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各教科の対策

おすすめの参考書や問題集、勉強法などを各教科ごとに紹介します。ぜひ読んでみてくださいね!

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  • 【英語編】東大生が勧める参考書や問題集、勉強法

    【英語編】東大生が勧める参考書や問題集、勉強法

    東大生が勧める参考書や問題集、勉強法を紹介します。参考書についてはその名前と、東大生によるおすすめの使い方や長所の説明を掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。

    オススメの英単語帳

    『鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁』(鉄緑会英語科 編)

    収録されている単語数はかなり多いほうに分類される。
    東大の過去問と照らし合わせても「この単語の意味がわかれば読める、訳せる」といったレベルまでは網羅されており、安心の一冊。
    単語のイメージや覚え方が絵で示されており、章ごとに復習テストがついているなど、様々な工夫もほどこされている。
    一からすべて暗記しようとはせず、ささっと通読したあとは演習の際に辞書代わりに使い、見覚えはあるのにわからなかった単語を確認するのに使うのがオススメ。
    この単語帳を読むだけで語彙が広がるわけではない点には注意。
    (文Ⅰ・1年)


    英文解釈の参考書

    『基礎英文問題精講 3訂版』(中原道喜、旺文社)

    60年以上多くの高校生の英文解釈を助けたいわば『バイブル』。英語の基礎を一通り終えた後、応用レベルとして高2夏前後の使用をお勧めする。やや高いレベルで構文、文脈をつかむ練習ができ、受験への橋渡しとして優れた一冊。

    『ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式』(西きょうじ代々木ライブラリー)

    有名予備校教師の著作。50個のやや短めの英文が訳出プロセスの解説とともに並んでいる。準動詞、関係詞などカテゴリごとに問題がまとまっている。この一冊をしっかりこなせるレベルに到達したなら、大学受験レベルの英語は問題ないといえる一方、それ相応の下積みがなければ、無駄に時間を費やしてしまう恐れがある。英語に自信がある人が、高2の春に一気にやってしまうぐらいでよいのでは。


    英文法の参考書

    まず前提ですが、英文法は高3の夏までにマスターするぐらいの勢いでやるのがベストです。夏からは英語以外にも時間を割かなければいけなくなるので引きずらない方が安心です。
    また、ここで問題集をしっかりやっているとセンター対策で改めてやる必要がなくなります。

    英文法は長文を読みながら”これはこの文法だな”と感じることで学んだ方が身に付きます。わざわざ長文の中の文法をすべて確認する必要はないと思いますが、ある程度文法を学んだら長文読解を絡めながら実力をつけていった方がいいと思います。これは単語やリスニングなどすべての要素に言えます。バラバラではなくそれぞれを絡めながら学びましょう。

    『Next Stage』(桐原書店)

    各問題にチェックボックスが3つついているので、1周目は全部やって間違えたところにチェック、2周目は間違えたところだけやってまた間違えたらチェック、3周目はもう一度全体をやるという形でやりました。そのあとは全体を何周もやりました。センター試験にも使えます。

    『UPGRADE』(数研出版)

    Next Stage、ブレイクスルーを踏まえて次の段階として高2ぐらいに配られた問題集です。これを高3の1学期ぐらいまで続けました。
    僕の場合は暗記部分を最後までやっていました。これで英文法は完成(のつもり)、またセンター試験の時もたまに見返す程度で使えました。
    (文Ⅰ・1年)

    『forest』(石黒 昭博、桐原書店)…辞書型

    いわゆる辞書です。これを英文法の導入としてもいいですし、問題を解きながら困ったときに見る程度にするでもいいでしょう。

    『例解英文和訳教本(文法矯正編)』(小倉 弘、プレイス)
    英作文型…英作文の導入の参考書は文法事項の正しい捉え方を教えてくれます。

    英作文の参考書ですが、文法事項ごとに正しいニュアンスを教えてくれます。文法の導入には向きませんが、英作文の前に文法事項を正しく理解し直すのには必須だと思います。また、実用英語にも直接つながるので勉強の合間にさらっと読んでもいいでしょう。
    (文Ⅱ・1年)


    リスニングの勉強法

    リスニング対策には音読ならびにオーバーラップシャドウイングが有効です。
    音読は、文字面(テキスト)を声に出して読むことです。教材は音声CD付の例文集などが良いでしょう。まずは正しい発音を再生して聞いて、その人の発音を真似して音読しましょう。音読するだけでは勿体無いので、なんなら例文ごと覚えてしまいましょう。
    この音読練習の際に特に気を付けてほしいのは、消音や連続音です。字面上では表れている単語の一部が発音されなかったり(消音)、2,3語の単語が連続して一続きに聞こえたり(連続音)するでしょう。そこまで真似して練習すると、リスニングの際に消音や連続音があってもなに不自由なく対応することができます。

    オーバーラップは、音声を聞きながら、文字面(スクリプト)を追って読むことです。この練習をすると、自分の発音・リスニングのスキルが向上するのは言うまでもなく、英文章を読む速度ならびに読みながら理解する速度を向上させることができます。オーバーラップに適した教材は、ある程度の長さがある文章です。なにも特別に購入する必要はありません。学校で使っている教科書或いは問題集で十分です(ただし音声教材のついているもの)。そして、音声データをウォークマン等に転送することをオススメします。ウォークマンでは、再生速度を調整することができます。最初は1倍速から始めて、徐々にスピードを上げ、最終的に2倍速でオーバーラップできるようになると良いでしょう。そのレベルに達する頃には、模試のリスニング問題がゆっくりに聞こえるはずです。

    シャドウイングは、音声を聞きながら、聞こえた言葉をそのまま何も見ずに声に出す練習です。これは、音読やオーバーラップよりもレベルが高いもので、リスニング中の集中力を高めることができます。また自分が聞いて理解した言葉しか声に出せないので、自分のリスニング力がどれほど上がったのかを確認することもできます。これも最初は1倍速から始めて、慣れてきたら徐々にスピードを上げると良いでしょう。教材はオーバーラップと同じく、学校で使っているもので十分事足ります。
    「シャドウイングが難しい!」という人は、『CNN ENGLISH EXPRESS』(朝日出版)を一冊買って活用すると良いと思います。この教材はシャドウイングが段階的に練習できる構成になっています。なおこれは毎月発行されていますが、最新の一冊だけを買ってそれを完璧にすればそれで十分です。

    また、よく東大を目指す人が使うリスニング教材として『キムタツの東大リスニングシリーズ』(アルク)がありますが、これは、東大を目指す人以外は使う必要はありません。また、東大を目指す人も取り組むのは「余裕があったら」で良いです。この教材の優れている点は東大入試と同じ形式の問題に取り組むことができるという点であり、この教材を使えばリスニング力そのものが、他の教材に比して飛躍的に上がるというものではありません。先程から繰り返している通り、リスニング力を鍛えるには学校で使っている教材で十分ですし、自分が気に入った音声データ付の教材があればそれで構いません。大切なのは、それらの教材を十分に使いこなして徹底的に「音読・オーバーラップ・シャドウイング」をすることです。

    最後に、東大を目指す人向けに、東大のリスニング対策について言及したいと思います。この対策に有効なのは、やはり『東大のリスニング15カ年』(教学社)です。形式に慣れるためには、「本物」の問題を解くことが何より大事です。それが終わったら、過去の東大模試の問題を解くと良いでしょう。各予備校の威信を賭けた問題なので、(本物には質の点で劣りますが)ある程度のレベルが保証された、本番とほぼ同じ形式の問題となっています。それも解き終わってネタが尽きたら、『キムタツの東大リスニングシリーズ』に取り組むと良いと思います。ただし、本番直前期に初めて解く問題を残しておくために、本番形式のリスニング教材は計画的に取り組みましょう。直前期になって、初めて解く本番形式の問題が無い、というのは避けたいものです。「本番形式の問題を解く」のは形式に慣れるため或いは問題を解く勘を維持するためであり、「リスニング力を鍛える」こととは異なります。リスニング力を鍛えることを目的とするなら、本番形式と異なる教材で構いません。上述した「音読・オーバーラップ・シャドウイング」の練習を継続して行うことが大切です。

