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  • 【メルマガ試し読み】数学・理系国語の対策

    【メルマガ試し読み】数学・理系国語の対策

    過去に配信されたメールマガジンの記事になります。東大生の生の声が綴られています。お楽しみください!(なお、執筆者の科類や学年は執筆時点でのものとなります。)


    理科一類1年 A.F.

    みなさんこんにちは。理科一類1年のA.F.です。
    COVID-19の影響で、東大に入学したのにも関わらずこの記事を執筆している時点で未だに福島にいます。(東大生なのに東大のキャンパスにまだ1度しか行けていません…。)
    自分の出身校では夏休みが大幅に短くなったと後輩から聞きましたが、皆さんの高校はどうでしょうか?
    さて、今回は東大入試において大きなウェイトを占める数学、そして理系東大志望が1番対策に困るであろう国語(理系)の対策法についてまとめてみました。是非参考にしてみてくださいね。

    ①数学について

    高2以下の皆さんへ

    臨時休校により授業で習っていた内容が中途半端のままになってしまったり、学校再開後、急に授業の進度が早くなったりして困っている人が多いと思います。たとえ今はそうでなくとも、例年より明らかに授業進度が遅れてしまっているため、必ずどこかで「ツケ」が回ってきてしまいます。
    高校数学において最も重要なことは、教科書の内容をしっかり理解することです。
    受験本番では教科書に載っているものよりも何段階も難しい問題が出題されます。
    教科書の内容さえ理解できていないのに、そのような問題を解けるはずはありません。
    また、「後で復習した時にちゃんとやればいいや」のように考えるのは非常に危険です。

    数学は1度躓いてしまうとそこから雪崩のようにどんどん分からなくなっていきます。そして最終的に「数学がわからない」「数学が嫌い」と思うようになってしまいます。
    それに、どうせ後でやるなら今やってしまったほうが何倍もマシですよね。
    まずはなによりも、授業の内容は必ずその日のうちに100%理解するぞ、という思いを常に持つようにしましょう。
    少しでも曖昧なところがあれば、教科書をじっくり読んでみたり、あるいは友人や先生に積極的に聞いてみたりして、不安要素は必ず片付けるようにしましょう。
    例年、沢山の受験生が「高2までに数学をちゃんとやっておけばよかった」と言っています。
    この時期からこつこつ数学をやっているだけで、受験期にかなりいい思いをすることができます。
    逆に言えば、今やらないと受験期に基礎的な内容の復習から始めないといけないため、その分受験勉強のための時間が減ってしまいます。
    その分他の教科にまで影響が出てきてしまうかもしれません。善は急げ、です。

    上で「進度が遅れてしまっている」とはいいましたが、皆さんには受験までまだまだ沢山の時間があります。
    この時間をどのように使うかは皆さん次第ですが、自分から皆さんに「数学の学び方」について提案させて下さい。

    皆さんの中で、分からない問題に出会ったらすぐ解答を見るようにしている人はいませんか?
    解答を見てそれを丸暗記したり、ただ単に解法だけを覚えたりしている人はいませんか?実はこの勉強法、あまり効果的ではありません。
    というのも、学校の定期考査などではたしかにいい点は取れるかもしれませんが、入試ではあらゆる分野から、様々な要素を絡み合わせた問題が出題されるため、解法丸暗記で対応できることはほとんどありません。
    大学側は、高校生の皆さんに「自ら考え、その上で適切な解法を編み出し、解を求めること」を求めているのです。
    「こういう分野でこんな感じの問題が出てきたら、こんな感じの解法で解いて…」と実質暗記のように学習しても、目新しい問題が沢山出題される東大入試には全く対応できません。
    皆さんが普段問題を解くとき、すぐに解答を見るのではなく、「まずは思う存分考え、自分なりの答えが一通り仕上がってから初めて解答を見る」ということを心がけてほしいのです。これが「自ら考える」ことの練習になります。
    また、自分なりの答えが出来上がっているので、それを解答と比較することで「ここはこうするといいんだな」や「ここはこれがまずいのかというように気付きを得ることができます。
    これらの気付きは次に似た問題を解く時や、他の分野の問題を解くときにも必ず皆さんの力になるはずです。そして最終的には、受験本番で皆さんの味方をしてくれるはずです。
    「自ら考える」ことに慣れておくことが東大を志望する皆さんには必要不可欠です。
    また解答を見るときには、答えを丸暗記するなど話になりません。解法を覚えるのも、それで対処できる問題には限りがあります。
    皆さんが解答を見るときには「なぜこの解法で解いているのか?どうしてここでこの定理を使っているのか?というような「考え方のアイデア」を学ぶことを心がけてほしいです。
    数学に暗記は必要ありません。必要なのは、「考え方のアイデア」を増やすことです。受験本番、「考え方のアイデア」は皆さんの武器になります。
    アイデアがあればあるほど、いわば「考え方の引き出し」が増えるため、難しい問題にも対応できるようになってきます。
    皆さんには時間がまだ沢山あります。「自ら考える」ことの練習、そして「考え方のアイデア」のアイデアを学ぶことは、時間がある皆さんだからこそ可能です。

    これらの勉強法をぜひ取り入れてみてくださいね!

