カテゴリー: 2015年

  • 東大ツアー 2015/08/04 岩手県立福岡高校

    2015年8月4日、東京大学本郷キャンパスにて岩手県立福岡高等学校の1・2年生9人を対象に東大ツアーを行いました。 11:30から16:30という時間のなかで、昼食・キャンパス見学会・模擬授業・個別相談会と多くの活動に取り組んでもらいました。

    〇昼食・キャンパス見学会
    まず初めに中央食堂で昼食をとりました。暑さに負けぬようしっかり栄養補給していました。また、メンバーと話しながら一緒に食事をとることで、少しずつ高校生の緊張が解けていったようでした。
    昼食を食べ終えると、キャンパス見学に出発しました。非常に暑い中でしたが、安田講堂や赤門で写真を撮ったり、購買部でお土産を買ったり東大キャンパスを十分に味わっていました。

    〇模擬授業
    次に工学部5号館で模擬授業を受けました。講師は東京大学大学院新領域創成科学研究科、環境システム学専攻の吉永淳先生で、身の回りの化学物質のリスクについて講義していただきました。普段の高校の授業の倍近くの時間でしたが、全員が最前列に座り一生懸命にノートをとっていました。

    〇個別相談会
    最後に個別相談会を行いました。3人ずつ3班にわかれ、メンバーの東大生2人 が相談員となりました。苦手科目の対策や暗記の方法といった勉強面のことだけでなく、睡眠時間や部活との両立といった生活面の相談もしていたようでした。東大生に直接相談できるチャンスということで、ノートをとりながら一生懸命に話をきいてくれました。

    福岡高校の生徒さんはとても素直で一生懸命な子が多く、これからも真剣に勉強に向かっていくことでしょう。そのとき、今回のツアーで本物のキャンパス・授業・大学生に触れながら感じたこと・学んだことを、少しでも生かしてくれたらと思います。

  • 東大ツアー 2015/08/04 山口県立下関西高校

    2015年8月4日(火)、東京大学本郷キャンパスにて山口県立下関西高校の2年生20名を対象に東大ツアーを行いました。今回のツアーは12:00~17:30に行われ、文系班と理系二班の三班に分かれてゼミ見学や研究室見学、個別相談会を行いました。
    ○キャンパス見学会
    赤門から生協食堂に移動する間に安田講堂を外から見学しました。東大の象徴ともいえる安田講堂を目にした高校生の皆さんは携帯を構え記念写真を撮影していました。文系班はその後福武ホールや総合図書館、教育学部棟、工学部棟などを、理系班は図書館や医学部病院、工学部棟などを回りました。高校に比べはるかに広い大学のキャンパスを目の当たりにした高校生は驚いていたように思います。またサークル活動や部活動に励んでいる東大生に関心をもっている様子も印象的でした。

    ○個別相談会
    個別相談会では少人数班をつくり、輪になって東大生と高校生が話しました。高校生からは大学生の生活事情などの身近な疑問や受験勉強にあたって気を付けるべきことなど幅広い質問が出てきました。高校生の積極的な姿勢は大変うれしいもので、私たちも喜んで質問に答えることができました。相談会の中では設備・教授陣の豊富さや多様性が育まれる東大の教育理念などを始めとして東大の魅力が伝えられたことかと思います。東大を志望としてくれている高校生たちが多かったのも嬉しかったです。また進路に悩んでいる高校生たちに東大という選択肢を与えることができたならば幸いです。

    ○ゼミ見学・模擬授業・研究室見学
    文系班は法学政治学研究科樋口准教授のゼミ見学、理系班は工学系研究科建築学専攻北垣先生の模擬授業、薬学系研究科教授清水先生の研究室見学を行いました。ゼミ見学・模擬授業・研究室見学を通じて生の東大を感じられたことと思います。東大の授業や専門的な学問の様子を知ることで、具体的な大学像というものが浮かべてくれたならばうれしい限りです。

    ○OB懇談会
    ツアーの最後には下関西高校OBの方との懇談会を行いました。OBからの話を聞き、下関西高校から東大へと進む、より具体的なビジョンをつかむことができただろうと思います。

