、どれだけ知識や解法を理解・習得できるのか、私には心配です。

    ここで覚悟について一つ述べておきます。覚悟というのは要するに「勉強をどれだけ懸命にしようとも、あるいは逆にどれだけ怠惰になろうとも、それによって得られた結果は何であれ文句を言わずに自ら引き受けよう」と決心するということです。覚悟とは決して「1年間真面目に勉強するぞ!」と息巻くことではありませんし、まして「第一志望に合格するぞ!」と願望を表明することではありません。自分の選択で不利益を被ることを甘んじて受け入れる決心をすることが私の考える覚悟です。

    ③一人で勉強できる/孤独で辛い時に悩みを共有できる人がいない、という点について。

    私は元来、勉強とは一人でするものだ、という考えの人だったので、また、私は孤独を耐えなければならないこともあらかじめ覚悟の上で宅浪を選んでいたのでこの点は甘んじて受け入れていました。あくまで私見にすぎませんが、仮に私が予備校に通っていたとしても、私が宅浪期に耐え忍んだ孤独感や悩みは変わらなかったのではないかと思います。というのは、他人の悩みに対して、特に受験という人生の大きな関門を前にした人の切実な悩みに対して適切な助けの手を差し伸べられるほど私たちは力強い存在ではないように感じられるからです。一応、悩みを共有するだけでも当人の苦痛は和らぐでしょう。しかし、それも一時のことで、本質的には受験が終わるまでその苦悩は終わり得ないでしょう。

    私の場合、一次試験前まで、概ね12月前までは模試でも良い判定、素点を取っていたので特に精神的に辛くはありませんでした。より一般的には試験当日から遠ければ遠いほど切実に悩むことも少なくなりがちなので精神的に辛くなりづらいというのもあるでしょう。しかし、やはり一次試験、二次試験と受験当日が迫ってくるごとに相当しんどくなりました。どうしても不合格や当日の大失敗を想像すると辛くなります。私はそこである程度自分の精神力の限界を悟りました。即ち、「ああ、もう一年これを繰り返すのは無理だな」と。私はこれは幸福なことだったと思います。というのは自分の限度を理解できるというのは貴重なことだからです。自分の精神力の限界を知るというのも受験の合否は別として、重要な受験を通して得るべきことの一つではないでしょうか。


    宅浪は選択肢になりうるか

    私は宅浪して東大に合格しましたから、そのような「成功」例を念頭におけば宅浪して第一志望にこだわるのも悪くない、と強弁することも可能でしょう。しかし、私としてはそのような安直な、あるいは欺瞞的な主張は容認できません。

    私としては高い目標にこだわるのも悪くはないですが、しかし一方で「頑張らないでいいや」と妥協することもまた悪くはないのではないかとも思います。私が思うのは、通俗的に「正しい」「良い」とされている選択肢を安直に選ぶということが果たして良いのかどうか、ということです。そしてさらに踏み込めば、通俗的に「正しい」とされている選択肢に飛びつくのの一体何が悪いのか、ということです。「頑張る」ことは通俗的にはいいことですが、しかしそれは何故でしょうか、「妥協すること」や「行きたい大学より行ける大学」という選択の何が問題なのでしょうか。

    「頑張ることは良いことだ」という言明に対して「それは間違っている」とはっきり言うことは難しいけれども、反対に「別に頑張らなくてもいい」と言い切ることもまた、とても難しいでしょう。
    要するに社会的に許容されている限度で頑張ることは正しいことだが、それを逸脱した頑張りは間違っているというところでしょうか。その社会なるものがある人に対しては現役合格を強要し、またある人に対しては「浪人してでも第一志望に拘れ」と命令するのかもしれません。ではその社会なるものの命令に従わなければならないのでしょうか。従わなければならないのならそれは何故でしょうか。

    宅浪は選択肢になりうるのでしょうか。なりうる。しかし、ならないのかもしれません。答えはとても曖昧で「なる」と言える場合もあるし「ならない」場合もあるでしょう。安直に答えを求めて良いものでしょうか。「良い」宅浪と「悪い」宅浪があるのでしょうか。その良し悪しの判断自体が安易なものではないでしょうか。