    高3文系の皆さんへ

    既に数IAIIBは学び終えていると思うので、そこまで今回のCOVID-19で大きな影響を受けていないかもしれません。
    しかし、演習時間は例年以上に少なくなってしまっていると思います。
    まず、教科書の内容で不安なところがある人は今すぐに復習を始めてください。
    上の<高2以下の皆さんへ>でも述べたのですが、教科書の内容さえ分からないのに東大入試を戦い抜けるわけがありません。
    これは文系の皆さんにも十分当てはまることです。特に、文系の皆さんは他の教科の対策もあるでしょうから、どうしても数学にかけられる時間は少なくなってしまいます。
    「問題演習しながら復習すればいいや」というように考えていても、それだけでは復習が不十分なことがほとんどです。
    また、過去問などを見たとき、「何を言ってるのか分からない」となった場合も基礎事項が抜け落ちている可能性があります。
    自分で教科書を一通り見直してみて、少しでも躓いた所があればいち早くその苦手を潰すようにしましょう。
    共通テスト後にどうにかしよう、などという考えは論外です。

    東大の文系数学では、ある程度出題分野に偏りがあります。「整数」「確率」「座標(図形と方程式)」「微積分」「漸化式」の5つの分野が頻出です。
    これらの分野に少しでも不安要素がある人は危険です。夏が終わるまでに対処するようにしましょう。
    文系とはいえ、単に教科書に載っているような典型的な問題が解けるだけでは東大入試には対応できません。
    過去問演習や、他大学の入試問題を沢山解き、どのような問題にでも対応できるよう経験を積んでおきましょう。
    その際、解答を丸暗記するのはむしろ逆効果です。解答の中でどのような操作が何を理由にして行われているのかを1問1問しっかり分析するようにしてみましょう。
     

    高3理系の皆さんへ

    3年生の皆さんにはあまり時間がありません。
    ですが、理系の皆さんであれば、数学に比較的多く時間を割くことになるのではと思います。
    そこで、3年生の皆さんにも、<高2以下の皆さんへ>で述べたような演習の仕方を是非実践してほしいです。
    簡単に東大理系数学の分野別戦略を以下に記します。
     

    ・整数…比較的難問が出題されやすく、特にパターン化しにくいため、整数論の問題にどれだけ触れてきたかの経験が重要になります。
    特に、互いに素の考えに注目したり、余りについて考えたり、不等式に絡めて考えるような問題に十分慣れておくと心強いです。

    ・数列…他分野との融合問題で出題されることがほとんど。確率分野や整数論、極限などでと絡めた問題にも怯むことなく対応できるかどうかがカギです。
    漸化式の処理は常に難なくできるレベルになっておくことが求められます。また、Σを用いる計算にも慣れておく必要があります。

    ・微積分…必ず出題されると言っても過言ではないでしょう。
    不等式が絡んでくる問題が出題されることが多いので、十分に演習を積んでおくことが求められます。
    また、積分計算については「数学の勘」が重要になってくるので、様々なタイプの積分で演習を詰んでおくことをおすすめします。

    ・図形と方程式…座標で解くのか、ベクトルで解くのか自分で判断できるようになっておくことが強く求められます。
    (問題文がベクトル表示されていないからベクトルではない!といった考えは東大入試では通用しません。逆に、自分で座標を設定しなければいけないことも多々あります。)

    ・空間図形…上記の積分や図形と方程式の内容と絡んでいることがほとんどです。特に断面や回転体を考える場合は非常に頻出なので慣れておくとよいでしょう。 

    ・場合の数・確率…二項係数の扱い、複雑な問題文から確率漸化式を立てられるかが特に重要視されます。ここは特に差が付きやすいポイント。

    ・複素数平面…ここ数年出題されやすいのでおざなりにしてはいけません。
    図形問題のように見せかけて実は複素数平面の問題だったということもあるため、複素数の応用の部分は特に演習を積んでおくと安心です。

    以下は、学校の進度別のアドバイスです。

    (1)既に数IIIまで一通り学び終えている
    基本的には<高3文系の皆さんへ>と同様です。理系でもある程度出題分野に偏りがありますが、幅広く対応できるようにしておきましょう。
    また、1日1回は必ず数学に触れるようにして、「数学のクセ」をつけるようにしておくといいと思います。
    東大を受験する理系生徒であれば、共通テストは数IAIIB共に100点取れてほぼ当たり前です。
    特別に共通テストの対策はする必要はないでしょう。逆に。
    共通テストの演習でどうしても点数が取れない場合、これまでの理解内容に重大な欠陥がある可能性があります。

    (2)まだ数IIIを学び終えていない
    COVID-19により、例年以上に授業が遅れているため、中高一貫校などと進度に大きな差がついてしまっています。
    まず、授業で習った内容は必ずその場で理解するようにしましょう。放置しておくと、その後の受験勉強に大きな支障が出てしまいます。
    特に、数IIIの最後の分野(微積分)は確実に入試本番で出題されます。この時期が一番の踏ん張りどころでしょう。
    また、進度が早い学校との差を埋めるために、一刻も早く演習を始めるようにしましょう。
    既に数IAIIBの内容であれば十分演習が可能です。数IAIIBの演習と数IIIの内容理解を同時並行で行うのが必須となってきます。
    また、数IIIの問題演習においては、特に数Iと数IIで学んだ内容を用いる場面が何回もでてきます。
    そのため、この時期に既に演習を始めておけば、今後数IIIの演習をする時にやや楽になります。

    ②理系国語について

    理系の東大志望に多い悩みが、「学校で十分に対策してくれない」というものです。
    これは自分にもあてはまることで、特に3年生になってからは授業でもほとんどセンター試験演習をしていた上、センター試験終了後の2次試験対策講座も国語は文系限定でした。
    また、「どうやって対策すればいいかわからない」「苦手だけどどう克服すればいいかわからない」という人も沢山いると思います。
    そんな皆さんの助けに以下の文章が少しでも助けとなれば幸いです。

    二次試験に向けた勉強法ですが、「共通テストの勉強で十分」というのは全くのお門違いです。
    記述力が強く求められるため、単に共通テストの対策だけでは「それっぽい解答」を書くことしかできません。
    では、どのような勉強法がよいのか、自分の経験談も交えながら現代文と古典でそれぞれ説明します。

    現代文

    現代文については、自分で参考書を数冊買い、それに沿って演習するのを強く勧めます。
    学校の教科書に沿った勉強だけでは、特に理系の場合は十分な力が付かないからです。始める時期としては、共通テスト直後では遅すぎます。今の時期からコツコツやっておくことをオススメします。2次試験への対策が、自然とセンター試験への対策にもなるからです。
    それに、数学のように学校の進度といったものが現代文の場合は存在しないため、今から対策を始めても何も支障はありません。
    (2年生以下の皆さんも、ぜひ少しずつやってみましょう!)