    以上が実際に私がリスニング対策で行ってきた勉強法であり、また自信をもってオススメする勉強法でありますが、あくまで私個人に合ったものであり全員に適するとは限りません。ただし、リスニング力アップは英語力全体の向上に繋がる大切な要素です。また英語は入試で必要なだけでなく、大学に入れば外国人講師が英語で教える講義があったり、英語の論文を読んだり書いたりする機会があります。だから高校生の皆さんには、今のうちから十分な英語力をつけてほしいのです。

    この記事を読んだ高校生の皆さんが受験勉強に取り組んで、たゆまぬ努力の末に志望校に合格されることを願っています。その過程のリスニング対策において、私のアドバイスが役に立てばこれより嬉しいことはありません。
    (理Ⅱ・1年)

    まず音声を聞いて設問に答えます。その後、音声を繰り返し聞き、細部までディクテーションをします。余裕があればシャドウィングも行うと良いと思います。そして、スクリプトを見ながら再び聞くことで、聞き取れなかった部分を確認します。これがかなり丁寧にやった場合のリスニングの勉強法だと思います。次第に耳が慣れてきたら、スクリプトを見ながら聞き取りにくかった部分の確認を行えばよいと思います。問題集としては、「キムタツの東大英語リスニング」などのを使うことをお勧めします。
    (文Ⅲ・1年)


    リスニングの参考書

    『灘高キムタツの東大英語リスニング』(アルク)
    東大のリスニングに特化しており、冒頭に東大のリスニングとの向き合い方や演習のしかたなどが解説されている。
    後半は3問×10題の演習題とその解説が載せらている。解説はおまけ程度のものだが、演習題の数は十分。
    古い本なのが難点だが、ディクテーションの問題もあるのは魅力のひとつ。
    (文Ⅰ・1年)

    一般的にキムタツの東大英語リスニングは赤が東大レベルだといわれていますが、今回はあえてその一つ上のレベルであるキムタツの東大英語リスニングSUPER(木村達哉、アルク)通称「ピンク」を推します。
    これは私がリスニングは速いスピードに慣れるほど聞き取りやすくなると考えるからです。
    例えばプロ野球選手も打席に立つ前におもりがついたバットで素振りしますよね。これは重いバットを振ることで本来のバットが軽く感じられるからです。
    リスニングも同じで、速いスピードの教材を聞くほど、通常の速さの教材が聞き取れるようになります。実際私もピンクで練習していたら本番のリスニングが遅く感じられました。
    ただしこの勉強法には注意点があります。それは実力がないうちにピンクに取り組むと失敗することです。あくまで赤を完璧に仕上げてから(それだけでも戦えます)ピンクに取り組むようにしてくださいね。
    ピンクまで仕上げたらリスニングの実力はかなりのものになります。
    (理Ⅰ・1年)


    長文問題の解き方と勉強法

    こんにちは。英語の長文問題の解き方と勉強法についてお話します!
    まず解き方について,みなさんは,英語の長文問題を解くとき,文章と問題文のどちらを先に読みますか?私は問題文を先に読むほうをおすすめします。問題文を先に読むメリットが3点あります。最初に,文章全体で扱っている内容を簡単に把握できること。次に,きかれていることを頭に入れたうえで文章を読めること。最後に,全体として問題を解くのが速くなることです。今の解き方がうまくいっていない人はぜひ試してみてください!
    勉強法については,継続あるのみ。近道なんてありません。毎日1つ,長文問題を解くようにすれば自然と読むのも解くのも速くなり,正答率も上がります。
    (文学部・3年)

    長文の勉強を始める前に

    長文を勉強するにあたって大前提となるのが「単語と文法をある程度固めていること」だと私は思います。正直単語や文法が3分の1以上分からない長文を解いたところで何の意味もないと思います。高1、高2の皆さんはまず基礎的な文法、単語を身につけた上で長文に取り組みましょう。高3生でレベルの高い長文に取り組もうとしている人はそれ相応の単語を身につけましょう。自分のレベルとかけ離れた長文に取り組むのはメンタル的にも良くないです。

    長文の勉強の進め方

    毎日長文を読んで毎日音読しましょう。 その際、下の解き方を参考にしても良いと思います。また、必ず目標時間を定め正確に時間を計りましょう。

    長文の解き方

    長文を解く際に絶対にしてはいけないことは全部の文章をじっくり読むことです。段落の最初と最後、そしてディスコースマーカーをしっかり把握していけば長文は読めます。段落の真ん中あたりには具体例が配置されることが多いです。この具体例は、問題で問われているとき、段落の最初と最後に書かれている内容が抽象的だったり文の難易度が高かったりして理解できないとき、時間に余裕があるときに読みましょう。それ以外の場合は読まなくてもいいと思います。
    また、700語を超える長文になると読み進めるうちに最初のほうの内容を忘れてしまう場合があるので段落ごとに簡単に要約しておくことをおすすめします。(そもそも要約するには国語力が必要ですが…)要約は最初は面倒かもしれませんが、あとで問題を解くときにどこに該当部分があったかすぐに分かる、長文の内容を整理しながら読める、という大きな利点があります。

    長文を解くときに設問を先に読むべきか、誰しも一度は悩むと思いますが(悩まない?)私は主にいくつかの段落を読んだらそこに該当する設問を探し解くという方法を採っていました。この方法は東大や早稲田の1000語超えの長文を読むときに使っていました。~700語くらいの長文の場合は設問を先に読むか、長文を読んでから設問を読むかの2択ですが、先に設問を読む場合は内容をある程度把握できるという利点がある反面、先入観を持ってしまい設問が解きづらくなるという危険があります。

    長々と書いてしまいましたが、基礎的な読み方、解き方をマスターしたらそれをさらに自分流にアレンジしていくのがいいと思います。そのためにも早めに対策できるように頑張りましょう。
    (文Ⅲ・2年)


    英語長文の問題集

    長文読解力が足りていないと感じる場合は、『やっておきたい英語長文500,700』、『Rize読解演習3』などをやるといいです。ある程度力が付いたら(センター模試九割前後)、早めに過去問に取り掛かりましょう。過去問演習期に演習量を増やしたい場合は、『やっておきたい英語長文1000』、『Rize4』、『英語総合問題演習上級編』などがおすすめです。
    英語長文は演習量もさることながら、演習の質が重要です。一題一題、単語、イディオム、文法事項の確認や、音読、復習をやりきることで大幅な成長が望めます。
    (文Ⅰ・1年)

  • 【東大生オススメ!】物理の参考書

    【東大生オススメ!】物理の参考書

    東大生が勧める参考書や問題集、勉強法を紹介します。参考書についてはその名前と、東大生によるおすすめの使い方や長所の説明を掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。

    物理の問題集(基礎レベル)

    『らくらくマスター物理基礎・物理』(河合塾物理科、河合出版)

    基本的な問題や頻出・典型問題が多く掲載されています。公式の導出過程などは書かれていないので、教科書等でしっかりとおさえる必要があるとは思いますが、公式のおさらいや基本的な公式の使い方を学ぶには適していると思います。
    (理Ⅱ・1年)

    『物理のエッセンス』(河合塾)

    タイトルの通り物理のエッセンスが詰まっている本です。東大入試の難易度を10としたときに、1〜2と6〜7くらいの難易度の問題があります。
    まずはこの本で物理をひとさらいし、授業や教科書傍系問題集で実力をつけ、再びこの本に戻ると効果的だと思います。

    物理の問題集(応用レベル)

    『物理重要問題集』(数研出版)

    基本的な問題集(リードαなど)が終わった後、過去問演習前に取り組む問題集です。レベル的には応用的な問題から二次試験の中でも難しめの問題まで載っています。幅広い内容を取り扱っており、基本的にはこの一冊が完璧にこなせるようになれば東大も含めだいたいの入試問題に対応できるだけの力はつくと思います。