    今回の東大見学ツアーを通じて東大のことを知ってもらい、目指そうと思ってもらえたなら嬉しいです。これから2,3年後、今日見学に来てくれた高校生たちが一人でも多く東京大学に入学してくれることを祈っています。

  • 東大生地方出張セミナー 2015/8/1~8/2 秋田県思考力養成セミナー

    今回は秋田県思考力養成セミナーのコンテンツの一つとして参加させていただきました。今回のセミナーの参加者は秋田県内の高校3年生で、志望校別によって分けられたそれぞれのグループに対して企画を実施させていただきました。
    以下は今回実施した企画のコンテンツです。

    ☆東大グループ☆
    ○プレゼンテーション
    2人のメンバーがプレゼンテーションで、夏休み~受験本番までのロールモデルを示しつつ、受験期に出会った壁とそれを乗り越えた話をしました。受験期の壁の乗り越え方や壁の乗り越え方、諦めないことの重要性を伝えました。真剣に聞いてくれた高校生に、伝えたかったメッセージが届いていていることを願います。

    ○フリートーク
    東大生2人が「志望理由、受験への向き合い方」「他校の事情」「東大生を知る」という3つのテーマについて対談をしました。お互いに違う環境、違う方法で受験を乗り越えてきたので、その対比を見せて様々な方法があることを伝えられたと思います。学校の授業の進度やそれを受けての勉強の工夫など、高校生も自分と重ね合わせて聞いてくれたのではないでしょうか。

    ☆難関大・医学部グループ☆
    ○フリートーク
    二人の現役東大生が「高校三年の夏以降の過ごし方」という内容で対談しました。計画の立て方や勉強の仕方、学校の使い方など様々なことについて二人がそれぞれ実体験をもとにした例を示しました。話を聞いた高校生の夏以降の生活のイメージがよりはっきりし、また夏以降の生活のヒント、参考になったのではないかと思います。

    ○プレゼンテーション
    二人の東大生がそれぞれ 「第一志望を面向いてほしい」、「志望校へのこだわり」という内容でプレゼンテーションを行いました。この企画のコンセプトである「志望校を守り抜くという強い意志」と「志望校へ合格するという自信」を高校生が身につけられるようなプレゼンテーションを意識して行いました。高校生のみなさんが少しでも強い意志・自信を身につけるきっかけになれば幸いです。

    ☆両グループ共通☆
    ○自由懇談会
    相談や質問をしたい高校生に対応する形で自由懇談会を行いました。各科目の勉強法や解法、受験生活を進める上での悩みなどがあり、精一杯答えさせていただきました。残り短い高校生活に少しでも活かしてほしいと思います。

    以上が実際に行った活動内容です。

    プレゼンテーションやフリートークを通して、自分たちが伝えたいことはもちろん、それ以外の部分でも高校生がこれから自分で考えて受験勉強を進めるに当たっての参考になっていればと思います。我々も色々と得るものがあり高校生や先生方にも感謝するとともに、この企画が少しでも高校生への追い風となっていればと願います。

  • 東大ツアー 2015/06/11 長野県松本深志高校

    2015年6月11日(木)、東京大学駒場キャンパスにて長野県松本深志高校の2年生83名を対象に東大ツアーを行いました。
    今回のツアーは11:30~16:30という長い時間行われ、3つのグループに分かれた後にプレゼンテーションやキャンパス見学会、個別相談会をそれぞれ行いました。

    ◯プレゼンテーション
    4人のFairWindメンバーがプレゼンテーションを行いました。前半2人は東大の専門課程について。理系と文系それぞれの視点からお伝えしました。理系の実習や文系のゼミなど、高校とは異なる大学での学びについて、高校生たちは興味深そうに聞いていました。
    また、後半2人は東大を目指すまでと東大の魅力について。特に今回のプレゼンテーションのトリを務めたメンバーは松本深志高校の卒業生であり、先輩が語る高校時代の話や大学の魅力に、高校生たちは聞き入っているようでした。
    プレゼンタがれぞれがのプレゼンテーションに込めた想いが、少しでも高校生の心に残っていれば幸いです。