    自分は、
    (1)記述の手順がわかって書ける!現代文記述問題の解き方 「二つの図式」と「四つの定理」 浦 貴邑

    (2)世界一わかりやすい 東大の国語[現代文] 合格講座 浦 貴邑

    (3)ライジング現代文―最高レベルの学力養成 内野 博之
    の3冊で学習を進めました。

    一番最後の「ライジング現代文」は省略しても大丈夫だと思います(現代文を他の人より得点源にしたい場合はおすすめ)。
    最初の2冊については、筆者が同じなので内容にもやや繋がりがあり、特に2冊目は東大入試の過去問に沿って解法の解説をしてくれているので、どちらもやるととても力になります。 

    古典

    古典についてですが、理系と文系ではやや出題内容に差があります。
    出題される文章は同様ですが、文系で出題される難しい問題が理系ではカットされます。
    そのため、東大入試とはいえ、実は難易度的には標準であることが多いです(東大の理系国語より、他の大学の文系国語のほうが難しいことがしばしば)。
    また、特別な知識(いわゆる古典常識)も不要なため、対策を十分すれば満点に近い点数も期待できます。
    それでは、どのように対策すればよいのかというと、とにかく文法・単語知識の定着です。
    文法知識は文章読解の上では必要不可欠ですが、一度定着させてしまえば受験までずっと苦労することはありません。
    逆に、曖昧なまま放置しておくと、永遠に曖昧なまま受験本番まで引きずることになります。
    できれば授業でやった段階で定着させておくことが望ましいですが、今の時期であればまだ十分間に合います。
    共通テストのことを考えると、この時期までに定着させられないとやや厳しいです。比較的短期間で定着させることが可能なので、ぜひ復習してみてください。

    文法事項が身についても、単語の知識がなければほとんど読解はできません。
    日本語でも、敬語とかの仕組みは分かっていても文章中の単語の意味を知らなかったら全く理解できませんよね。
    どれだけ単語の知識があるかが、どれほど楽に読解ができるか、そして得点できるかに直結します。
    自分はセンター試験3週間前から2次試験当日まで、毎日学校で購入した単語帳を1日1周以上するようにしていました。
    意味が分からなかった単語には毎日印をつけることで、2次試験直前には「どの単語が苦手なのか?」がひと目で分かるようになっていた上、合計で100周近くしたのでかなり自信がついていました。
    慣れてくると、20分もあれば1周できるようになるので、時間的な負担もそこまで大きくありません。
    文だけみるととても大変そうな勉強法に見えますが、実際はそこまで大変じゃない上、かなり威力抜群です。
    自分はセンター3週間前になってこの勉強法を始めましたが、皆さんには是非もっと前の段階からこの方法を実践してもらればと思います。

    元々自分は国語が大の苦手で、全国模試でも国語は偏差値50を切っていました。3年生の東大模試でも、国語80点満点中15点〜20点くらいしか取れていませんでした。
    ですが、これらの勉強法をやってみたところ最終的に2次試験本番では50点近くとることができました。
    国語が苦手だという人も、ぜひこの勉強法を試してみてください…! 

    長くなりましたが、今回お伝えしたことが少しでも皆さんのためになれば幸いです。今回書いたことについて質問などがあれば、FairWindの質問フォームからぜひ聞いてくださいね。

    数年後、皆さんと東大のキャンパスで会えることを楽しみにしています。


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  • 【メルマガ試し読み】⾼校⽣の時の夢と今の夢

    【メルマガ試し読み】⾼校⽣の時の夢と今の夢

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    理科二類2年 Y.S.

    みなさん将来の夢は何ですか?
    高校生の頃の私の夢は「結婚して子どもを産んで、幸せになること!」でした。
    この気持ちは今でも変わっていませんが、将来の夢としての答えとしては、やや不適切かもしれません。
    今回は、いわゆる「将来の夢」についてお話ししていきたいと思います。
    高校生だった頃の私は、「将来」も「夢」も漠然としていてよくわかっていませんでした。
    そんな中で、持っていた『夢らしきもの』について、お話しします。

    ・高校時代の夢~その1~
    私は中学生くらいの頃から、何となく将来お医者さんになりたいなぁ、と思っていました。
    きっかけは本当に些細なもので、「ドラマを見ていてかっこいいと思った」とか、「周りの大人たちに『お医者さんになったらいいよ~』と言われたから」とか、そんな感じだったと思います。
    そんな状況で高校に入学しました。私にとっては、高校選びが自分にとっての大きなターニングポイントだったと思っています。
    母校に通っていなければ、私はきっとそのまま医学部志望で受験を迎えていたことでしょう。
    高校での授業は中学までとは全く違って面白いと感じていたし、先生方も尊敬しかありませんでした。
    そんな中で感じたことは、
    やってて楽しいのは物理や数学だし…
    人の体…?病気…?あんまり興味ないかも…
    すごい思い入れがあるわけじゃないしなぁ…
    考えれば考えるほど、「私は本当に医者になりたいのか」という疑問が大きくなっていきました。

    ・高校時代の夢~その2~
    医者になる意思についての疑問を抱えながら、「医学部ではなく、東大に行こう」と考えるようになりました。
    一番の理由は、東京で大学生活を送りたかったからです。
    さて、将来は何になりたいか。また新しい疑問が出てきます。
    当時の私は将来のことをうまくイメージできないまま、「母校で先生をやる」と言いました。口から出任せです。
    理由を後付けし、「自分が高校に入学する前では、行こうとさえ思えなかった東大に挑戦しようと思わせてくれた母校で、未来の高校生をより良い進路に導いてあげられたら最高だ」と自分を納得させていました。
    すると、その場しのぎで言ったものの、将来そうなる選択肢も十分に魅力的だと感じるようになりました。