    正直結構難しめの問題集なので、最初は時間がかかると思います。ですので、基本を完璧にしたうえで、受験期に入ったらなるべく早く始めた方がいいと思います。公立高校などは授業がまだ終わっていない、といったこともあると思います。その場合は、授業→基本の問題集で復習→重要問題集の流れを作ってこなしていくのがいいでしょう。最初はゆっくりでもいいので、最低2、3周はこなして完璧にすることをお勧めします。
    (理Ⅰ・1年)

    『難問題の系統とその解き方』(ニュートンプレス)

    僕が使ってたのは、この1冊だけ!
    母校の先生にオススメされました。

    普段は学校の教材だけで十分だと言う先生がオススメしてくれたくらいなのでどれだけ凄いのだろうと思い、買ってすることにしました。構成としては、分野ごとにページが分かれておりその例題(色々な大学の過去問)と解答、そして練習問題という感じです。

    過去問のいわゆる良問というものを集めており、また問題集オリジナル問題もあるためガムシャラに過去問を解くよりはかなり効率がいいと思います。練習問題の解答は付いてはいますが、サラッとしか書いていないため学校の先生に添削してもらうのがオススメです。しかし、練習問題は相当レベルが高くまた問題数も多いため、例題だけでも十分力がつきます。(僕も例題しかしてません。)

    特にみなさんが苦手としてるであろう電磁気の分野はたくさんのページが割かれています。僕はこの問題集に救われました。書店で見かけたら是非お手に取ってみてください。

    【注意】基礎基本ができてからしてください。泣きたくなります。
    (理Ⅱ・1年)

  • 【東大生オススメ!】化学の参考書

    【東大生オススメ!】化学の参考書

    東大生が勧める参考書や問題集を紹介します。参考書についてはその名前と、東大生によるおすすめの使い方や長所の説明を掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。

    化学の問題集(基礎レベル)

    問題集を解くときのアドバイス!

    基礎の問題集といえば、それぞれの単元について難易度順に並んでいるかと思います。最後まで解かなきゃ!と思うかもしれませんが、まずは基本問題を解いてみて、自分に解けるのか確認しましょう。そして解けていないなら、その知識や手法がまだ身についていないということですから、参考書や教科書に戻ります。その際、その問題の答えのみ覚えるのでなく、周辺の知識も抑えられるとなおいい!なぜなら、その分野があなたに足りていない可能性が高いからです。 地味なようですがこのように穴を埋めていく勉強法が一番効率の良いやり方かと思います。私は学校で配られたリードα(数研出版編集部)という問題集を使っていましたが、使う問題集は手元にあるもので十分だと思います。 (理Ⅱ・2年)

    『化学基礎+化学』(第一学習社)

    化学基礎から化学まで高等教育指導要領範囲内の全ての分野のまとめと練習問題をつけた問題集で、問題編と詳解編の二冊が存在します。 まとめの章で確認したことを練習問題の章で掘り下げるというスタイルで学力の安定化に寄与し、 発展・総合問題の章では各分野の入試問題傾向の綿密な分析に裏付けられた良問を取りそろえています。 扱う問題はどれも化学の世界で頻出の知識や考え方を問うもので、入試の基礎実力養成にぴったりです。 筆者は東大受験に際しこの問題集と過去問しかやっていませんでしたが、かなりの化学力を手に入れ、本番では得点率7割を達成しました。 (理Ⅰ・1年)

    化学の問題集(応用レベル)

    『化学重要問題集』(数研出版編集部、数研出版)

    理論から無機、有機まで、化学における全範囲に対応した大学入試の土台となる定番の問題集です。大学入試に必要な基本的な考え方に着目した問題をそろえているため、何度も繰り返し解き、完璧に理解することをお勧めします。またこれは全ての問題集(過去問)に共通していえることですが、無機、有機分野において教科書などで見たことのない問題はしっかり学校の先生に質問して、自分の知識の幅を広げておきましょう。無機、有機分野は知っているだけではるかに解きやすくなる問題が多いため、先生への質問をお勧めします。 (理Ⅰ・1年)

    『化学の新演習』(三省堂)

    かなり難度の高い問題集。東大の受験で最低限必要な点数を取るレベル以上の問題集。 化学で高得点を狙うには問題を絞って(無駄な知識問題などを飛ばして)やっていくのが効率的。 筆者は化学グランプリの対策に使用した。 (理Ⅱ・1年)

  • 【地理編】東大生が勧める参考書や問題集、勉強法

    【地理編】東大生が勧める参考書や問題集、勉強法

    2人の東大生がおすすめの参考書や問題集、勉強法を紹介します。参考書についてはその名前と、東大生によるおすすめの使い方や長所の説明を掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。

    基礎をしっかり固めよう

    僕は現役時代予備校にも通っていましたが、地理に関してはほとんど学校の授業のみで勉強していました。そのため、僕の学校の授業スタイルを参考に勉強法を伝えたいと思います。

    3年に入るまでは基本的に地理的思考力や知識の定着を図ることが求められていました。特に系統地理では思考力、地誌分野では系統地理で身につけた思考力を使いつつ知識を詰めこむことが重視されていました。
    地理的思考力とは、簡単な例を挙げれば風上側の湿った空気は山脈を越える間に降水することで水分を失うため風下側では乾燥した気候になる、といったことを考える力のことです。この理屈も暗記のような気もしますが、それを考えることが重要になってきます。なぜならば未知の問題に出会ったときに答えまで辿り着けるような思考力を身に着けられるからです。

    しかし、上記のような理屈を考えると同時に、それを暗記することも必要です。山脈の風下側が乾燥することや、アスワンハイダム建設に伴う問題、エルニーニョ現象に伴うアンチョビの漁獲量減少などは受験地理における頻出問題で、一から理屈を考えるより暗記してしまった方が早いことがあるからです。とはいっても数学の公式と同じように、理解した方が暗記も捗るので一度は理解してから覚えるようにしましょう。

    また地理では以上に述べたような理屈の他に、各地域の主要な産業や特産物や地名、用語なども覚えなければならない場面があります。各地域の産業や特産物は各地域にその分野が強い理屈があるので、その理屈と一緒に覚えると暗記が捗ると思います。地名と用語に関してはもろに暗記です。地名に関しては、僕は学校の机に世界地図を落書きして授業や問題で出た地名をその地図に書き入れるなどして勉強していました。

    さて、具体的な勉強方法ですがセンター型模試、センター過去問を徹底するのは結構有効です。センター型の問題は確かに選択問題ですが、その答えに至るには理由があるはずです。この理由を常に考えて問題を解いていけば地理的思考力を身に付けられます。また、その答えに至るまでの理由が論述問題で聞かれるポイントとなっています。東大の問題だと2,3行で論述せよ、という問題が出るので、センターの問題を解くときに答えを選んだ理由を2,3行程度でまとめる練習をすると良いかもしれません。また、模試問や過去問の数をこなせば頻出問題がわかってくるという点でも有用です。このセンターを利用した勉強で基盤を作れば、二次試験の過去問にも対応できる力がついていくはずです。東大模試が始まる時期になれば、センター型模試を使った勉強と並行して論述式の模試、過去問で出た問題の暗記も進めましょう。インプットと同時にアウトプットの訓練も大切です。
    (文一 1年)

    効率的なインプットを

    地理の二次試験の得点とセンター地理の得点は統計的に相関があると言われています。両方とも基礎を徹底的に問うているからです。ただ出題意図が似ているからといって二次の勉強を怠っても良いかというと、そうではありません。論述の勉強も別途必要となります。ただ、勉強の主軸はセンター試験レベルの基礎知識の習得にあります。以下は基礎知識をいかに学んでいくのか(インプット)に焦点を置いて話していきたいと思います。

    まず地理を学ぶ上で必ず必要なのは地図帳データブックです。前者は地理的な感覚を養うだけでなく、等温線や海流などの基本的情報を与えてくれます。また地理では客観性を持たせるために多くのデータが必要となり大学入試でも問われるため、後者も必需品です。基本的には学校の授業で大丈夫なのが地理の特徴ですが、もっと体系的に学びたい人は次の参考書を自習のためにお役立てください。