    ◯キャンパス見学会
    キャンパス見学会では、グラウンドで運動している東大生や、1号館で第二外国語の授業を受けている東大生の様子を垣間見ながら、21KOMCEE・図書館・1号館などを巡りました。
    学校の情報の授業で出ている課題のために、1号館や900番講堂の特徴的なアーチを写真に収める高校生の様子が印象的でした。
    生協でのお土産の購入も楽しそうでした。

    ◯個別相談会
    今回の個別相談会では普段の企画よりも長く個別相談会の時間をとることが出来、約30分を3セット行いました。
    高校時代の勉強法のみならず、「一人暮らし」についての質問が多く、大学は東大をはじめとする東京の大学に進学したい、視野を広げたいといった気持ちの生徒さんが多かったことが印象的でした。
    また、参加したメンバーからも「積極的に色々な質問が来た。」といった声が聞かれ、1時間半という長い時間でしたが、非常に密度の濃い充実した時間を過ごしてもらえたようです。

    今回のツアーに参加した少しでも多くの生徒さんが自分の進路について見つめなおし、東大を目指すきっかけになれば幸いです。

  • 東大ツアー 2015/04/23 島根県開星高校

    2015年4月23日(木)、東京大学駒場キャンパスにて島根県開星高等学校の2年生4名を対象に東大ツアーを行いました。
    ツアーにおいては、9:30~10:30に駒場キャンパスの見学会、10:40~11:30の間は大学生との相談会を行いました。

    見学会においては、一人の高校生につき一人の大学生が引率し、駒場キャンパスを案内しました。教養学部生にとっては日々の大学生活を送る拠点であり、各々経験を踏まえて話す内容に高校生も興味津々といった様子でした。
    また、見学会中には図書館の見学も行いました。高校までの図書館のイメージとはがらりと変わった図書館の様子に、大学の雰囲気を感じ取ってもらえたことと思います。

    相談会においては、4人の高校生と4人の大学生が机を並べ話し合う形式を取りました。 高校生の日々の生活、勉強における悩みに答えるだけでなく、高校生からはなかなか見ることのできない大学生活についても話をしました。
    目の前の障壁を乗り越えつつ、まだ見ぬ大学生活への期待を膨らませモチベーションとしてもらえれば幸いだと考えています。

    事後アンケートにおいても「東大生と直接話すことができていとてもよい刺激になりました」「よい勉強法などを教えていただいてよかったです」との感想をいただきました。
    遠く島根の地から少人数で訪れた生徒たちにとって、これからの高校生活、受験を乗り越える上で重要な意味を持つ経験になってくれればと思います。

  • 東大ツアー 2015/3/27 新潟県立村上中等教育学校

    2015年3月27日(金)、東京大学本郷キャンパスにて新潟県立村上中等教育学校の4年生28名を対象に東大ツアーを行いました。ツアーは11:30~15:35の昼の部と19:30~20:35の夜の部に分かれており、昼の部ではプレゼンテーションや研究室見学会、キャンパス見学会を、夜の部では個別相談会を行いました。

    まずは4班に分かれて食堂で昼食を食べ、少し大学生気分を味わってもらった後、FairWindメンバーの4人がプレゼンテーションを行いました。それぞれテーマが異なり、東大の魅力や、全国的な進学校と地方の進学校の違い、中等教育学校ならではの中だるみについて、そして村上中等教育学校と似た境遇で過ごしたメンバーの体験をそれぞれのメンバーが語りました。笑うところで笑いながらも真剣なまなざしでメンバーの話を聞く高校生の姿が印象的でした。

    研究室への移動を兼ねたキャンパス見学会では、理学部一号館や工学部広場、正門などを回りました。古くて趣ある建物と近代的な建物が共存しているキャンパスを見て、高校生たちは驚いているようでした。 研究室見学では、東京大学大学院情報学環・学際情報学府の馬場章教授と東京大学農学部放射性同位元素施設の田野井慶太朗准教授にご協力いただき、高校生を2班に分けてそれぞれの研究室を見学させていただきました。私が同行した馬場教授の研究室ではゲームを学術的に研究するという馬場教授の研究内容に、そしてゲーム機器が溢れんばかりにある研究室の様子に高校生たちは驚いているようでした。また模擬実験もさせていただいたことで、大学での学問・研究というものがどのようなものか、少し感じることができたのではないでしょうか。