    ・大学に入ってからの変化
    大学に入学してからは、勉強ばかりだった生活から一変し、サークル活動や小学校でのボランティア、アルバイトなど、高校までにやってこなかったことにも取り組みました。
    活動を通して色んな人に出会い、時には自分がやるべきことを全うできず悔しい思いをしたこともありましたが、もちろん活動自体は興味深く、刺激的でした。
    活動の中でも、一番私が感じたのは「人との関わり」です。
    自分が思っていた以上に色んな考え方があること、人と話をすることの難しさ、そして自分が元気であることは思っていた以上に長所であること、に気づくことができました。
    また、授業を受けていく中で、机に向かって何かを突き詰めて勉強を続けるよりも、より実践につながる学びがしたいと感じました。
    そして、人との関わりが多く、直接人に元気を届けられることがしたいと考え、医学部に進学し看護を学ぶことにしました。
    高校生の時には「興味がない」と避けていた生物ですが、看護に携わるためのステップとして、生物に向き合うことになりました。
    今の私が選んだ進路を、高校生の自分が知ったら「生物なんてあり得ない!どうして!?」と驚くでしょう。
    しかし、大学生になっていろんな経験を積んだからこそできた進路選択だったと思うので、とても満足しています。
    卒業後は、まず看護師としての経験を積んでスキルアップしたいと思っています。
    残りの大学生活の中で、より広く専門的な知識を得るとともに、勉強以外の面でも様々な経験をして、「そんなことやってるの?」と驚かれるような、ただ者じゃない看護師になりたいです。
    「病院で働く看護師」にとらわれすぎず、その時自分のやりたいことができる、自分をいかせる場所で活動していきたいと思っています。

    ・おわりに
    今の私は、高校時代の自分からは想像できなかった道に進んでいます。
    また、きっかけとなったのは、授業だけでなく、大学生になって経験した様々な活動だったように感じています。
    みなさんも、ちょっとしたことがきっかけで将来の目標が見えてくるかもしれません。
    高校生の間は様々なことに挑戦するのは難しいかもしれませんが、一つ一つの経験を大事にしていくことから始めてみてはどうですか?


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  • 【メルマガ試し読み】⾼校時代の不安とその解消法

    【メルマガ試し読み】⾼校時代の不安とその解消法

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    理科一類1年 T.S.

    今回は「不安とその解消法」についてお話します。

    高校生の自分にとって、不安とか悩みは「とても怖いもの」だと思ってました。でも悩みって、意外と紙に書くだけでも整理できるんです。
    そこで今回は、自分がやっている方法を教えるのでやってみてほしいです。少しでも悩みがある人は、ぜひ「今」やってみてください。

    まずA4紙とペンを用意します。できましたか?そしたら横向きにして、左4分の1に不安&悩みを書き下します。
    些細なものも大歓迎で、なるべくたくさん。例えば高校生の時に自分がやったら下のような感じだったんでしょう。

    ・大学受験 ・学部決まらない
    ・集中力 ・模試近い ・授業眠い
    ・自転車操作ミスって田んぼに2回も突っ込んだ
    色んな中高生に見られるのを思うと恥ずかしいですね。

    書いてみて「悩み」は思っていたより多かったですか?
    そんなに多くは無かったんじゃないでしょうか。こう思うだけで自分は気が楽になるんですが、共感していただけますか?
    逆に悩みがたくさんある人は、誰か相談できる人はいますか?今すぐ他に助けをもらったほうが良いです。
    多くの悩みを1人で抱え込める人はこの世界に誰1人としていません。

    さて次に、その不安・悩みを「(理想)!」という形に言い換えて、次の左4分の1に書きましょう。
    大学受験→「大学合格!」、授業・自習で眠くなる→「授業と自習で眠くならない!」、田んぼに突っ込みやすい→「田んぼに突っ込まない!」…。
    「悩み」ってネガティブなので、それを理想として言い換えると気分が楽になり、余裕を持ちやすくなると思います。あくまで1人の大学生の意見ですが。

    じゃあ次に、今の自分に足りないものを具体的に考えてさらに左4分の1に書きます。
    ここでは例として、集中力について話します。
    集中力欠如の原因として自分は、スマホが近くにある事だと考えました。そこでスマホを友達に預けたり、勉強場所から一番遠い所に置いたりしました。
    時間的には60分ごとに必ず休憩し、長時間のテスト前は入念に休むことにしました。
    それでも集中が切れた時は、逆にテスト中に数分だけテスト解かずにリラックスしてました。
    「眠い」も同じです。8時間寝ても眠い時はあります。眠くなりそうな授業の前に少し目をつぶるだけで、授業中に眠くなる確率はかなり減ります。

    さてここで「漠然と不安を感じる悩み」もあると思います。「良い判定が出てるけど、もし落ちたらどうしよう。」とか…。
    それは考えることはせず、小さく書く程度で良いと思います。それは不安ではなく、仮定法過去の濫用です。
    変えられないor変わる必要のない事で悩んでも仕方無いので、そこは自分を信じてあげてください。

    もう最後です。はやっ。理想を書いたら「そのために何をやるか」を紙の残りに書きます。
    「睡眠時間が足りない」→「睡眠時間を7時間は最低取り、それでも眠いなら休み時間」とか。
    ここで他との兼ね合いも考えましょう。どれをどれくらい優先したいのか、は自分にしか分からないので、そこで願望を洗練してください。
    ちなみに自分は「寝る」「食べる」など健康的な生活を送ることを優先し、それ以外は特に決めてませんでした。
    きつすぎる・体を大事にしない計画は禁物です。

    ここまでが一通りです。具体的には、悩み羅列・ポジティブ化・原因分析・目標設定だけですね。難しいことや新しく聞く話は無かったと思います。
    まあ大学生1人が考えつくことなので…。でも、こういう基本的なことが大事だと分かってほしいです。

    もう1つだけ提案をします。

    それは「ゆずれない軸」を作ることです。イメージとしては北極星です。昔の船乗りが北極星を目指すことは聞いたことあると思います。
    途方に暮れた時、やることが分かりずらくなった時に「そうだ、自分はここを目指してるんだった」と思えるものがあったら最高です。またスタートしやすくなるので。
    でも、それが達成できなかった時に打ちひしがれないようにしてください。目標は、近づいたり遠くなったりすることに意味がある、と自分は思います。
    達成できなければ、これ以降の人生が全てどうしようもなくなる目標なんて無いです。
    だんだんと成長できていることが分かっているなら少し立ち止まったら後退したりしても大丈夫です。
    自分が決めた目標で自分の首をしめてはダメです。どんと構えて向き合いましょう。

    長くなりましたが、色々な悩みを持っているのは真剣に考えていることの裏返しではないでしょうか。
    その不安・悩みは素晴らしい成長の材料だと思います。向き合い続けると、なんか良いことあると思います。応援してます!