    宅浪の話のはずがいつの間にか随分とズレた話をしていたように思います。あるいはわざとそのような文章を書いていたのかもしれません。しかし、私は、宅浪すべきか、否か、と問われるべきではなく、そもそものところ「どこまで頑張るのか、あるいはどこまで頑張らないか」そして「良し悪しとは何か」という問いの方が本源的であると思います。宅浪という問題はその問いの付属品にすぎません。

    私自身は「現役で地元の大学に進学するべきだ」という周りの、つまりは社会なるものの命令にあえて逆らって一年宅浪し、東大に進学しました。それが正しい保証はないし、間違っている保証もないです。正しくもないし間違ってもいない、という何とも歯切れの悪いことを書いていますが、私は安直に「正しい」あるいは「悪い」と述べることに抵抗感があります。
    人の人生には、安易に「正しい」とも「間違っている」とも言えないです。そもそも「正しい」ことをすることが「良いこと」で「間違った」選択を「してしまう」ことが「悪いこと」なのでしょうか。あえて間違った選択をすることの何が問題なのでしょうか。それは自由なのではないでしょうか。こう考えると軽率な判断は不可能でしょう。だから、私は宅浪が選択肢になりうるか、測りかねるのです。


    おわりに

    この記事では宅浪について歯切れの良いことはあまり書きませんでした。というのも私自身が宅浪したことに対して「良かった」とも「悪かった」とも総括できていないからでしょう。宅浪して東大に進学できた。これは客観的事実です。しかしそこから宅浪して第一志望にこだわるのは良いことだ、という価値観は出てきません。これは言い換えれば現役で行ける大学で妥協することは悪いことだ、という価値観も導けないということでもあります。

    本質的には宅浪を考えることは現役合格を考えることと異なりません。現役合格にこだわるのも、第一志望にこだわるのも本質的には同じだと思います。どちらであっても熟慮なしには良いものにはならないのではないでしょうか。熟慮を、あるいは葛藤を素通りして、見て見ぬ振りをして大学受験を終えることもできるでしょう。しかし、それで本当に良いのでしょうか。私は良くないと考えますが、それが本当なのか、私には分かりません。

    ここまで明快さを犠牲にし続けた読みづらい文章を書き連ねてしまいました。本当にごめんなさい。ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。

    あなたに追い風が届くことを祈っています。陰ながら応援しています

  • 【東大生が教える】日本史の勉強法

    【東大生が教える】日本史の勉強法

    はじめに

    中学校で習う日本史に比べると、高校日本史の内容は格段に深く細かくなっており、学習に苦労している方も多いと思います。確かに暗記が多く大変な科目ではありますが、高得点をとることができるか否かで試験にも大きく影響する重要な科目です。

    そこで、今回は日本史の勉強について共通テストや私大受験、二次試験のための対策にも言及しながらアドバイスをしていきます。


    日本史を勉強する上で

    これから日本史を学習していく人は、事前に日本史を概観できていると学習した内容が頭に入りやすくなります。

    そこでおすすめするのが、「学習漫画日本の歴史」などの日本史を通史形式で描いた漫画を読むことです。漫画なので読み終えるのにそれほど時間がかからず、楽しみながら読むことができ、内容を吸収しやすいと思います。ただし、内容を「覚えよう」とするのではなく、あくまでざっくりと理解する姿勢が重要です。「覚えなければ」という意識があるとどうしても楽しむことができず、読むのに時間をかけてしまいがちだからです。既に高校で日本史を学んでいる人にもおすすめなので、ぜひ一度試してみてください。

    そして、歴史はおもしろいと感じられると覚えやすくなるものなので、日本史は楽しんだ人勝ちだといえます。私が高校日本史を学習していたときは、教科書に載っている人物や出来事などについて、電子辞書に搭載されている百科事典やウィキペディアを使っておもしろいエピソードを探していました。皆さんも日本史の学習を楽しむ姿勢を持ち、工夫して学習すると良いと思います。


    日本史の勉強の基本

    1. 勉強法総論

    どの教科にも通ずることではありますが、最も重要なことは授業をきちんと聞くことです。高校日本史の中には、教科書の記述がわかりにくく自力では理解が難しい事柄も多くあります。しかも、そのようなポイントに限って試験の頻出事項であることが多いです。授業では当然そのようなポイントを先生方が解説することになるので、それを聞き逃さないようにしましょう。また、わからないことがある場合は先生に質問をしてすぐに疑問を解消する癖をつけましょう。これを怠ると、理解できていないことが多いのに受験直前期になって気づき、結局それらを解消できないまま本番を迎えてしまう可能性が高くなるからです。