    研究室見学を終えて、集合場所に戻るまでにまた少しキャンパス見学会を行いました。時間が短かったため、医学部本館と赤門しか紹介できませんでしたが、医学部本館に行った際の医学部志望の高校生の目が輝いていたことが非常に印象的でした。

    19時30分からの夜の部は、ホテルで個別相談会を行いました。大学生2人に対して高校生4人が質問したり悩みを相談したりしていました。なんとなく疑問に思っていることや普段先生には聞きにくいことなど、質問は途切れることなくどのグループも25分×2回の時間をいっぱいまで使って語り合っていたようでした。

    今回のツアーを通して、高校生の皆さんの非常に和気あいあいとした空気が印象的でした。今回のツアーに参加した生徒さんが感じたものを持ち帰って参加できなかった生徒さんたちに伝え、学年全体として受験に向けてより良い雰囲気を作っていってくれればと思います。

  • 東大ツアー 2015/03/26 広島県ノートルダム清心高校

    私たちFairWindは東京大学本郷キャンパスにおいて、3月26日(木)にノートルダム清心高等学校の新高校1年生20名および新高校2年生7名の計27名を対象としたキャンパスツアーを行いました。
    ノートルダム清心高校に弊団体が企画を行うのは3回目。今回は、FairWindメンバーだけでなく、ノートルダム清心高等学校のOG3名にも協力していただきました。天候に恵まれ、桜が咲き始めた暖かな春の日差しの中、キャンパス見学、ワークショップ、研究室見学・模擬授業を通して東京大学を堪能してもらいました。

    最初のコンテンツとして、昼食の後に、ワークショップを行いました。今回のワークショップのテーマは「進学振り分け制度」。「歩きスマホ」の原因や解決策を考えるワークショップを通して、高校生の皆さんに、身近な社会問題を例に、一つの問題には、様々な学問が関わっていて、また、その学問を、学べる学部や学科がたくさんあるということを知ってもらいました。歩きスマホをやりたいことに置き換えてみると、やりたいことがしっかりと決まっていたとしてもそれをかなえられる大学の学問はたくさんあり、その学問を学べる場所もたくさんある、ということです。逆にいうと、自分のやりたいことをもとにたくさんある大学の学科の中から自分にぴったりの学科を高校3年生までに決めなければいけません。そんな不安を解決するために、最後に東大の進路振り分け制度の存在を伝えました。この制度の下では、大学2年の夏まで自分のやりたいことをじっくり探すことができ、選択肢の幅が広がるということや、実際に進路振り分けを体験したメンバーが自分の志望がかわったきっかけなどを話しました。大学に入ってからも自分の興味があることをゆっくり考えられるこの制度を東大に入ってぜひ使ってみたいという高校生もいました。

     その後、模擬授業と研究室見学を行いました。模擬授業は東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻の足立信彦教授が行ってくださいました。「男の物語、女の物語」というテーマで、実際に大学の授業で半年かけて行う内容を90分に圧縮して高校生向けにお話ししてくださいました。高校ではほとんど聞かないであろうジェンダーについての講義だったにもかかわらず、講義を受ける高校生たちのまなざしは真剣でした。90分という短い時間でしたが大学の学問に触れる良い機会となったのではないかと思います。

    研究室見学では、東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻の牛田多加志教授と古川克子准教授に協力していただき、工学部5号館と工学部8号館を見せていただきました。この研究室では、再生医療をテーマに研究が行われており、体の機能が低下したり、機能を失ってしまったりしたときに、どうやって機能を回復するかを研究していました。そこでは、細胞の培養を行い作られた軟骨や、膝に入れることで、人間の膝関節と同じ働きをするパーツ、大動脈の代わりになるチューブなどを見せてもらえて、高校生の目が輝いていました。また、時間が足りなくなるほど、高校生が教授にたくさんの質問をしている光景も見られました。大学の研究室に入る機会はあまりないので、とてもいい刺激になったのではないかと感じました。