    一つ目は『センター試験対応地理ノート』です。先述の通り問われているのは基本的にセンター試験レベルの知識ですから、この1冊で十分カバーできます。穴埋め方式でグラフや表の客観問題にも対応できるようになっています。安くて薄いのでお役立ちです。ただ解いて終わりにはしないで自分で説明できるレベルまで仕上げれば文句なしです。地理は特に多くの頻出問題が出てきますので、教科書や参考書に書かれている定番の論点は押さえましょう。
    もう1冊紹介すると『村瀬の地理Bをはじめからていねいに』です。この参考書は知識のインプットのために理解を促してくれます。なんでそうなるのか。今まで謎だった地理的事象もこの一冊で解消されるのではないでしょうか。
    (文一 1年)

    (記事執筆:2016.3.15)

  • 【国語編】東大生が勧める参考書や問題集、勉強法

    東大生が勧める参考書や問題集、勉強法を紹介します。参考書についてはその名前と、東大生によるおすすめの使い方や長所の説明を掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。

    現代文の参考書

    『現代文解法の新技術』(柴田 敬司、桐原書店)をおすすめします。
    現代文という教科は感覚的なものだ、センスだと思われがちです。しかし客観的であるべき入学試験として使われている以上、断じてセンスや感覚などではありません。この参考書から、客観的かつ論理的な読み方を学び取ることができればセンスや感覚による不安定な現代文を脱却できると思います。

    古文オススメ単語帳

    A.『読んでみて覚える重要古文単語315』(桐原書店)
    →絵がカワイイ。派生語も豊富。東大受験生の使用率も高い。

    B.『実践トレーニング古文単語600』(中央図書)
    →単語数が随一。小テストが数多く付いていて便利。有名進学校も採用しているらしい。

    ビジュアルで覚えたい。→A
    たくさん覚えたい→B
    オススメ→Aを確実に覚え、不安・物足りないならBも覚える。

    古文が苦手な人へ

    私も古文の点が伸び悩んでいました。
    経験談を言うと、愚直に単語を覚え、文法を確実にすれば足を引っ張ることはまずないです。

    東大受験に限れば、国語(現代文・古文・漢文)は、特にコスパを意識する必要があります。
    国語は足を引っ張らない程度に勉強するのが主流で、古文ならセンターまでは単語と文法の徹底反復、センター後は過去問(鉄緑会のがオススメ)を解くだけで国語で差をつけられることはないと個人的に思います。
    (文Ⅰ・2年)

    漢文句法

    学校の授業や毎週の小テストで、教材の漢文句法の参考書を使って覚えていました。

    例えば「A且B、況C乎」という句法を覚えるときはこれだけ覚えるのではなく、参考書に載っている「死馬且買之、況生者乎」という例文を白文・訓点・書き下し文・和訳すべて何度も書き写して覚えていました。授業で扱う文章は定期試験前にすべて覚えるようにしていました。

    また、定期試験・模試・小テスト後に覚えていなかった漢文句法をチェックして復習するようにしていました。
    (文Ⅲ・1年)

    現代文の解き方

    学校で教わる現代文の解き方が、センター試験・二次試験の現代文の基本的な解き方だと思います。
    傍線部を細かく分解して、それぞれの該当箇所を本文中から探し出し、それを根拠に解答を作成するという方法です。

    「どういうことか」の問題では傍線部の因果関係・論理を崩さないように再構成(言い換え)し、「なぜか」の問題では傍線部にいたるまでの根拠を拾い、筆者の主張通りの論理を崩さないよう、解答にすることが大切です。私は現代文を解く際、設問の型(「どういうことか」「なぜか」など)を見た後、一度本文をざっと読み、流れを確認していました。その後本文をもう一度読み、接続語や因果関係、指示語などに注意し、自分に分かりやすい印をつけながら、傍線部にあたる度にその問いに答えていました。このように二度本文を読むのは、二度読むことで新たな発見が得られることがあるからです。

    また、センター試験では二度読む時間はあまりないと思うので、読みながら解く方がいいと思います。センター試験は何度も解くことでコツがつかめてくるので、あまり心配せず、時間内に解く練習を繰り返してください。

    二次試験(東大)についてですが、第四問(文系のみ)よりも第一問を確実に得点するようにしてください。第四問は年度によってはとても解きにくい問題があるので、難易度的に安定している第一問で稼いだ方が効率的です。二次試験対策としては、現代文に関しては過去問演習に尽きると思います。さまざまな参考書・予備校の模試等多々ありますが、やはり本試とは全然違います。個人的意見であり、言葉にしにくいのですが、過去問と模試とでは設問・解答のツボがずれている気が…。なので、模試で演習するよりも、過去問10年分を繰り返し解いた方がいいと思います。

    過去問に太刀打ちできない、あるいは過去問はまだ早いという人は、センター試験の設問に記述で答え、正解の選択肢と自分の解答を比較するのも効果的です。また私は、過去問の答えは東進の解答を参考にしていました。東進の回し者ではありませんが、私は林先生の解答が一番納得でき、必ず本文中に解答の根拠を見つけることができました。
    そのため、過去問を解いたら、東進の解答の根拠となったと思われるところを本文中で色分けし、自分がどのポイントを見落としていたのかを確認するようにしていました。

    現代文を解く際に決してやってはいけないのが、本文中に根拠なく想像力豊かに独自の解答を作り出すことです。
    現代文といえど、解答はほぼ一つです。本文に忠実に、ポイントを落とすことなく解答を作成してください。
    そして漢字も忘れずに取り組んでくださいね!
    (文Ⅲ・1年)

    現代文で悩む方は多いと思います。僕もその一人でした。
    できる人たちになんで点数取れるのかを尋ねても「だって書いてあるから」とか「感覚で」とか言われて全く参考にならない。さらには、先生に聞いても内容を説明されるだけで、他の問題に応用が効く作業がわからない。挙句どこからか、「そもそも現代文はセンスだ」と聞こえてきて、もうどうしようもないと思い込む。僕はそんな感じでした。

    ここでは僕が実際に受験生時代に採用していた読解法を紹介したいと思います。
    現代文に悩む方はぜひ見ていってください!

    評論

    評論には筆者の主張や紹介したい考え(いわゆる「大事なところ」)があります。その「大事なところ」を理解しようとしながら読むわけですが、ただ漫然と読んだり、直接、一文一文に対して理解を試みたりするとわけわからなくなってきて点数が伸びない、みたいな状況に陥ります。感覚で掴んでしまう人もいますが、そうでない人はぜひ続きを読んでください。
    文章は「大事なところ」を説明したり主張したりするために4つの関係性を使って展開されます。
    ・イコール関係(A=B)
    ・対比関係(A↔B)
    ・因果関係(A→B)
    ・論と例

    論と例だけ別レベルの関係性ですが、見抜く意識があると良いので入れておきました。関係性だけで言えば類比に組み込まれます。文と文、段落と段落をこの4つの関係のどれに当てはまるか明らかにすることが論理展開を見抜くことです。この論理展開の構造を見抜くことで、文章が整理されて頭がごちゃごちゃしたままにならずに済みます。直接一文一文の内容を理解するのではなく、文章の構造の理解を優先させましょう。一文を深く読むことをやめて、文どうしの関係性をしっかり追いましょう。深読みは推測や解釈の余地を作りかねませんが、そんなもの合理的じゃありません。書いてある客観的な関係を合理的に断定していくほうが確実です。その段階から理解のレベルに踏み込めばいいんです。文章全体を理解しようとする前に、論理展開の構造理解を経由しましょう。

    もう一つ読む際に注意してほしいのが、文章の強弱です。

    強:主張、問題提起、まとめ、定義、強調箇所など
    弱:例、比喩、一般論、譲歩など

    上の4つの関係を考えつつ、弱の部分は軽く読み、強の部分をしっかり読み込むといったリズムを捉えることも重要です。強の部分は「大事なところ」に直結するので常に意識を置いておきましょう。
    4つの関係と強弱は、自力で見つけ出す・気づく必要がある場面も多いですが、見つける・気づくためのヒントもちゃんと用意されています。