    授業後の学習の流れとしては、まず最初に教科書の精読をすべきです。教科書の精読をすることで、歴史の流れや語句の定義、出来事の背景・意義・影響を掴みましょう。私大入試を除き、試験で解答となるものは全て教科書に書いてあるのでこの作業は非常に重要になります。教科書を精読した後は、単語のチェックをしましょう。この際、用語集をただ眺めるだけでは良くありません。日本史は漢字を含めて覚えなければならないため、書き取りをして漢字ミスのないようにする必要があります。一点を争う本番では漢字のミスが非常に痛い失点となることを心に留めておきましょう。学校で何らかの空欄補充問題集をもらっている人はぜひそれを活用してください。学校でもらっていない人も同じような問題集はたくさん市販されているので、それを購入することをおすすめします。

    自分でまとめノートを作る人もいるかと思いますが、ノート作りは必要な労力が大きいので、時間の限られた高校生にはあまりおすすめしません。ただし、テストで間違ったポイントなどをまとめた復習ノートは、いつでもどこでもノート一冊で間違いを潰していけるのでとても便利です。

    2. 分野ごとの勉強法

    政治史

    政治史では、各時代の統治機構をしっかりと理解しておくことが重要です。教科書には詳しく書かれているので、精読をして確実に押さえましょう。外交関係については、日本を取り巻く国際情勢もよく理解しておく必要があるので、世界史の知識が役立ちます。世界史を選択していない人は、日本の周辺国について成立時期・最盛期・衰退時期などの知識は最低限押さえておきましょう。また、近現代の政治史を苦手とする人は多いですが、それは近現代以前の時代の歴史に比べて、近現代を学習する時間が少ないことが大きな原因だと思います。それゆえに、時間的余裕がある人は、近現代史については授業前に教科書を読んでおくなど先取りをして授業に臨むと良いと思います。

    経済史

    経済用語については漠然とした理解で済ませてしまうことが多いですが、経済史を理解する上で経済用語は非常に重要なので、わからない用語は先生に聞いたりネットで調べたりしてしっかり理解できるように努めましょう。

    社会史

    町や村落の様相、庶民の生活などを扱う社会史も、内容が複雑なゆえに理解が疎かになりがちな分野です。しかし、近年この分野の研究が進んでいることもあり、入試では頻出の分野体的に理解していくことが良いと思います。

    文化史

    暗記の負担が重いため後回しにしがちですが、試験では文化史の問題で正確に答えられると周囲に差をつけることができます。文化史を学習する際は必ず資料集を手元におき、絵画・仏像などについては図版を見て用語と一致させましょう。また、文学作品についてはその作品の内容を少し知っているだけでもかなり覚えやすくなります。


    日本史の入試対策

    1. 共通テスト

    受験生がするべきことはセンター試験のときと変わらず、試験までにしっかりとした理解に基づいた知識の吸収をすることです。ただし、問題傾向が変わるので問題演習は入念にしておく必要があります。直前期(試験の1〜2ヶ月前)にはインプットよりもアウトプットに重点を置き、その過程で知識に漏れがあったら潰すという作業を繰り返すことが効率的でおすすめです。

    2. 私大試験

    私大の日本史では教科書に載っていないマニアックな事柄が当たり前のように出題されます。とはいえ、問題の多くは教科書に載っている事項なので、まずは教科書の内容の吸収を最優先しましょう。全体的に難易度が高く他の問題での挽回がしにくい私大入試では、こういった基本問題を落とすと致命傷になりかねません。教科書に載っていない事項については、用語集や資料集に載っている知識の吸収に留めるべきです。深入りするとキリがないため、基本が疎かになってしまう可能性があります。