     また、残りの時間でキャンパスツアーを行いました。私が同行したグループは、工学部付近を中心にキャンパスを回りました。購買では、何をお土産にしようか決めきれず、たくさんのお土産の前で固まっている高校生もちらほら。見たところ、クッキーが人気でした。その後、安田講堂や、工学部2号館、正門、赤門、図書館などを巡りましたが、一番人気だったのは東京大学コミュニケーションセンターでした。ここは、東京大学が研究を通して開発した製品が数多く販売されている施設で、高校生からは、大学が商品とかを開発しているのは意外という声が上がりました。

    今回のツアーは、東大の魅力を伝えることを目標に据えて企画しましたが、東京大学についていろいろ面白いことを知られて良かったと言っていた高校生が多かったことからも、その目標は達成できたのではないかなと思います。生徒の皆さんには、今回感じたこと、知ったことを吸収して、今後、役立てていってほしいです。

  • 東大生地方出張セミナー 2015/3/21~3/22 環日本海難関大セミナー

    2015年3月21日(土)?22日(日)、山形県鶴岡市の湯野浜温泉『海麓園』にて、「環日本海難関大セミナー『春の学校』」が行われました。今回は、環日本海進学ネットワークの中から酒田東高校、鶴岡南高校、長井高校、新庄北高校(以上山形県)、村上中等教育学校(新潟県)の5校の高校生計34名が参加しました。FairWindも昨年に引き続き、10名で参加いたしました。

    1日目

    10時ちょうどに始まった開校式の中で、「大事なことは『勇気』だ」というお話を先生から頂き、気の引き締まった高校生は最初に「東大生と解く問題解法ゼ ミ」に臨みました。東大二次試験現代文の過去問の解答を、班で議論を交わしつつ一丸となって作り上げる企画でした。最後に全体を3個のグループに分け、各班で作り上げた解答を司会の東大生が事前に用意した解答と比べ合い、どちらの解答が良いか比べたところ、全てのグループで高校生班の解答の方が多くの票を 集めました。1人で解くには壁が高すぎる問題に対しても、多くの力を合わせればその壁は乗り越えられることを、能動的に意見を交わし合う中で感じてもらえたのではないでしょうか。

    班毎に昼食を摂り、親睦を深めた後は「ノート比べ」を行いました。東大生による講義を受けながら取ったノートを仲間と比べ合い、良いところを吸収し合いま した。「色分け」「日付の明記」「図を使う」……などなど、高校生の皆さんは、自分が今後努力するにあたって大切となるノートの取り方について自分なりの よりよい方法を掴めたようでした。

    小休憩の後、班毎ではなく一人一人により能動的になってもらう時間として、「それぞれの進学事情」と題したプレゼンテーションを行いました。有名進学校, 地方公立校,中高一貫校といった、様々なバックグラウンドを持つ複数人のメンバーが、それぞれの高校時代について語りました。地方から難関大に合格するた めには一刻も早く、自分の置かれた環境と全国のライバルについて知ることが大事だと司会が何度も繰り返し伝えた通り、高校生の皆さんは自分の置かれた環境 の厳しさを感じ、自分よりも優れた環境にいるライバルと戦う決意を固めたようでした。

    その後は「大学とは?」と題し、少人数で東大生から東大の魅力について聞き・感じてもらう時間を設けました。東大の魅力的な授業や環境(人や設備、将来など)について、ネットで調べても出てこないような個人の実体験を中心に東大生が語りました。高校3年間だとどうしても日々の学習に追われてしまい、大学に ついて知る機会が少ないのですが、この企画を通して高校生は大学、ひいては東大という未知の世界についてより強く憧れを抱いてくれたようでした。この憧れはきっと彼ら彼女らの強い志望動機、そしてその先の合格、さらには能動的な大学生活に繋がるはずです。

    夕食後には「これまでとこれから」を行いました。FairWindとしてセミナーの根幹に位置づけていた本企画は、各高校生に、学習面に限らない自分の弱 み・苦手について認識してもらうことを目的として行いました。見ないふりをしていたり、そもそも気づいていなかったりした自分の弱みを徹底的に分析し、自覚してもらいました。「この後の時間で、その弱みを解決するヒントを得てほしい」との締めで本企画は終わりました。