    • 指示語
    • 文脈標識

    の2つです。指示語は特定の指示内容と必ずイコール関係を結びますね。また文脈標識というのは、接続語はもちろん、より幅広く文の関係や役割を示す語句のことです。英語だとディスコースマーカーなどと言われるのでぜひ調べてみてください。文脈標識は、イコール・対比・因果の3つの論理関係、それらも含む『時系列』『列挙』『例証』『引用』などの説明の記述方式(レトリック)、文章の強弱を明示してくれる強い味方です。

    3つの関係と強弱が同じ文脈標識によって同時に導かれることもあります。「つまり」ときたら、前後がイコールであり、かつ後ろがまとめです。「したがって」とくれば、前後が因果関係であり、かつ後ろがまとめです。

    さあ、あとは作業です!指示語と文脈標識に細心の注意を払い、4つの関係と強弱を見抜いて、「大事なところ」を掴む。これを進めるだけです。これで論理展開が明らかになり、文章を構造的に理解できます。設問の指示に合わせて(主にイコール・対比・因果の3つの関係を使って)答えていきましょう。客観的にわかる構造さえ捉えられれば筆者の考えも自ずと浮き彫りになりますし、入試問題であれば解答可能なはずです。

    一読して論理展開の構造が明らかになったら、もう一度読んで1分ほどで文章全体の構造を整理し直しましょう。フローチャートを脳内で作れるくらいがベストですね。

    主張などが見えにくい随筆や伝記等のエピソードであっても、以上の作業を行うことが設問への解答の手助けになるはずです。

    なんとなくやってできる人たちは、こういう論理性を無意識にわかっているのでしょう。少しでもできる人たちの頭の動かし方に近づきましょう!

    小説

    小説は評論ほど理性的客観的には解けません。芸術ですからね。ですが味わうのではなく、マークをしながら読みましょう。あくまで客観的な処理を目指しましょう。

    • 登場人物の情報(誰か、関係など)
    • 登場人物の心情
    • 情景描写やシチュエーションなどの人物以外の環境
    • 人物の心情の変化の原因・きっかけ

    の4つです。これらにマークして話の展開を読み取りましょう。

    小説はこれらのマークの判断が曖昧になりやすいです。そういうときは曖昧なところはマークせず、客観的に判断できるところだけマークしましょう。あくまでわかりやすくするためのマークですからね。小説は正直なところ合理的な解答がでるかと言われればそうでもないですが、入試問題として出ている以上はなるべく客観的に処理しましょう。

  • 【日本史編】東大生が勧める参考書や問題集、勉強法

    【日本史編】東大生が勧める参考書や問題集、勉強法

    このページでは主に東大受験生向けに、日本史の勉強法、おすすめの参考書・問題集など、何人かの東大生のアドバイスをまとめて紹介します。参考書についてはその名前と、東大生によるおすすめの使い方や長所の説明を掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。


    基本の勉強法

    このページでは日本史の基本的な勉強法を紹介します。日本史をどのような流れで勉強していたのか、東大生の生の声を聞いてみましょう!


    こんにちは! ついこの間、帰省していた時に弟の勉強を見ていて気になったことがあったので、日本史の勉強法について、高校時代の僕のやり方を書いていきます。あくまでも個人的なやり方なので、自分には合わない、という人もいるかもしれません。日本史を習ってない人はごめんなさい。

    まず、年号とか用語とか、そのような単語を単体で覚えようとすると、きついです。歴史には流れがあり、その流れの中にいろんな人物が登場していろんな事件が起こります。単語だけ覚えようとするより、流れの中に単語を当てはめた方が覚えやすいので、まずはある程度の範囲の流れをおさえます。例えば、「江戸幕府の体制が確立するまで」といったものです。
    大まかな流れをおさえたら、その流れを補足説明するための道具として、人物や事件、年号を覚えます。

    次は覚えたことを確認し、定着を図る作業です。
    僕の学校では、文章中の穴埋め式で用語を確認できる教材と一問一答の教材が配られていたので、その両方を活用していました。

    まずは、一問一答の教材1ページを見てみて、その範囲に該当する教科書部分をざっと読んで復習、語句を覚えます。一問一答に取り掛かる前に一度、知識をインプットするのです。それから一問一答の該当ページをやってみる。知識のアウトプットです。そして、間違えたもの、分からなかったものを答えを見て確認します。これが2度目のインプット。

    僕の弟は、一問一答のページの範囲がどうせ分からないから、と答えを写してからそれを覚える、というやり方をしていました。これだとインプットの一回だけ。僕は自分の記憶を刺激する回数がより多い方を選び、全く覚えていない範囲でも、とりあえず教科書を見て覚えてから、一問一答に取り掛かっていました。これをもう一つの教材でも同じようにするので、記憶に触れる回数に明らかな差が出ますよね?
    僕の弟と同じ勉強法をしていて、日本史ができないという人はやり方を変えてみてほしいです。あとはテスト前に、友達と問題を出し合うなりして、楽しく勉強できれば「覚えるだけ」という認識になりがちな日本史への取り組みも変わってくるのではないでしょうか。

    この記事が少しでも皆さんの参考になっていれば幸いです。(文3・2年)


    東大・論述対策

    このページでは、東大日本史の対策法を紹介します。論述問題の東大日本史にどのように立ち向かっていたのか、東大生の声をお届けします! 東大だけでなく、一般的な日本史の論述対策にも役立つ情報だと思うので、ぜひ参考にしてみてください。


    こんにちは! 僕が高校時代にやっていた日本史論述対策を紹介します! それは「教科書準拠のノートを利用する」ということです。

    僕が高校時代に使っていた山川出版社の教科書の場合、「詳説日本史ノート(詳説日本史ノート編集部)」というものがあります。本来は単語の暗記用で使うものですが、空白があり書き込みが十分できます。
    そこに、教科書を読んでいて重要だと思ったフレーズ・模試の解説の中で論述を解くうえで使えそうなフレーズを書き込むのです。
    また、ノートに書いてある文の中で論述に使えそうなフレーズにはマーカーなどで印をつけます。
    すると、ノートに論述で使えるフレーズがたくさん書き込まれていることになるので、それを音読などで暗記しましょう!
    暇なときに眺めているだけでもなんとなく覚えていくので、そのフレーズを解答に盛り込むと筋の通ったものが出来上がるはずです。(文 1・2年)


    東大の日本史論述は提示された史料や文章を利用しながら解答する独特な形式です。本番の試験で過去問の類題が出る可能性は低いですが、東大の問題に取り組むうえで必要な思考の仕方を養えるので、演習には過去問が最適です。25年分取り組むとなおよいです。

    参考文が提示されている以上はそれに即して解答する必要があります。参考文は解答者へのヒントというより、「この側面からこの知識を使って解答しなさい」という出題者側の要求みたいなものだと捉えた方がいいです。
    それを読み取る練習としても過去問がいいです。ただし、近現代史の問題は知識がないと中身のない解答しか書けないものも多いので、一問一答などで知識を確かなものにしましょう。

    また、解答を書くときは時間も意識しましょう。目安としては1題につき15~20分で解答し終わる練習をしましょう。それくらいで仕上げないと地歴の試験で時間が足りなくなる可能性が出てきます。

    日本史の問題といっても、日本史の知識だけで解くよりも政治・経済など社会科学の知識も利用した方が解きやすい(理解しやすい)問題も散見されるので、
    高校で履修している場合はそれらもフル活用しましょう。要は習ったことを無駄にするのはもったいない、ということです。

    25年分仕上げたら予備校の東大模試で演習しましょう。また、受けた東大模試は必ず復習しましょう。たまに的中します。(2015年度はそうでした)

    日本史の知識を習得するなら、教科書程度で十分です。また、教科書で使われているフレーズ、言い回しは非常に便利なので、演習の際に見つけたものはノートなどに簡単にまとめて暗記するとよいでしょう。(文1・1年)