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  • 【メルマガ試し読み】モチベーション維持法

    【メルマガ試し読み】モチベーション維持法

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    文科三類1年 O.S.

    受験生や学生の悩みとして代表的な「モチベーション維持法」。
    実際「どうしたら勉強のモチベーションを保てるのか?」という質問をよくいただきます。
    そこで今回はこの問題の私なりの解決策について、自分の経験を踏まえて三つ話していきたいと思います。(適宜メモを取っていただけると役に立つと思います。)

    一つ目は「努力・成果の見える化」です。
    モチベーションを維持するのに必要なのは「小さい達成感」です。
    自分の頑張りが結果として結びついていると感じられる瞬間にやる気は生まれます。
    しかし勉強は短期的に結果が現れるものではありません。そのため自身の成長も、達成感も感じられず継続を放棄してしまう人が多いわけです。
    そこで私がおすすめするのが「努力・成果の見える化」です。
    自分の努力量や成長を数値化することができれば小さい達成感が得られます。
    私はスタディプラスという勉強時間記録アプリを使って勉強時間を毎日グラフに見える化をすることでやる気を高めていました。
    また成果の見える化としては「ミニテスト」を取り入れていました。
    やり方は単純です。例えば英単語の暗記であれば、まず日本語に訳せない単語にチェックを入れておいてそのチェックの数をメモしておきます。
    その後30ページ分学習が終わったら自分にテストするのです。そして同様にチェックの数を数えます。
    こうしてその数をだんだんと減らしていくわけです。
    すると自分の成長が数値化できますしやる気もわきます。
    これは単語帳に限った話ではなくて数学の解ける問題数などにも応用できます。(数値化することが大事なのです。)

    二つ目は「仕組みづくり」です。ルーティーン化と言い換えてもいいと思います。
    やる気というのは待っていても起きるものではありません。行動を起こしてみないことには始まらないわけです。
    そこで登場するのが仕組みづくりです。
    これは「自らの意志に関係なくその行動を起こすように仕組む」ということで、
    たとえば私が行っていた仕組みづくりは放課後に自習室に直行するというものでした。
    自習室や図書館では強制的に勉強せざるを得ないですし典型的な仕組みづくりだと思います。
    他にも「トイレに入ったら必ず年号を一つ覚える」とか「SNSを利用したらその後必ず単語を一語覚える」などが挙げられます。
    こうした日常のルーティーンに結びつけた勉強は必然的にスキマ時間の活用にも繋がりますしこういう時間こそ周りとの差がつくのでオススメです。
    こうした仕組みづくりが積極的にできるようになればそもそもモチベーション維持法で悩むこともなくなると思います。

    三つ目は最低ラインを決めることです。
    みなさんが自分の人生の中で最もモチベーションが下がった瞬間を「今」イメージしてください。
    では質問です。そんなやる気のない状態でも最低限これはできるということは何でしょうか。
    たとえば、何時間も頑張ったのに結果が出ず先生に叱られた後だったら何ができますか?
    一方的にダメな生徒のレッテルを貼られ苛ついているときには何ができますか?
    それは深呼吸をすることかもしれませんし、とりあえず机に向かうことかもしれません。
    部屋の片づけかもしれませんし単語帳に付箋を貼ることかもしれません。
    モチベーションが最低の状態でない「今」のうちに、「最低限これはできる」ということを、リストアップしておきましょう(3つ~5つくらいから始めてみると良いと思います)。
    そしてやる気がどうしても湧かないとき、そのリストに書かれてあることだけ、最低限実行しましょう。
    難しいことはないはずです。ですがその小さな行動が重い心を動かしてくれるはずです。ぜひ試してみてください。

    さてこれまでに三つのモチベーション維持法を紹介してきました。
    「成果の見える化」「仕組みづくり」「最低ラインを決める」の三つです。
    どれか一つでもいいなと思うものがあればみなさんにぜひ実践してほしいと思います。
    実践なきところに成長はありません。まずは小さい行動を起こすことで世界は変わります。
    みなさんのご健闘を祈ります。長文を読んでいただき本当にありがとうございました。


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  • 【メルマガ試し読み】二次試験各教科の対策(化学)

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    理科二類1年 H.N.

    みなさんこんにちは。
    入試本番が近づいてくるこの季節。みなさんどうお過ごしでしょうか?
    今回は二次試験各教科の対策(化学)ということで、私なりのアドバイスと私が実際にやっていた試験対策について話していきたいと思います。

    1. まずは己の敵を知る
    「彼を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉を皆さんはご存知でしょうか?
    これは古代中国の兵法家・孫武の言葉で、
    「敵の実力や現状を把握し、そして自分自身の実力もきちんと把握していれば何度戦っても負けることはない」という意味です。
    これを受験に置き換えてみると
    「受験する学校の問題の傾向や分量をしっかり把握して、自分の実力がどれぐらいなのかということを把握していれば本番でも焦らずに問題に取り組める」
    というふうになるのかなと私は思います。
    では具体的に何をすればいいのかということを文章にすると、
    「敵を知る」という部分は、
    ・参考書などで過去問をみる
    ・過去3、4年の平均点・最低点を見て、各教科の目標点をセットする
    「己を知る」の知るという部分は、
    ・過去問を解いてみてどれぐらいできたか確認する
    ・上の結果から自分の弱点を洗い出し、重点的に補強する
    というふうになるかと思います。
    なんだ、普段よく言われていることじゃないかと感じたかも知れませんが、よく言われることというのは結局大事なことだからよく言われるんですよね。
    なので地道に取り組むことが一番の勉強法であると言えそうです。