    しかし、終了後の自由時間から、東大生に積極的に質問する高校生が多く見られました。東大生が高校時代に使用していたノートや模試の結果を眺めたり、就寝予定時刻を回っても質問したりない様子でいたりした高校生の姿を目にし、二日目への期待をより膨らませた一日目でした。

    2日目

    2015年3月22日、「環日本海難関大セミナー『春の学校』」は二日目に入りました。

    朝7時からの朝食を班ごとにとった後に、二日目最初の企画である「ノート比べ」(数学)が始まりました。これは東大の数学の入試問題を事前に予習として解 いてきてもらい、その問題のFairWindによる解説講義を聞いたうえでとってもらったノートを班内で比べっこするというものです。一日目の「ノート比 べ」(英語)で他の班員のノートや班長のノートを見て刺激を受けた部分もあったようで、一日目の英語の時と比べても、解説講義を聞く眼差しは真剣さをさら に帯び、班内で比べるノートのレベルも遥かに高くなったようでした。こんな所からも参加生徒の成長が感じられます。

    続いて行われたのは、勉強法相談会という企画です。これは最初に英語、現代文、古文漢文、数学の各教科について二人の東大生から勉強法に関するプレゼン テーションを行って、参加した生徒の多くが抱えているような苦手の解消へつなげ、続いてプレゼンテーションを行った8人の東大生の中で話を聞きたい東大生 を高校生が選んで各科目の勉強法の話を聞きに行くという相談会を行って、生徒個人が抱えている苦手の解消を図ろうというものです。「ノート比べ」(数学) に続いて勉強法に関するプレゼンテーションを聞く生徒の姿勢が真剣だったのはもちろんのこと、それに続いて行った相談会では決して質問が途切れることがあ りませんでした。「能動的に」「自分で動く」という、一日目で東大生から伝えた姿勢を高校生が実践しているのがここでも感じられました。

    午前中最後の企画として続いて行ったのが、「自由懇談」です。これは勉強法ではなく、進路面、生活面、意識面などに関して高校生が東大生に話を聞くために 設けた相談会の時間です。勉強法に関する話と比べ、進路面などの話になると東大生側の話す姿勢もより熱心になり、聞いている高校生側の積極的な姿勢も相 まって、時間が非常に短く感じる企画でした。

    その後昼食をはさみ、最後の企画である「これまでとこれから」(二日目)に入りました。これは高校生に、ここまで二日間の経験を通して、これからへの決意 を固めて班内で宣言をしてもらうというものでした。最初の司会からの「一度した決意は、後戻りが許されない。それだけの覚悟をもって宣言してください。」 という言葉を受けて、高校生の表情も一層引き締まったようでした。しばらくすると班ごとの宣言の時間になり、各高校生が自分の決意を自分の言葉で宣言しだ しました。その高校生の表情はもはや、一日半前に集まった時のあの表情ではありませんでした。自分の変わりたいところ、変わっていかなければいけないとこ ろ、それを真摯に見つめ、自分の足で受験へ、将来へと歩き出そうとする決然とした意志がそこには燃えていました。一人決意をするたび各班内では大きな拍手 が鳴り響き、指切りをする班も見られました。

    その後、閉会式では、先生方のお話に続き、FairWindメンバーから全体へ向けてメッセージを送る時間になりました。全てを書けないのが非常に残念で すが、高校生が変わっていく場に立ち会えたことへの喜びや感謝の気持ちが表されたり、セミナーが終わってからが肝心だと戒めるものがあったりと、どれもメ ンバーの熱い思いがこもったものばかりでした。それに続いて班ごとに写真撮影を行ったのですが、ここで班員の高校生から班長のメンバーへとポストカードの プレゼントが。渡す班員の姿も受け取る班長の姿も非常に眩しいものでした。また、反対に班長からは各班員の高校生に対してメッセージを書いた便箋が渡され ました。そこに何が書かれているかは、その班長と受け取った班員の高校生しか知りえませんが、ただただ、そのメッセージが長く生きつづけ、その班員が頑張 り続けることを願ってやまざるを得ません。 名残惜しそうに一人一人と帰っていく高校生の目には強い意志が感じられました。