    まず、用意する教科書と参考書は、
    山川出版詳説日本史
    山川出版新日本史(東大ネタの宝庫。河合塾も駿台もこれを意識した問題を作っていることがあります。)
    駿台のセンターで学ぶ日本史シリーズ(解説が非常に詳しく、論述にそのまま使えるし東大ネタが多い。それと駿台のテキストを丸写ししたものなのでそれなりに良い。問題を解くのでなく、解説をじっくり読んで自分で説明できるようにすること。)
    東大日本史25カ年(解説をじっくり読むこと)
    です。私自身東大日本史にかなり苦しんだ経験があり、浪人して上記の参考書と教科書で従来の日本史観がガラリと変わり、今では大学で役立っています。

    古代律令体制や中世封建社会、共同体、身分制度、村と都市機構、議院内閣制、荘園制、金本位制など東大が狙うテーマを中心に学習していきましょう。具体的には、教科書を何度も読み、③と④の解説を人にきちんと説明できるくらいまでじっくり読み理解するのです。

    東大模試の日本史は東進が一番バランスがいいです。河合塾は要約で、駿台は知識問題なので(←これ、模試作成者が言ってました笑)
    ちなみに、駿台書籍の日本史時代の特徴と展開も使ってみるといいですよ。(現役生には少し難しいかもしれませんが、東大ネタの宝庫です)
    そして、余裕があるなら、インターネットで、最新の学説を調べてみるといいですよ。それに関連した問題が出る可能性もありますから。
    さらに、東大日本史学科の教授の専門はきちんと把握しましょう。そして、きちんと対策をしましょう。

    これらをこなせば、50点も十分いけます。(文3・1年)


    みなさんこんにちは。今日は東大日本史の対策について記事を執筆したいと思います。

    まずはみなさん、東大の日本史と聞いて、どのような印象を受けるでしょうか? 全記述式が四題、各時代から均等に出る、教科書と違うことを答えなければいけない(?)…などなど、手のつけにくそうな印象を受けるかもしれません。
    では、東大日本史で及第点(40点前後)を安定して取るには、どのような勉強をすれば良いのでしょうか?
    有名塾の人気講師の授業を受けるのもありかもしれません。しかし、地方に住んでいるとなかなかそのような勉強は難しいですよね。僕も経済的・地理的に塾に通えなかったので、参考書を用いて勉強していました。今回ご紹介するのは、そのときに使っていた参考書です。なお、東大日本史を攻略することに限定して記事を書いているので、センターの対策はここでは触れません。あしからず。

    ①二次で40点を目指す人

    基本的に二次対策の勉強は詳説日本史B(山川出版社)が中心になります。この教科書を使う理由は、多くの東大の日本史の教授が執筆しているからです。つまり、出題者=執筆者という理想的な教科書になっています。東大の日本史は、自分が知っている知識をひけらかすというよりむしろ「東大の先生が持っている歴史観=出題者が問いたい歴史観」に基づいて答えるという解答姿勢が大事になっています。
    具体的な勉強法として、まずは各章を読み込みます。このときに大事になってくるのは、時代背景をおさえながら教科書をよむことです。例えば、「律令制の整備の背景には唐・新羅との対外関係があった」といった時代ごとのエッセンスを大事にしつつ読んでいきましょう。なんなら教科書の余白に書いても構いません。
    わからない単語や、東大日本史で重要になってくる単語(院宮王臣家など)は日本史用語集(山川出版社)でおさえましょう。用語集の単語説明の仕方は、実際に記述する際のお手本にもなるので、軽く文章構成を覚えるくらいにはしておきましょう。

    東大日本史対策で教科書の次に大事なのは、難関校過去問シリーズ、いわゆる赤本です。
    東大の日本史25カ年(塚原哲也、教学社)を使って過去問演習をしていきましょう。初めは答えを見ず、時間制限もかけずに問題を解く訓練をしましょう。この際、信頼できる先生に添削指導をしてもらうことを強くお勧めします。文章の書き方・他の答案との差のつけ方などを学べることでしょう。直前期は一日一年分を時間を決めて解くといいと思います。

    二次で40点を目指す人は、現役の場合だと15年分も解ければ上出来だと思います。何度も同じようなテーマがでてくるので、過去問で問題に触れるつどに教科書・ノートなどに解答のエッセンスをまとめましょう。おすすめは教科書の該当箇所に書くことです。そうすれば、普段教科書を読む際に自然と覚えることができます。
    なお、ここまでで挙げた勉強法は、センターで日本史が安定して9割以上取れる程度の知識量を前提としているので、二次対策と並行してセンターの対策も怠らずしっかりやっておきましょう。

    ②二次で50点を目指す人

    ここからは、東大の二次試験で日本史50点ほどを目指し、日本史を得点源としていきたい人向けのアドバイスです。現時点で40点程度取れる実力のある人、どうしても日本史で得点を取らないといけない人は読んでください。中途半端な実力のまま50点以上を目指すと、テクニックも定着しないので注意してください。

    とまあ大げさなことを書きましたが、①に加えてする勉強は、詳説日本史研究(山川出版社)を使ってより東大日本史に特化した前提知識を身につけること、詳説日本史では扱ってないテーマを専門的に勉強することが基本になります。
    これを本番で書ければ、採点官が「お、分かってるな」と思うような文章の書き方、用語の形容の仕方が身につきます。ただし、何度も言うように詳説日本史のスタンダードな内容が頭の中に入っていることが大前提です。
    あと、この参考書はすべて読む必要はありませんが、勉強するにはかなりの時間を要します。他の科目との兼ね合いを考えて、余裕があればこれを使って勉強してください。他の受験生と日本史でかなりの差をつけられます。
    個人的に、挙げればきりがありませんが、ヤマト政権と政治制度、律令制と国際関係、郡評論争、大王と天皇(古代天皇制の性格)、律令制の内実、東北との関係、院宮王臣家と初期荘園、9世紀の天皇権力強化と官僚制について、摂関政治期の太政官制などを読み込めば古代は完璧になると思います。

    あと挙げられる実践的なアドバイスとしては、基本的に史料を第一とすること、論述の作法に則ること、綺麗な字で書くようつとめること、一文は15字程度にして読みやすくすること、因果関係がわかりやすく書くことをモットーにすると、採点官への印象が良くなります。
    各大手予備校の模試に関しては意見が分かれるところですが、個人的に駿台の日本史が本番に近い印象を受けました。模試で扱ったテーマもフォローアップしつつ、基本の教科書に戻って勉強すると良いでしょう。

    以上長々と書きましたが、僕個人の勉強の経験から話しているので、ここで書かれていることを参考にしつつ、みなさんは自分なりのやり方を編み出してください。健闘を祈ります。(文3・2年)


    一問一答の使い方

    このページでは、誰もが持っているであろう一問一答の使い方をご紹介します。単調でつまらなく感じてしまいがちな一問一答を東大生はどのように利用していたのでしょうか。


    定評のある3冊の一問一答を自分なりに比較してご紹介します!