    2. 化学(理系向け)の対策について
    先程は受験対策全体についての話をしましたが、今度は化学に焦点を絞って話していきたいと思います。
    化学はほとんどの理系の人が選んでいる科目じゃないかなと思います。
    実際今までのセンター試験においても化学を選択した人が一番多かったです。(化学基礎は生物基礎に負けてますがそれでも2番目に選ばれていました。)
    なのでなるべく汎用性が高いアドバイスができたらいいなと思っています。
    ここでは、理論化学・無機化学・有機化学という高校化学の分類にしたがってそれぞれの対策について述べていこうと思います。

    1)理論化学
    理論化学は他の分野と比べ計算が多く、難しい問題が出やすいので、苦手な方も多いのではないかと思います。
    しかし、理論化学の問題は基本となる法則や式の定義、反応を完璧に押さえていれば、それらの組み合わせだけで解けるようになっています。
    したがって理論化学の対策としては、
    ・基本的な法則・式・反応を完璧に把握する
    ・上の知識を使って速く正確に計算ができるように演習を沢山こなす
    ということになります。
    しかも、無機化学や有機化学の問題でも理論化学の知識を使うことは多々あります。
    化学が苦手だったり化学の点数をもっと安定させたいという人はまず基本的な事項がちゃんと頭に入っているか確認しましょう。

    2)無機化学
    無機化学は理論化学とは一転して暗記が多い分野、というかほぼ暗記です。
    問題もほとんどパターン化されていて、難易度もそこまで高くはなりません。
    したがって無機化学の対策としては、
    ・暗記事項を完璧にする(聞かれたら反射で出るくらい)
    ということしかいえません。
    暗記が苦手だという人には少し辛いかも知れませんが、
    逆に言えば暗記さえできれば無機化学で点を落とすことは無いとも言えますので語呂合わせや反復練習で頑張りましょう。
    参考書などで出てくる語呂合わせがしっくりこないのであれば自分でオリジナルの語呂合わせを作りましょう。
    あとくだらない語呂合わせの方が意外と記憶に残りやすかったりもします。

    3)有機化学
    有機化学は暗記と演習の割合が半々ですね。
    二次試験の有機化学の問題は何か物質が出てきて、その物質についての実験の記述から物質の構造決定をしていくというものがほとんどかなと思います。
    となると、実験結果から何がわかるのか(物質の官能基・分子量・分子構造など)ということがわからないと手も足も出ないですね。
    したがって有機化学の対策としては、
    ・物質の性質・反応を完璧に把握する(実験の記述みてパッと関連する性質・反応が思いつけるぐらい)
    ・元素分析や分子量の計算の演習をする
    という感じになります。
    もし知らない物質が出てきたとしても、高校範囲で構造が求められるようなものしか出ませんので冷静に問題に取り組みましょう。

    3. 筆者が実際にやっていた対策
    次に、私が実際にやっていた二次試験の対策を述べたいと思います。
    私は化学が比較的得意かつ物理が壊滅的でした(本番は17点でした。これでも良い方)ので、必然的に化学で点数を取らざるをえませんでした。
    東大入試は理科が2科目150分ということもあって時間配分も大事になってくるのですが、前述した通り私は物理ができません。
    なので物理に時間を割けるように時間配分を化学60分、物理70分、残りで見直しと飛ばした問題に手をつけるというように設定していました。
    解く順番でいうと化学を先に解く派は少数らしいですね。
    でも私は物理の方が時間がかかってしまうのでどうしてもこの順番じゃないと時間が足りませんでした。
    なので本番で時間配分が狂わないように大問1つを20分で解くという演習をずっとしていました。
    最初のうちは計算が間に合わなかったりで6、7割しか終わらなかったのですが、最終的に本番前の時期では20分以内で全問解けるようになりました。
    当時使っていた参考書は赤本でした。赤本のいいところは分野別になっていることと年度順になっていることです。
    これは大問を1つずつ解くという演習をしていた私にはとても有り難かったです。
    ただ分野別に問題が分けられているので、年度ごとにまとめて解きたい人にはあまり向かないかなと思います。

    4. 最後に
    長々と書いてきましたが、私のアドバイスがこれを読んだ方全員に刺さるものだとは思っていません。
    使えると思ったところだけ使ってください。皆さんが最後まで受験を走り抜けられるように応援しています。


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    【メルマガ試し読み】共通テスト英語の対策

    過去に配信されたメールマガジンの記事になります。東大生の生の声が綴られています。お楽しみください!(なお、執筆者の科類や学年は執筆時点でのものとなります。)


    文科三類2年 S.N.