    このセミナーはキッカケに過ぎない。
    能動的であれ。
    自分で考えて自分で動くことが肝要。
    これらの言葉が二日間繰り返されたとおり、
    本番はこれからなのです。彼ら高校生にとっても僕らにとっても。

    もはや彼らのためにできることは、祈ること、応援することくらいしかありません。だから僕らは彼らがこのセミナーで宣言した決意を全うし、受験に、将来に真っ向勝負を挑み続けることを祈りつつ、この報告を締めさせていただきます。

  • 東大ツアー 2015/3/21 岩手県立盛岡第一高校

    3月21日(土)に東京大学本郷キャンパスと弥生キャンパスを舞台に、岩手県立盛岡第一高等学校の1年生24名を対象としたツアーを行いました。ツアーは11:45~16:30の昼の部と19:00~21:00の夜の部に分かれていて、昼の部では、キャンパス見学会や、盛岡第一高校をかつて卒業したOGの講演会、3グループに分かれての研究室見学などを行い、夜の部では、テーマ別の個別相談会などを行いました。

    まず最初に、東大に訪れた生徒に、プレゼンテーションを通して自分が東大に入りたいという意志を持つことの大切さを伝えました。東大に合格するためは東大に合格したいという意志が必要で、その意思が動力となって受験期の自分のことを支えてくれるという話を、高校生の皆さんは真剣な表情で聞いていました。

    キャンパス見学会では、今までのように大学生がツアールートを決めるのではなく、高校生に自ら行きたいところを選んでもらいました。高校生を5つのグループに分け、グループごとに自分たちが見たいところや、見たいところを回るルートを作成してもらい、そのルートをもとに実際に高校生主体で見学してもらいました。高校生には安田講堂や、農学部のある弥生キャンパスに新しくできたハチ公像が人気でした。最後に、各班の集合写真をみんなで共有しました。参加した高校生からはキャンパスの広さに驚く声が聞かれました。

     その後、盛岡第一高校を7年前に卒業したOGである奥寺芽維さんに講演をしていただきました。講演の中で、自分の高校時代と受験勉強についての話や、自分の東大生活についての話、そして改めて感じた東大の魅力を、盛岡第一高校OGならではの、そして社会人ならではの視点で語ってくださりました。中には、岩手と東京の環境を比較したり、盛岡第一高校ならではの悩みを語ったりする場面もあり、高校生の皆さんは、普段は得ることのできないOGの話に刺激を受けたようでした。この話をもとに東大のイメージを膨らませてほしいと思います。

    研究室見学および模擬授業では、工学部の近藤高志先生、文学部の森本一夫先生、農学部の根本圭介先生のご協力のもと、各研究室で研究室見学や模擬授業を行いました。生徒は自分の興味のある研究室を訪れ、大学の研究室にある機械を見たり、施設を見学したり、教授の話を熱心に聞いたりしていました。例えば農学部の見学では、普段は見ることができないような最新設備や、実験が行われている巨大なビニールハウス、3メートル近くある植物などを実際に見学させていただきました。また、生徒が教授の研究内容について質問するなど、大学教授と生徒との間で深く交流していました。今回の体験が生徒の皆さんにとってとても貴重なものになったのではないかと感じました。

    その後、昼の部は解散し、夜19時から、ホテルで夜の部を行いました。

    夜の部の個別相談会では第一回は高校の各科目ごとの勉強法、第二回は大学生活をテーマにして、第三回は自由なテーマで、高校生が大学生と交流しました。第一回は、各教科ごとに大学生が分かれて、高校生が自分の聞きたい科目の大学生の所に行き、質問をしたり、自分の悩みを相談したりしていました。また、第二回は、同様の形式でしたが、テーマが「バイト」「一人暮らし」「サークル」などの大学生活にスポットを当てた分け方で、高校じゃわからない大学生活の実情について、高校生の皆さんが熱心に聞いていました。第三回は、フリートーク形式で、特にテーマは決めず、自由に高校生と大学生が語り合いました。第一回から第三回まで1セット15分の相談会を2セットずつ、つまり90分の個別相談会ということでしたが、どのグループも話が途切れることなく、熱く語り合っている姿が見られました。この相談会を通して、現在の勉強の不安が解決されるだけでなく、大学生活といった未来にも目を向けるきっかけになったのではないでしょうか。