    3. 国公立二次試験

    東大

    東大の二次試験の日本史の出題形式は他大学に見られない独特のものです。細かい知識は必要ありませんが、教科書を中心として学習したことを確実に理解していなければならないうえ、短時間で資料の読み取りを行い、厳しい制限字数に収まるよう解答をまとめる論理な力や文章力も問われます。また、古代・中世・近世・近現代から一題ずつ出題されるため、万遍なく勉強しておく必要があります。それゆえに、東大日本史には特に入念な過去問演習が必要になります。
    演習を行った後には、高校や塾の先生に添削をしていただき、それを踏まえて解答を修正し自分で納得のいく答案を仕上げるという作業を繰り返すことが理想的です。もし、添削していただくのが厳しいのであれば、ネットや過去問集で公開されている各予備校の解答例を比較し、完璧な解答に必要な要素を拾い集めていく作業が有効だと思います。過去問に手をつけてしばらくは、制限時間を気にせずじっくり考えて解くのがおすすめですが、共通テスト終了後は時間を測って制限時間内に質の良い解答を仕上げられるように練習しましょう。
    なお、駿台文庫の『日本史の論点』は論述に必要な視点を身につけることができる優れた参考書なので、ぜひ使ってみてください。

    東大以外

    東大以外の大学の論述問題は、短い問題文の指示に従って事実を並べていく形のものが多い印象があります。過去問が十分に手に入らない大学も多いので、似通った出題形式をとる他大学の問題に取り組むなどしないと十分な演習量を確保できない恐れがあります。制限字数が多く、書き始めると修正が難しい場合もあるので、あらかじめ論述の要素をまとめた簡単な設計図を書いてから清書をすることをおすすめします。
    なお、前述の参考書『日本史の論点』は論述問題を課す多くの大学の対策として使えるものになっています。


    おわりに

    いかがでしたでしょうか?日本史は負担の大きい教科ではありますが、しっかりと取り組めば高得点を狙える科目でもあります。この記事の内容は私の経験から考えたことなので、あくまでも参考程度にしてください。人それぞれ合う勉強法と合わない勉強法があります。この記事に書かれたことを実践してみてももちろん良いですが、自分に合わないなと感じたらすぐにやめてください。自分で納得のいく勉強をすることが何より大切です。

    最後まで読んでいただいてありがとうございました。

  • 【東大生がやっていた】 睡眠との向き合い方

    【東大生がやっていた】 睡眠との向き合い方

    はじめに

    受験に向けて勉強に集中したい!そう思っていてもどうしても眠くなってしまうことってありますよね。今回は僕の経験をもとに、睡眠との向き合い方についてのポイントをご紹介していきたいと思います!

    ただし、一つ断っておきます。これからご紹介するのはあくまで僕一人の経験に基づいたアドバイスであり、みなさんに上手く当てはまるかは分かりません。今回の記事は参考程度にして、自分なりの睡眠への向き合い方を探していくことが大切です!


    一、眠くならないために

    そもそも、ふと眠くなることがなければ、それが一番良いですよね。そこでまずは、眠気に襲われる回数を減らすため睡眠リズムについて考えていきましょう!

    ①睡眠リズムを習慣化しよう!

    まずはなんと言っても、睡眠リズムを確立することが大切です。寝る時間や起きる時間が毎日バラバラだと、勉強できる時間帯が定まらず、計画的に勉強を進めることができません。毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きる、これが鉄則です!

    とは言っても、部活の朝練があったりなかったりで、毎日寝る時間と起きる時間を揃えるのは難しい人もいるでしょう。そういった方は、1週間単位の睡眠リズムを確立することをお勧めします!

    ②自分に合った睡眠リズムを見つけよう!

    睡眠リズムを習慣化しようと思っても、自分に合わない睡眠リズムでは結局長続きはしません。だから、自分にあった睡眠リズムを見つけることが大切です!

    みなさんに合った睡眠リズムは僕にも分からないので、自分で見つけていただくしかありません。しかし、一つアドバイスとして、定説に囚われないことが大事です!

    例えば、朝型生活に切り替えることが良しとされる風潮が強いですが、どうしても朝型の生活が合わない人もいます。僕もその一人です。僕は現役時に朝型生活をしようと試みたましたが、どうしても上手くいかず、開き直って浪人時には夜型生活に切り替え、上手くいきました(もちろん、学校がある皆さんは夜型生活といっても限界があるかとは思いますが)。この「朝型信仰」の例から分かるように、定説に振り回されない姿勢が自分に合った睡眠リズムを見つけるコツの一つです!