    山川教科書準拠のような問題集で、受験勉強の手助けとなるだけでなく、教科書学習の後の確認用としても使えます。東大受験に必要な語句を過不足なく掲載しているという印象ですが、赤シートが付属しておらず(市販の赤シートでも透けます)、隠しながらの勉強が少し難しいというのが難点です。
    東進…単語の掲載量が山川よりも多く、私大入試もカバーできるよう構成されているので、東大受験には必要のないような難しい単語もあります。難易度が★★★までありますが、東大受験においては★★くらいまでで十分でしょう。赤シートを用いた学習がとてもしやすいです。
    日本史ターゲット…東進と同じく難易度別になっていますが、東進が時代ごとにまとめられ難易度はごちゃまぜになっているのに対し、こちらは難易度ごとにまとめられています。資料問題や図表問題も多めに取り扱っているというのが特徴です。

    このように見てくると、問題レベルが東大に最適な山川、学習のしやすさや他大学へのカバーが魅力的な東進、ターゲットと、3者にそれぞれ良さがあります。
    ぜひ実際に手にとって、自分に合いそうな単語帳を選んでみてください。

    また資料問題の一問一答についてですが、東大では資料の穴埋めや資料名を答えるという問題はまず出題されないので、私大などでそういった問題が頻出の方はぜひやるべきだと思いますが、東大受験の場合では無理をしてやる必要はないかと思います。それよりも資料の本文をよく読み込むことが大切です。

    また勉強の中心に一問一答を据えてしまうとただ単語の暗記のみの勉強になってしまい、記述力の向上に繋がらなくなる場合があります。ぜひあくまでも一問一答は補助教材として扱い、二次試験での記述練習や教科書の読み込みに多く時間を割くようにしてみてください。(文1・1年)


    僕は日本史の一問一答をする前に、教科書や研究ノート(これは学校によっては使っていないかもしれませんが…)で解く範囲を暗記してから一問一答の問題集に取り組んでいました。そして、間違えたところや、問題文に出てきた事項などを再度教科書などで確認して定着させていました。地味な作業かもしれませんが、暗記して一問一答を解いて確認する作業は、問題集1ページ分ならかかっても30分くらいで終わると思います。

    ほかの教科に飽きたときなど、気分転換くらいの気持ちでやってみるのもいいかもしれません。(文1・1年)

  • 【数学編】東大生が勧める参考書や問題集、勉強法

    【数学編】東大生が勧める参考書や問題集、勉強法

    東大生が勧める参考書や問題集、勉強法を紹介します。参考書についてはその名前と、東大生によるおすすめの使い方や長所の説明を掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。


    数学の問題集(文系)

    『チャート式 数学1+A』『チャート式 数学2+B』(数研出版)
    高1、高2のうち、基礎的定理や公式を理解、運用する力を身につけるにはうってつけの問題集。白・黄・青・赤の順に難度が上がるが、赤は応用に重点が置かれるため、難関大を目指すにしても、黄か青で十分。これさえ制覇すれば基礎は完璧、まさに数学のバイブル的存在である。


    『文系数学 入試の核心』(Z会出版編集部、Z会)
    高3の夏以降、応用力をつける演習にオススメ。問題数は100問、全国の大学の過去問からの抜粋である。全体としては応用的な問題が多い印象。数学1A2Bの範囲の各分野をまんべんなく網羅するバランスの良い問題集である。解説が詳しいのも良い。


    『文系数学の良問プラチカ』(鳥山昌純、河合出版)
    高3夏以降、応用力向上にオススメ。問題数は150問近くあり、過去問からの抜粋が多い。一応各分野をおさえているが、特に受験生がつまずきやすく、他分野との融合問題も多いとされる確率、微積分、数列に重点が置かれている。解説が詳しく、別解も豊富に掲載。


    『世界一わかりやすい東大の文系数学 合格講座』 (築舘一英、中経出版)
    過去10年以上にわたる東大文系数学の過去問を、分野ごとに掲載。文系高校生目線でわかりやすく、「どうしてその解法に至るのか」という思考プロセスを重視した解説が高評価。ちなみに東大だけでなく、難関各大学バージョンがそろっている。
    (文Ⅰ・1年)

    『1対1対応の演習―大学への数学』 (1対1シリーズ)(東京出版編集部)
    数学1A2Bの全4冊で構成されていて、すべて揃えるとやや高くつくのは欠点ですが、解説も丁寧で使いやすいです。
    後で紹介するプラチカを①の用途で使う前にさらにもう一つステップを踏みたい人、苦手な分野が自分ではっきりわかっている人(数学Aと2って苦手な人多いよね)には向いているかもしれません。

    『文系数学の良問プラチカ―数学I・A・II・B 』(河合塾SERIES―入試精選問題集)
    一通り各分野の典型問題がそろっていて、解説も非常に丁寧な問題集です。
    ①教科書の章末問題は完璧で、そろそろ入ってみたい人がじっくりと時間をかけて数学の演習に取り組みたいとき、
    ②ある程度数学の勉強には目途が立ってきたが、ところどころ抜けがある人が自分の実力チェックのために演習を総ざらいしたいとき、
    の2つのシチュエーションで使うことが出来ます。

    『理系数学の良問プラチカ―数学I・A・II・B』 (河合塾SERIES―入試精選問題集)
    文系数学では、その場で解法をひねり出すことが求められますが、理系数学では計算力が求められる傾向にあります(個人の感想です)。もちろん逆の力が求められないわけではありませんし、東大レベルでは必ずしもそうとは言い切れませんが。なので、理系数学のプラチカの方が計算量は多いですが、解法自体はシンプルなものが多いのです。文系数学のプラチカでつまずきがちな人はこちらをやってみても良いかもしれません。

    『京大の文系数学25カ年』 (難関校過去問シリーズ)(教学者)
    京大の問題(ただし2000年以降)は癖がない問題がほとんどで、また難易度も低めな問題が多いため、数学の演習の数をこなしたい人にはお勧めできます。
    解説に非常にマニアックな解法が別解として載っている場合もあるので、そこは流し読みしても大丈夫です。

    『新数学スタンダード演習』(大学への数学増刊号)(東京出版)
    この問題集が完璧になれば東大文系数学は得点源になるだろう、という程度の難易度です。良問が揃っているのですが、解説が不親切なので、本当に数学を得点源にしたい人で、質問に行ける先生がいる人向けの問題集です。ただ、しっかりこなすと相当力はつきます。これより難しい参考書は東大文系数学に限るとオーバーワークかなと思います(他の科目との兼ね合いもあるので)。
    (文Ⅰ・2年)


    数学の問題集(理系)


    『FocusGold』(啓林館)
    赤本に取りかかる前に取り組む参考書&問題集です。全3冊。定期考査レベルの基本問題から二次試験標準レベルくらいの問題を取り扱っています。このシリーズは例題とそれに対する解答が比較的分かりやすく書かれています。活用方法ですが、まずは例題を通してその分野に関わる問題の基本的な解法を身につけ、そのあと後半の入試問題を一題ずつ解いていけばいいでしょう。
    (理Ⅰ・1年)

    『東大の理系数学25カ年』(教学社)
    私が間違いなく一番使ったのがこれです。東大の数学はやはりほかの大学と比べてもレベルが高く、手の込んだ問題が多いです。自分がどのくらいのレベルの問題を解けなければならないのか、一番よくわかるのが赤本だと思います。繰り返し、解法を完璧に理解して自分で解けるようになるまで繰り返しましょう。


    『チャート式基礎からの数学(IAIIB/IIIC)』 (数研出版)
    通称青チャートです。学校で買わされて使っていたのですが、基本を押さえるにはとてもよい参考書だと思います。問題数もかなり多いですし、分野ごとにきちんと分かれているのでとても使いやすいです。受験問題を本格的に解き始める前に、チャートの問題を完璧に解けるようにしておくと良いと思います。


    『大学への数学 新数学スタンダード演習』(東京出版)
    通称スタ演です。大学への数学シリーズでは、分野別に一冊にまとめられているものもありますが、スタ演ではすべての分野について、難易度の低い問題から高い問題まで網羅してまとめてあります。基本を押さえたあと、実践形式で問題を解いてみるときに使ってみるとよいのではないでしょうか。解説が簡潔なので、わからないところは先生に聞いてみるとよいと思います。
    わたしは数学に関しては、あまり多くの問題集を使わず、一つを繰り返し解くようにしていました。多くの問題に手を出すより、繰り返し説くことで完璧に定着させる方が、効率よく数学を学べると思います。
    (理Ⅱ・2年)


    確率の問題の解き方

    確率の問題を解くうえで最も大事なのは、問題の意味や状況を正確に把握することです。
    確率の問題が解ける、というのは技術的な問題というよりは問題の状況がきちんと整理されているかどうかによると思います。
    確率が苦手な人ほど頭の中だけで考えようとしますが、複雑な問題になればなるほどそれだけでは解決しづらくなるので、問題の状況を整理するためにも図や表を書くようにしましょう。
    言葉や数式だけで説明しようとしてもうまくいかない場合も、図や表だと採点者にも分かりやすくなることが度々あります。
    問題の状況が理解できれば、あとは漸化式を立てるだけだ、だとか、Σを使って計算すればよさそう、だとかその後の方針が立ってくるので、問題解決のうえで大きな一歩となります。
    そのため、状況の理解、把握を大切にしましょう。
    (文Ⅰ・1年)