    こんばんは、文科三類2年のNです。今回は共通テスト英語の対策について書いていこうと思います。
    ただ、ご存知の通り共通テストは今年から始まる形式です。センター試験世代の僕はもちろん、受験生の皆さんもわからない部分が多いかと思います。
    ですので、今回の記事では「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針」などを参考にしながら、
    ポイントになりそうなところを中心に分析し、対策についても触れていきたいなと思います。

    共通テスト英語は、リーディング(80分・100点)+リスニング(60分・100点)で構成されているので、
    それぞれの問題形式ごとにポイントになりそうなところを考えていきたいと思います。
    まずは「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針」からリーディングに関係しそうな文言を少し見てみましょう。

    高等学校学習指導要領では,外国語の音声や語彙、表現、文法、言語の働きなどの知識を、
    実際のコミュニケーションにおいて、目的や場面、状況などに応じて適切に活用できる技能を身に付けるようにすることを目標としていることを踏まえて、
    4技能のうち「読むこと」「聞くこと」の中でこれらの知識が活用できるかを評価する。
    したがって、発音、アクセント、語句整序などを単独で問う問題は作成しないこととする。

    ここで注目すべき文言は最後の「発音、アクセント、語句整序などを単独で問う問題は作成しないこととする。」でしょう。
    ここにあるように共通テスト英語のリーディング試験ではセンター試験の最初のほうの大問で出ていたような「文法や発音の問題」は出ません。
    では、発音・アクセントや文法は共通テスト英語の対策をするときに意識していなくても問題ないのでしょうか?実際はそうではありません。
    なぜなら発音・アクセントも文法も英語を使う上で必須であり、「リーディングで直接問われない=必要ない」とはなり得ないからです。
    例えば、発音・アクセントは共通テスト英語の残りの半分(100/200点)を占めるリスニングで試されることになるでしょう。
    似たように聞こえる単語をアクセントの違いで聞き分ける、聞いて意味を理解するなどはリスニング問題で必須の能力であり、
    リスニング配点の上昇によりむしろ発音・アクセントの重要性が高くなっていると言えるでしょう。
    発音・アクセントを蔑ろにすることなく、普段使う単語帳や問題集でも音声付きのものはできるだけそれを活用して音・文字・意味をリンクさせておきましょう。
    また文法について言えば、語句整序などで単一の内容が問われることは無くなりました。それは逆に文法を含め総合的に英文を理解できるか問うてくるということです。
    「完了形」「仮定法」のような狭義の文法事項もそうですが、文章構成の仕方やディスコースマーカー(つなぎ言葉)の使い方など
    英作文をするときに意識するような広義の文法事項をも駆使して英文を読むことが求められるでしょう。
    そういった意味ではたまには英作文をして基本的な文法から文章構成までの要素を使いこなせるか試してみるというのもリーディング問題対策になるかもしれません。

    発音・アクセントの話でも文法の話でもわかるように、リーディング問題の対策をするにしてもただ読むだけの勉強をしていては英語全体の得点力につながりません。
    「実際のコミュニケーションにおいて」「適切に活用できる」英語力を目指して多面的に勉強していきましょう。

    再び「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針」から一部引用して今度はリスニングのポイントを分析してみましょう。

    「リスニング」については,生徒の身近な暮らしや社会での暮らしに関わる内容について,概要や要点を把握する力や必要とする情報を聞き取る力等を問うことをねらいとする。
    十分な読み上げ時間を確保し,重要な情報は形を変えて複数回言及するなど,自然なコミュニケーションに近い英語の問題を含めて検討する。

    内容やねらいが書かれている前半部分にあるように、リスニング問題では概要や要点の理解が重要になりそうです。
    つまり、流れている音声全てを完璧に理解できなくても、どういうことが話されているのか、重要な情報は何かを把握できれば良いということです。
    リスニング問題に臨む際の心構えについて、上の文言や僕の経験を踏まえてまとめるなら「聞き取れない言葉があっても気にし過ぎない」という感じでしょうか。
    出てきた単語が聞き取れなかったとき、そこで集中が切れてしまうとその後に続く言葉にどんどん置いていかれてしまいます。
    置いていかれてわからない部分が増えるとさらにパニックになって頭に入って来なくなるといった悪循環に陥ることも少なくありません。
    しかしここで気をつけるべきは「問われるのは要点である」ということです。
    一単語が聞き取れなかったくらいで要点がつかめなくなることはそうありません。
    また、引用した部分の後半にもあるように「重要な情報は形を変えて複数回言及する」可能性もあります。
    ですからリスニング問題では聞き取れなくても気にし過ぎず、続く内容を把握することに努めましょう。

    今回は「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針」などを参考に英語の共通テストを分析してみました。
    受験生の皆さんがこういった出題者側の意図を意識して対策することは少ないのではないでしょうか?
    分析していてわかるとおり、出題者側は変な問題を出そうとしているのではなく英語を実際に使う能力を重視し、それを図るための問題を目指しているようです。
    ならばこちらもその意図を踏まえて対策しておくほうが賢いというものです。古来から言われるように良い成果を得るためには敵を知ることが大切です。
    今回使った「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針」は大学入試センターのHPで見ることができます。
    今回引用していない英語の問題作成方針や他の教科の問題作成方針もぜひ読んで共通テスト対策に使ってみてください。

    読んでいただきありがとうございました。


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    【メルマガ試し読み】勉強と部活の両⽴

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    理科三類1年 S.I.

    皆さんこんにちは!
    今回は勉強と部活の両立について書いていこうと思います。

    部活で勉強時間が削られる、部活で疲れて勉強できない、といった悩みを持っていませんか?
    僕自身も高校三年間野球部に所属しており、勉強と部活の両立に頭を悩ませてきました。
    その時活用していた両立法を伝授しようと思います。是非参考にしてみてください。

    その両立法とは、「部活後早く帰る」ということです。
    わかります。そんなの当然だろと思いましたね。そう思った方も少し考えてみてください。
    部活終了時刻、帰宅し勉強に移行する時刻、その間が妙に長いなんてことはありませんか?
    部活のように名前がついたものに割く時間というのは意識がしやすいですが、
    ただ呆けているような時間は無意識に忘れてしまうものです。

    ここで問題になるのは、割く時間だけではありません。わかりやすく

    A:部活をしている自分 B:勉強をしている自分 C:休んでいる自分

    の3つに分けてみましょう。だらっとしてしまう人の特徴は、A→C→Bという段階を踏んでしまうことです。
    このC→Bというのが厄介で、勉強と部活の両立を難しくしています。一度オフにしたスイッチをもう一度オンにするのは大変ですからね。
    切り替えに長い時間をかけてしまったり、眠いからといって寝てしまったりします。
    それに対し、部活後早く帰り勉強に移行できる人は、A→Bと直接自分を変化させています。
    やってみて気づきましたが、このように行動することで、部活での集中力を直接勉強に活かすことができます。
    スイッチをオンにし続けるイメージですね。