    二、ふと眠くなった時

    自分に合った睡眠リズムを確立したとて、人間誰しも眠くなってしまうことはあります。ここでは、眠くなった時の僕なりの対処法をご紹介します。

    ①少し寝る

    王道ですが、個人的にはこれが一番です。やはり人間眠気にはどうしても敵わない部分があるので、いっそのこと寝てしまいましょう。その際、時間と寝方を意識しましょう。

    一般的には、「15分睡眠だと寝起きがスッキリする」だとか「机に突っ伏して寝ると眠りが深くなりすぎない」などと言われます。しかし、時間に関して、僕は15分睡眠だと逆に起きた時に眠かったため、眠い時は30分寝るようにしていました。寝方に関しても、机に突っ伏すと呼吸がし辛く眠れなかったため、僕は横になって寝ていました。みなさんもぜひ、自分に合った時間・寝方を模索して寝るようにしてください!

    ②シャワーを浴びる

    軽くシャワーを浴びるのも、僕が実践していた方法です。よく「顔を洗う」というのが眠気対策として挙げられますね。しかし、僕は顔を洗ったくらいでは5分後にはまた眠くなってしまうので、その全身バージョンとしてシャワーを浴びていました。少々時間と手間がかかるのがネックですが、その後の意識のスッキリ具合は格別なので、お勧めです。

    ③ブラックコーヒーを飲む

    ふと眠気に襲われるのが自分で勉強している時だけとは限りません。時には授業中にも睡魔は容赦無く訪れます。そこで、僕はどうしても眠くなってしまう授業の前にはブラックコーヒーを飲み、カフェインを摂取して寝ないようにしていました。こちらも一定の効果はありましたが、頻繁に行ってしまうと確実に体に悪いので、ここぞという時だけに行うようにしましょう。


    おわりに

    以上が僕が実践していた睡眠との向き合い方です。参考になったでしょうか?

    繰り返しになりますが、これはあくまで僕の経験であり、万人に当てはまるものではありません。この記事を参考にしつつ、自分に合った睡眠との向き合い方をぜひご自身で考えてください!

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


    YouTubeでも睡眠についての動画をあげています。ぜひチェックしてみてください!

  • 【東大生が教える】物理の勉強法

    【東大生が教える】物理の勉強法

    はじめに

    「物理は公式ゲーだ」

    こんな言葉を時々耳にしますが、これは本当でしょうか?

    確かに、一部の大学では「教科書に書いてある多くの公式の中から、その問題に必要なものを選び出す」ような力を測っていると思える問題もあります。

    しかし、東京大学をはじめとする難関大学では、「物理学の本質を理解しているか」を問うような問題が出題されており、とても公式の当てはめだけで解けるものではないでしょう。

    ここでは、そのような難関大学を志望する人向けに、自分や友人の体験などを基にしながら、物理の勉強法の一例を紹介します。


    高校物理に微積は必要?

    高校の教科書では、大学以降のものと比べて、微積などの数学をほとんど用いることなく物理を説明しています。また同時に、専門書のように微積分を用いて高校物理の授業をすることを、一部では「微積物理」などと揶揄する人がいます。

    しかし、私は物理において、微積やベクトルなどの数学は「道具」として積極的に使っていくべきだと思います。ここでは、その理由を「文字」になぞらえて考えてみましょう。

    文字がない時代は、情報交換などの大半が口伝えで行われていたでしょう。これでは、後世に正確な記録を残すことができない上に、複雑な情報を処理することが出来ません。

    しかし、文字の発明によって、それらのことが出来るようになりました。
    現代では、「手段」としての文字の性質を高めた「速記」などが、国会の会議録作成など、様々な場所で用いられています。

    一方で、手段であるはずの文字自体を「目的」にしたものもあります。

    その一つが「習字」です。習字はただの道具でしかなかった文字の美しさを追求していくもので、速記などの「手段文字」とは一線を画するものだと言えるでしょう。

    では本題に戻り、物理における数学はどうでしょうか。

    これは前者のように「手段」としての数学だと思います。

    逆に、大学入試の数学で出るようなものが、習字などと同じ、目的としての数学だと言えます。たとえば、高校物理において、確率の計算などを用いるような場面はほとんどないでしょう。

    物理で用いる数学は、高校から登場するベクトルや微積分をはじめ、言わば自然の世界にはない「人の手によって創られた数学」だと言えるでしょう。

    このような、物理学からの要請によって誕生し共に発展してきた「物理数学」は、物理学を正確に深く理解するために必要不可欠ではないでしょうか?