    今回のツアー全体を通して、ツアールートを自分で決めたり、積極的に教授に質問したり、相談会でも意見をたくさん言ってくれたりと、自発的に考えて、行動してくれる生徒が多いように感じました。現在はまだ高校1年生ということで受験まで時間があると思ってしまうかもしれませんが、気を緩めることなくしっかりとした意志を持って、今回のツアーのように自発的に受験に挑んでくれればと思います。

  • 東大生地方出張セミナー 2015/3/14 愛媛県立西条高校

    2015年3月14日(土)、愛媛県立西条高校にて、東大生出張セミナーを行いました。
    参加高校生は1年生14名・2年生40名、FairWindからは西条高校OB1名を含む10名の東大生が参加しました。
    今回は四国初の出張セミナーということで、FairWindメンバーもいつもに増して気合が入っていました。

    今回の企画統括は先述の西条高校OBです。「西条高校の皆さんに、あきらめずにより高いレベルを目指してほしい。今日は皆さんが変わる日」という統括の熱いメッセージで出張は幕を開けました。
    最初の企画は、「私の過ごした受験生活~受験期で味わった私の逆境~」と題したプレゼンテーションでした。2人のプレゼンターが、「親の反対や情報不足、ライバル不足などの逆境を乗り越え、地方から東大に合格」「家計の厳しい母子家庭から、母親との対立という逆境を乗り越えて東大に合格」といった「逆境の克服」にまつわる体験を赤裸々に語り、「厳しい環境でも工夫次第で乗り越えられる」というメッセージを伝えました。地方在住であるが故に難関大学を目指すのをためらいがちな高校生にも、困難に立ち向かう勇気が芽生えたようでした。

    次の企画はパネルディスカッションです。高校時代の生活、受験に向けた学習をテーマに、前者は4名、後者は5名のパネラーが、多様な立場から体験談とメッセージを語りました。年の近い先輩たちが語る「部活動と学習は時間の使い方次第で両立できる」「仲間・ライバルと共に受験を乗り切るのが大事」「『分かる』は『分ける』」といった具体的なアドバイスは、高校生の皆さんにリアリティをもって響いたのではないでしょうか。

    その後、昼食休憩と前後する形で、高校生5~6人と東大生1人が1セットになり、個別相談会を行いました。苦手教科の対策法、東大対策のための問題集の選び方、大学の学びの内容、一人暮らしの食事事情など、今回もさまざまな質問が飛び出しました。「現役大学生が質問に答える」というこの企画は、高校生の皆さんに刺激を与えることができたようで、たくさんの高校生が目を輝かせながら質問してくださいました。

    午後は希望者を対象に、「受験への戦略を考える」というワークショップを行いました。参加者は志望校のレベルに合わせて複数のグループに分かれ、志望校の受験に必要な科目や配点を調べて「敵を知る」、苦手教科・得意教科に関する自己分析を行って「己を知る」という段階を経て、3月から1年間の学習スケジュールを立て、最後は同じグループの中で、受験を共に乗り切るライバルを見つけました。具体的な受験戦略を考え、共に戦う仲間を見つけたことで、高校生にとって受験は「曖昧で不安なもの」ではなく、「乗り越えるべき対象」としてはっきりとイメージできるようになったのではないでしょうか。

    企画終了後、とある高校生が「今回の企画を通して、東大を目指す決心が固まった」と言ってくれました。企画に携わった私としては、「西条で企画をやった甲斐があった」と嬉しくなる出来事でした。
    難関大学の受験において、都会の進学校と比べると不利な点も多い地方高校。そこから逆境を乗り越えて志望校に合格したい――そんな強い思いを、企画を通して抱いてくれたなら、私たちも本望です。そして、私たちFairWindは、将来の目標を達成しようと努力する高校生、難関大学に入りたいけれどどうしたらよいか迷っている高校生を、全力でサポートします!