    こうなると、勉強と部活の両立をポジティブな意味で捉えられる可能性が見えてきます。
    部活が勉強の邪魔にならないようにする、という考えだけでは、部活をしていない人と比べ、どうしても不利になってしまいます。
    代わりに、部活であげたモチベーションをそのまま勉強に活かす、という考えのもと行動すれば、
    本当の意味で勉強と部活を両立できるのではないでしょうか。

    「早く帰る」ということで僕が言いたいのは「スイッチをオンにし続ける」ということです。
    後片付けがあるから早く帰れないという人は、後片付けの時間も集中して取り組んでみてください
    (先輩からの好感度も上がるかも)。帰り道が長くて帰宅時までやる気を保てないよという人は、
    帰りの交通機関の中で勉強か、あるいは部活の振り返りをしてみてください。
    慣れてしまうと、A→C→BよりもむしろA→B→Cと行動する方が楽であることを実感できると思います。
    ですが、どうしても負担が大きいという人は、自分が今Cの状態にあることを意識することから始めてみてください。
    それだけでも無意識にCの時間を短くするよう動いてしまうはずです。

    この考え方は部活だけでなく様々な活動に応用することができます。
    今自分が楽しく集中できていると感じたら、その熱を覚ます前に少しでも机に向かってみてください。
    慣れてくれば、Aに好きな科目の勉強、Bに苦手科目の勉強、を当てはめることもできるかもしれません(これは言い過ぎかな)。
    今回の話が、高校生の皆さんが勉強、部活、学校行事等の両立を考える上で、少しでも参考になれば嬉しいです。


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  • 【メルマガ試し読み】勉強の合間の息抜き

    【メルマガ試し読み】勉強の合間の息抜き

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    理科一類1年 S.M.

    今回は勉強の間の息抜きについてです。
    勉強を続けているとどうしても集中できない、疲れて勉強できないといったことがあると思います。
    今回はそのようなときの息抜きの方法として運動、読書、映画、散歩の4つを挙げます。

    ① 運動
    僕はもともとサッカー部に入っていたので現役のときにはメニューを決めてやっていました。
    大体試合の後のオフには緩い運動をして、試合が特になかったときには走るなどしていました。
    高3の引退後の長期休暇や模試のない休日には1時間の運動をしていました。特に眠くなる午後に軽くジョギングしたりボールを蹴ったりしていました。
    ストレッチもするようにしてください。高校3年生の秋の模試シーズンにはあまり運動ができないので突然運動をすると大抵どこか痛めます。
    運動はいいストレス発散になるので、運動部だった人には特におすすめします。
    家族で卓球をしたり、友達とボウリングをしたりもいいのでぜひやってみてください。

    ② 読書
    息抜きとして読書もおすすめです。このときには専門書などを読むよりも小説がいいです。
    小説の世界に入っている間は勉強のことを忘れて楽しめるのでおすすめです。ついでにお勧めの本も紹介しておきます。
    お勧めするのは河野裕さんの「階段島」シリーズです。
    みなさんと同じ高校生、七草が行き着いた不思議な孤島、階段島で幼馴染の真辺と邂逅したことで始まる青春ミステリ小説です。
    進路や文理選択に悩んでいる高校生にはぜひ読んでほしいシリーズです。
    高2までと高3の模試でくじけたときには長編小説を読んでいましたが、高3の時は時間も惜しかったので短編小説をよく読んでいました。
    短編小説ではありませんが、1章ごとに話が完結している東野圭吾さんの「ナミヤ雑貨店の奇蹟」をお勧めします。
    映画化もされていたので知っている人もいるかもしれませんが、人々が時空を超えた手紙のやり取りを通して成長していく心あたたまる物語です。
    (本ではなくマンガを読むのもいいですが、特に深く考えずにどんどん次の巻を読んでしまうことと、
    読み終わった後の後悔が大きいのでここではおすすめはしません、、)

    ③ 映画
    映画は家で見ることも映画館で見ることもありました。
    家で見るときは金曜ロードショーをたまに見たり、映画を見るのに罪悪感があったときは洋画を英語で見たりしていました。
    2時間程度で終わるのでちょうどよい気分転換になっていました。
    映画館で見るときは気になる映画があったときにいつ行くというのを決めてその日のその時間までは勉強頑張ろうとやる気にも息抜きにもしていました。
    昼間に見に行ってしまうとそのあと遊んでしまうので映画が終わった後に周りに店が閉まっている夜に行っていました。
    晩御飯のあとに夜映画を見て満足して家に帰り、風呂で感慨に浸ってから寝るということをやっていました。

    ④ 散歩
    最後に僕が一番やっていた息抜きが散歩です。
    休日に自習室で1日中勉強をしていてミスが多くて嫌になったときや集中が切れたときによく近くを一周していました。
    また、模試のときには昼休憩に散歩を必ずしていました。
    散歩をすると頭がすっきりして前の教科のことを忘れて次の教科にも気持ちよく臨めるのでおすすめです。
    特に暖房が付いているときは生温かい空気が部屋に残っているので、外の気持ちいい空気を吸うといいです。
    センター試験のときも会場近くのスーパーまで行きましたし(友達が弁当を買い忘れていたので笑)、
    東大入試本番も昼休憩が長かったので本郷キャンパスを歩き回っていました。
    ただ、昼休憩に散歩をすると眠くなってしまうという人もいると思うのでそこは人それぞれです。
    注意点としては本番直前期の夜一人の散歩はしない方がいいかもしれません。
    夜で暗いうえ寒いので考えがどんどんマイナス方向へ行ってしまいます。
    精神衛生上よくないので冬の夜は早く帰って明るくて暖かい部屋で過ごしましょう。

    ここまで読んでいただきありがとうございました。
    勉強ばかりでは体も精神も参ってしまうのでぜひ参考にしてみてください。


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