    確かに通常の高校物理に比べると、数学を用いて記述する物理学は、新たに学ばなければいけないことがあり、大変ではあるでしょう。しかし、それだけの価値があると私は思います。


    物理学を理解する

    大学入試は教科書の内容を基にして出題されるので、教科書を完璧に理解すれば、入試で満点を取ることはできると言えるかもしれません。

    しかし、教科書だけで物理学を完璧に理解することは難しく、従って難関大学の入試で満点を取るのは難しいでしょう。こう言うと「それでは教科書の意味がないじゃないか」という言葉が聞こえてきそうです。しかしそうではなく、これは「高校の教科書が、物理を志す人だけでなく、生物など他の分野を志望している人へも向けて作られているからだ」と私は考えています。とは言え、もちろん教科書の内容を理解することはスタートラインであり大切なことです。

    そもそも「物理を理解する」とはどういうことでしょう? 私は「原理を理解し、他の問題にも応用できる」ということだと思います。公式を全く用いてはならないということではありません。公式では対処できない難しい問題に出会った時に、すぐ原理に立ち返り必要なものに切り替えられるということが大事です。私の恩師が「物理は『知識を学ぶ科目』ではなく『考え方を学ぶ科目』だ」と仰っていましたが、まさにその通りだと思います。

    教科書だけで物理学を理解するのは難しいですが、一方で慣れない専門書や学術論文を高校生が読んでも、労力に見合うだけの成果を得ることは難しいでしょう。そこで、ここでは高校生が物理を理解する手助けとなるような、1冊の参考書を紹介したいと思います。

    それは、駿台文庫の『新物理入門』です。タイトルに「入門」とありますが、その内容は東大京大受験者でも難しいと感じるレベルで、高校物理と大学以降の物理学との橋渡しになるような本です。この中では周回積分のような少し高度な数学が出てきますが、その使い方は専門書とは違い、数式をいじって深く追っていくためというよりも、簡潔に分かりやすく表記するために使われています。そのため専門書を読み解くような数学力のない高校生でも学びやすい本となっています。(ただし、専門書では数式を用いるところが言葉によって説明されているので、理解するのが大変であることには変わりはありません。)

    勉強方法としては、高校2年生以下の人は一つ一つの式や説明を全てノートに書いていきながらその過程をゆっくり追っていくことをお勧めします。それにより、「一見当たり前に思えるが実は非自明である」ような内容を見つけられ、自分の理解を深めることができるでしょう。しかしこの方法は莫大な時間を要するため、受験生の人は一通り理解した分野について物理入門を辞書のように用いながら、必要な部分だけ書いて理解していくのが良いでしょう。

    また最近は「ヨビノリ」(予備校のノリで学ぶ「大学の物理・数学」)をはじめとする教育系YouTuberの動画や、スタディサプリ・学研プライムゼミなどの有料動画コンテンツが数多く出回っています。塾などに行っていないが学校の授業以外で学びたいという人や、物理入門を読む取っ掛かりにしたい人などは、このようなものを用いてみるのもいいでしょう。


    演習は大切

    上で紹介した『新物理入門』をただ読み込んだからといって大学入試で点が取れるわけではありません。野球のルールブックを読んでも試合で点が取れるわけではないでしょう。実戦で学んだことを自在に使いこなせるようにするには、演習を積むことが重要です。

    取り組む問題については、1・2年生や3年生の前期などでは『リードα』・『セミナー』などの学校指定問題集や『体系物理』などの問題文が短い問題集をやり、受験が近づくにつれて『標準問題精講』大学の過去問に手をつけていくのが一般的です。『難問題の系統とその解き方』、通称「難系」という問題集(最近改訂されて2冊になったようです)などもありますが、これに収録されている問題は数が多い上にかなり難易度が高く、一つ一つの問題もかなりの曲者なので『標準問題精講』をおすすめします。しかし難系も1問ごとに得るものが他の問題集と比べても多いので、上にあげた問題集が終わって時間と余裕があるのなら、取り組んでみるのも良いでしょう。また過去問については基本的に、解説が充実している駿台文庫の「青本」がおすすめです。