  • 【東大生がやっていた】模試の復習方法【科目別】

    【東大生がやっていた】模試の復習方法【科目別】

    模試の復習は、今の自分の状況を把握するためにも大切です。

    ここでは、東大生が勧める模試の復習方法を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。


    数学

    模擬試験を受けると解答がもらえます。まだ解いた記憶が残っているうちに復習をしましょう。
    まずは普通に答え合わせです。

    答えが合っていた問題に関しては、自分の思考プロセスと比較しながら解説を読み込みます。

    こうすることにより、自分のやり方より手間の少ない方法やテクニックが得られるはずです。

    答えが間違っていた問題や、時間の問題で手がつかなかった問題に関しては、時間制限を設けずに自力で一から解き直してみましょう。

    答えが導出できたら上記の解けていた問題のような手順を踏めばいいですし、それでもダメであれば、その理由を分析します。

    解説には、問題を解くにはどの内容の理解が必要だったのかが書かれているので、そのうち自分に欠けていたものが確認できます。そうしたら、その分野の勉強を重点的に行えばいいわけです。

    模擬試験は、受けて終わっていてはその意義の30%ほどしか達成されません。ここまで噛み砕いてようやく100%使い切ったと言えるでしょう。
    (工学部3年)


    国語

    国語の復習では主として、なぜ自分がそのような解答に至ったか本文をどのように解釈していたかどこで読みを違えたかの3点を明らかにします。

    そのためには、解答解説冊子と自身の解答の精読が必須ですが、試験時間中に自らが考えていたことを思い出させてくれるような問題冊子上のメモ書きがあれば、より捗ります。

    これらをたよりにしつつ、自身の思考回路と正解へのロジックの違いを検討してみてください。

    あなたが理解しきれていなかったところが洗い出され、そこからあなたの弱点が見えてくるはずです。
    (文Ⅱ・1年)


    世界史

    私の高校では、先生方に模試(特に世界史)で間違えたところのまとめノートを作るよう指導されていました。そのため周りの友人の多くは、間違えた問題をすべて切り貼りしたり、自分で分野別にまとめ直してカラフルなノートを作ったりしていました。

    しかし私は、あえてまとめノートは作りませんでした。

    理由は、「ノートを作っただけで覚えた気になって満足してしまうから」です。

    東大生の中にも、まとめノートを時間をかけて作っていたという人はたくさんいるので、一概には言えませんが、私は丁寧にまとめノートを作る工作の時間がもったいないと思っていました。

    なにより、まとめノートを作ることで「後でこのノートを何回も見返すから、今は完全に覚えなくても大丈夫」という気持ちを無意識のうちに抱いてしまう気がしていました。

    油断していては、センター試験直前期ともなれば、連日の模試に追われて復習の時間が取れず、見返す時間もないし覚えてもいない、ということになりかねません。

    そこで私は、模試の問題は切り貼りなどせず、模試の後すぐ短時間で見直しをして、終われば問題を捨てていました。

    そうすることで、「今を逃したらこの問題には出会えない」という意識で問題に向き合えます。

    あとで心配になったときは教科書などを見て確認すれば十分です。

    見直し•復習をするときに気をつけていたのは、

    ①正解した問題も確認する
    ②解説の冊子を読み込む

    の2点です。

    まず1点目。自信を持って答えた問題でも、特にセンター模試の場合は4択問題の残りの3つの選択肢についてもすべて目を通し、曖昧なものをなくしていきます。

    2点目。解説冊子には、実は教科書に載っていない内容がとてもたくさん書かれています。

    これは東大模試に限らず、センター模試でも言えることです。

    私はそれらをすべて、教科書の余白に書き込んでいました。

    世界史は教科書中心に勉強していたため、毎日何度も開く度に目に入り自然と記憶が定着します。

    「教科書に載っていないことまで覚えなくていいのでは?」と思うかも知れませんが、そんなことはありません。

    特に解説の冊子には、「この事件がきっかけでこれが起きた」「これは世界で初めての出来事だった」「同時代にフランスではこれが行われていた」など、世界史全体の流れを把握する上ですごく大事な情報が盛りだくさんです。

    私は、高3夏からこの教科書への書き込みを始めたのですが、よく模試に出題される内容が載っているページには、最終的に20箇所以上の書き込みがありました。

    ページをめくりすぎたあまり、半年足らずで厚さが約2倍になった教科書を受験直前に2回通読して、私は世界史の学習の仕上げとしました。

    実は私は、高3の夏まで世界史が大の苦手でした。

    それを半年という短い期間で克服できたのは、この模試の復習方法があったからだと確信しています。

    人それぞれ向いている勉強法は違うので全員にとって最適な方法とは言えませんが、頭の片隅に置いていただければ嬉しいです。


    日本史

    模試の試験中に、問題用紙に、わかった問題には◯、自信がない問題には△、分からなかった問題には×の印を付けておいて、試験後に模範解答が配られたら×と△のマークのところの解説を重点的に読み、必要なら教科書などで確認していました。
    (文Ⅰ・1年)


    物理

    数学や英語は良くても、物理の模試の復習方法がわからない人は、結構多いのではないでしょうか。

    結論からいえば、基本的に数学と同じ復習方法で良いです。

    化学と異なり、分野別で復習法を変える必要は特にないと思います。なぜなら、高校物理では、分野別で必要な能力にほとんど違いがないからです。

    解答プロセスを理解し、自分の解き方と比較しながら、思考をより試験場で使えるものにしていきましょう。

    その際、特に物理で重要となるのが解答時間とその正確さになります。

    数学と異なり、物理は本質的に数値が大切な学問なので一般に計算ミスへの採点は厳しいとされています。

    加えて、間違いが連鎖する『雪崩れ』にもつながりかねないので、プロセスを頭で整理した後、再度実際に手を動かして解答を再現するのも重要です。

    もちろん、ただ解答をなぞるだけでなく、試験場での着想時間配分も考えながら復習をしましょう。

    また、模試で苦手分野が見つかったら、重要問題集などの参考書を用いて類題を解くとより良いです。

    そのときには、「実力を確かめるんだ」という意識ではなく、「実力を伸ばすんだ」という意識で問題に取り組みましょう。
    (理I・1年)


    化学

    理論化学

    理論はとにかく計算問題が多いので計算自体にミスがなかったか、有効数字でミスをしなかったか、そもそも考え方が正しかったかということに着目して復習をしましょう。

    有効数字ミスや計算ミスについては、その人特有のミスのパターンがあるので復習ノートを作って、自分のミスのパターンを分析すると効果的です。

    分析結果をもとに、普段の演習から自分がやりがちなミスを意識していきましょう。

    考え方でミスをした時は、模範解答を読み返したりもう一度参考書に戻って類題を解いてみたりすると良いです。

    一度やったミスは二度としない、くらいの意気込みで復習をしましょう。

    無機化学

    無機は暗記が中心です。とはいえ、反応式の仕組みなどを理解するには、酸化還元や酸塩基など理論の知識も不可欠です。

    化合物の色や、実験の手順などで間違えてしまったら、図表などを用いて視覚的に覚え直すと良いです。

    化学式は覚えづらいことが多いかもしれませんが、一度ミスしたものは何回も紙に書き出して覚え直すと効果的です。

    一度ミスした知識問題はノートにまとめておくと、自分だけの資料集が出来上がって、とても使い勝手が良いと思います。

    有機化学

    対策が遅れがちな有機ですが、それはほとんどの人に当てはまることだと思います。あせらず定着させていきましょう。

    構造式や、反応物の生成でミスをしたときは、自力で系統図を書いてみて覚え直すと効果的に復習できます。

    また、有機も知識問題が多く出るので無機のところで書いたように、自分だけのまとめノートをつくると良いです

    有機に限ったことではないですが、一度解答を見て分かった気になるのではなく、自分で答案を再現することが大切です。
    (理Ⅰ・1年)