    予備校に通っている高卒生に関しては、予備校の授業で用いたテキストを何度も復習することが何よりも大切です。ここで重要なのが、問題そのものを復習することではなく、習ったことが充分使いこなせているかをその問題を通して確認することです。通常の問題集とは異なり、予備校のテキストでは授業内容をうまく反映させた問題が選択・創作されています。そのため安易に演習量を増やそうとして復習が不十分のまま市販の問題集に手を出すのではなく、ノートを見なくても全て思い出せるというレベルまで何度もテキストを繰り返して質を高めることが大切です。

    最後に演習の方法についてですが、過去問や模試以外では、過程もノートに書いていくべきだと思います。これは後で復習する際に、どのような部分で間違えたのか、もっとスマートに解くことができなかったかなどを考えることができるからです。特に後者は重要で、物理では使う式の選択で大きく計算量が変わってきます。例えば弾性衝突の問題で、はね返り係数の式(e=1)を用いるかエネルギー保存則を用いるかでどのくらい変わるか試してみれば分かるでしょう。過去問演習については計算スペースの量を本番に寄せて演習してみるのが良いと思います。東大は記述式ですが、京大などは答えだけを記入する解答用紙なので、問題用紙の狭い余白で計算しなくてはいけません。そのような問題に対してどう対処していけば良いかなどを学んでいくのも良いでしょう。


    分野別の勉強法

    力学

    力学は物理の根幹とも言える分野であり、他の分野の基礎になっています。その上力学は物理の中でも最初に習う分野なので受験生の理解度も高く、レベルの高い争いになることが多いです。仕事への深い理解、2体・多体運動における重心運動と相対運動、中心力と面積速度一定の法則(角運動量保存則)などは、余裕があれば見ておくと良いと思います。

    熱学

    熱学は入試において波動と隔年で出題されることが多い印象ですが、波動よりも受験生の理解度が高いです。熱力学第一法則を軸として、定積・定圧・等温・断熱過程における熱・仕事・内部エネルギーの関係は特にしっかりと押さえておきましょう。

    波動

    この分野は受験生の理解が薄いため、しっかり押さえておけば大きなアドバンテージになるでしょう。ドップラー効果・定常波の数学的表現・凹凸レンズ・波の干渉など、内容が多岐にわたるため大変ではありますが、時間を多めにとって克服していくと良いでしょう。

    電磁気学

    多くの人がつまずく分野であり、最大の難所とも言えるでしょう。電気分野において、特にガウスの法則やコンデンサーの原理については、公式を暗記しただけで本質を何もわかっていない人が多いように感じます。これらの部分は公式に頼らずに、なぜそのような式が得られるのかを一度自分でしっかりと考えてみてください。磁気分野についても同様で、公式に頼りきりの人が大半だと感じます。電磁誘導やRLC回路について、自分で公式を導出することを、一度でいいので行ってください。

    原子

    この分野にまで手が回らない人も多いと思われますが、原子分野は物理の入試問題で一番解きやすいと言っても過言ではありません。原子分野は前期量子論と原子核分野から成りますが、前者については、アインシュタインやボーアなどのノーベル賞論文が基になっているので、論文の内容から外れにくい=どの大学でも問題が似ているのが大きな特徴です。そのため冬休みなどの期間に一度集中して取り組めば、入試でかなり高得点を取ることができるでしょう。後者の原子核分野については、「質量とエネルギーが等価である」、つまり円とドルのように、質量はいつでもエネルギーに「両替」できるということを常に意識しておけば大丈夫です。


    おわりに

    ここでは物理入門や演習の方法など、様々な勉強法について紹介してきました。ただし、勉強法に正解はありません。「ノーフリーランチ定理」というものがありますが、これは「あらゆる人にとって最適であるような方法は存在しない」ということを示しており、この勉強法が完璧ではないことが分かるでしょう。

    ここで紹介する勉強法が合う人もいれば別の勉強法のほうが合うという人もいるでしょう。合わないと感じた時は別の勉強法と組み合わせてみるなど、何か策を講じるのもありだと思います。自分にとって最適だと思える、自分だけの勉強法を模索してください。
    最後まで読んでいただきありがとうございました。